農家はつらいよ －零細メロン農家・年商1億までの奮闘記－

Uターン、Iターンでもなく、地元の農家出身の若者なのに、近所と違う戦略で仕事を進めようとするだけで、近所の同調圧力があって、精神的苦しんだ経緯が赤裸々に書かれている。読んでいて、途中で苦しくなった。しかし、今は協調できているらしい。

農家はつらいよ――零細メロン農家・年商1億までの奮闘記 (DOBOOKS) 寺坂 祐一 同文舘出版

なぜネギ1本が1万円で売れるのか

親戚からの勧めもあり脱サラ、2011年より山形県天童市にてネギ農家を始める。2014年にねぎびとカンパニー株式会社を設立。
著者の性格が半端じゃない。誰でもはまねできるものでもないが、徹底的にある分野の1番をねらう戦略。
今は、社員が幸せになれる会社をめざしているのがうらやましい。

なぜネギ１本が１万円で売れるのか？ (講談社＋α新書) 清水寅 講談社

それでも朝は来る

時間をかけたプレゼン資料
瞬殺で却下され
虚しさだけの残業帰り
からから空っぽで情けない

赤に変わった信号で足止めを食う交差点
なんてタイミングが悪いんだ
赤の点滅が減っていく
しだいに首もうつむいていく

息が途絶える寸前で
青信号で命拾い
目の前の坂は九段坂
疲れた体は足を引きずって歩き出す
なぜだなぜなんだ悔しさだけが頭を埋める

ミュージシャンの殿堂武道館
屋根のぎぼしがのぞいてる
こんなろくでなしに微笑んでいる
それでもいいんだよ
きっといいんだよ

誰かがささやく、それでも、朝は来る
眠れば、新しい朝が来る
深呼吸して空を見上げて歩き出そう