トライランダーの蔵出し写真館 第2号

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バスターミナル50 杷木

2012-09-19 22:21:00 | バス
福岡県朝倉市の「杷木」バス停。ちょっとしたバスセンター的様相になっている。
かつては営業所、後に分離子会社の両筑交通本社が置かれていた。当時は売店や乗車券販売窓口もあったが、数年前に閉鎖された後2011年に改築された。

筑紫野市から日田市へと続く国道386号線沿線にある。同沿線には朝倉街道、甘木バスセンターがある。
1908年から1940年まで二日市から甘木を経由し、杷木まで両筑軌道が運行されていた。明確な根拠は無いのだが杷木駅の跡地である可能性もある。


建物は明るくガラス張りとなっている。ベンチと自動販売機があるだけだがバスセンター的雰囲気は感じられる。


国道側から望む。高速バスと路線バスが発着し、バスの駐車スペースもある。


路線は高速が福岡(天神・博多)、日田、長崎、大分、急行朝倉街道、日田、一般路線が40・41番朝倉街道・JR二日市、無番小石原と所謂「浮羽支線」笹尾、本宮、神杉野コミュニティセンター方面がある。かつては一般路線の博多駅方面、朝倉市内の山間部黒川方面、20番西鉄久留米経由JR久留米駅行等も運行されていた。朝倉地方は福岡都市圏に分類されるが、出先機関や公共交通の管轄が久留米・筑後地区として扱われる場合も多々あり、近年まで久留米へも直通バスが設定されていた。


浮羽支線と小石原方面へのバスが並ぶ。前述の経緯から西鉄バス久留米吉井支社の管轄となった現在でも浮羽支線は杷木発着となっているが、浮羽~杷木間は公立高校の学区こそ同一ながら筑後川を隔てており流動があまりない状況である。しかも営業所~杷木間での回送便も多い。その為小石原線と分離されるか、うきは市バスに転換・路線廃止となる可能性もあるといえよう。かつて杷木を拠点とする支線には旧・甘木市の山間部へ至る黒川線もあったが、町村合併により運行区間全域が朝倉市になったこともあり、廃止、あいのりタクシーへと転換された。小石原線は運行区間が1市1村に跨ることもあり現在でも運行を継続しているが、いずれはJR大行司駅を拠点とする村営バスに転換される可能性も考えられよう。


日中は毎時2~4本も発着する高速バス。福岡方面への通学需要も見受けられた。


向かい側には朝倉市の予約制「あいのりタクシー」のバス停がある。


私立高校では日田地区の通学圏に属する。しかしながら学校運行のスクールバスが主流で、公共交通機関での通学は皆無に近い。

◎基礎データ
所在地 福岡県朝倉市杷木池田
乗り入れ事業者 西日本鉄道、西鉄バス久留米、日田バス、長崎県交通局、大分交通、亀の井バス
乗車券類 バス停前の商店で発売
連絡鉄道路線 なし
類型 鉄道代替(朝倉軌道)、地域拠点、バス乗換、高速バスターミナル 
訪問日 2012年9月19日

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