トライランダーの蔵出し写真館 第2号

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SUN Q パス 日田バスの旅3

2011-05-11 22:22:00 | バス
日田13:59発森町行は、5名ほどの乗客であったように思う。
実家に帰省するのであろうか、大荷物を持った若い男性も珍しく乗車していた。

日田街道と呼ばれる国道386号から、筑後街道と呼ばれる国道210号線へと、幹線道路を走り続ける。
ほぼ久大本線に並行しながら進みながら、天ヶ瀬駅付近で旧道へ入る。ここは車の離合も困難な狭い道をすり抜けていく。対岸は温泉郷である。

北山田付近では一旦踏切を渡り、北山田小学校へ入る。校門前には「北山田―高塚」のサボを掲げた赤バスのローザが停車していた。

小学校の敷地で転回、下校の小学生が数人乗車。運転士氏が「勉強したか?」と呼びかけるのもローカルバスらしくて微笑ましい。

小学生は広瀬までにほぼ全員が下車。その2つ先のくす温泉、塚脇で複数の乗降があった。
塚脇付近に入ると玖珠町の市街地となる。一旦豊後森駅前のロータリーへ入り、方向転換し数分走ると森町着。


森町バス停は数台が留置できる駐車場と、営業所がある。しかし営業所といっても簡単な事務所があるだけだが。

森町は江戸時代には森藩が置かれ、久留島陣屋(森陣屋)が置かれて賑わった。森藩の末裔で童話作家の久留島武彦を輩出した地でもあり、「童話の里」として町おこしが進められている。

懐かしいカエルの「コルゲン」

ひと時代前の懐かしい街並みが保存されている。

もっと滞在したかったが、公共交通機関利用の旅ゆえの悲しさ、30分後のバスを逃すともうバスは無い。
早足で街歩きの後、森町15:31発の日田バスセンター行きに乗車。先ほどと同じ赤バスであった。
帰りは天瀬を通らず、高塚廻り。こちらは勾配の急な山道を行くルートであった。

棚田の上に風力発電の風車が見える。

北山田小学校の小学生が下りた後、暫くは乗客が私1名となった。
高塚で女性2名を乗せる。運転士氏が「~さん見ないけど休みね?」等とまたしてもローカルバスならではの会話が始まる。

中川駅前からは往路と同じルートになり、16:34日田バスセンター着。

そして17:00日田バスセンター発、福岡天神行で帰路に就く。
日田バスオリジナル塗装の高速車で、今日初めて自動放送を聞く。西鉄バスと同じ声で、「♪ ピンポーン 本日も、日田バスをご利用いただき~」と、社名以外は西鉄高速バスと全く同じであった。
本数の多さからも伺えるように、乗客は10名を超えていた。日田インターからも数名乗車。
高速小郡大板井で下車の予定であったが、で杷木で一般路線バスに乗り換えられることが判明し、慌てて下車。