飲食居抜きソムリエ  山田 茂  飲食を辞める始めるときのブログ                 

飲食店を希望を持って始めたり順調に多店舗化したり、内装設備に費用がかなり掛かります。その投資を回収できます。

4.定期借地借家アドバイザー 15

2017-03-21 10:42:51 | 定期借地借家アドバイザー

    

空き地・空き家は
定借でイノベーションえを起こせ 

     

    世界半導体製造装置  new 
    中国が世界第3位の市場に 1/2

      SEMIが半導体製造装置(新品)の
           2016年世界総販売額を発表した。
           販売額は対前年比13%増の412億4
           000万ドルとなり、中国が世界第3
           の半導体製造装置市場へと成長した。

           SEMIは2017年3月13日(米国時間)
           、WWSEMSによる半導体製造装置
         (新品)の2016年世界総販売額を発
           表した。販売額は対前年比13%増の
           412億4000万ドルとなり、2016年
           の受注額も対前年比24%とこちらも
           前年を上回った。エレクトロニクス
    製造サプライチェーンの工業会であ
    るSEMIには2000以上の企業が所属
    しており、市場調査レポートの1つ
    として、半導体製造装置の受注額・
    出荷額を世界7地域と22の装置カテ
    ゴリーに分類した「WWSEMS(W
    orldwide Semiconductor Equip
    ment Market Statistics:世界半
    導体製造装置市場統計)」を発行
    している。
           (次回に続く)

 

         地方の焼酎が     new
     10年後に世界一に  最終回12

    川辺のような地産地消の発想

    球磨焼酎に限らず、日本には高い
    酒造技術が多くある。にもかかわ
    らず、「日本酒ツーリズム」や「
    焼酎ツーリズム」は、その勇まし
    いかけ声ほど定着していない。実
    はそこに欠けていたのは、技術う
    んぬんや観光PRうんぬんではなく
    、川辺のような「その土地にしか
    ないものへのこだわり」ではない
    のか。
    現在も川辺は年間でフタケタ成長
    と順調に推移しており、有名なレ
    ストランやバーからの問い合わせ
    も増えているという。人吉球磨が
    ボルドーのように、海外からの観
    光客が酒蔵めぐりに押しかける日
    もそう遠くないのかもしれない。
    (今回最終回有り難うございます)

 

     地方の焼酎が     
      10年後に世界一に 連載 11

      値産地消の本当の意味

      「あなたは岩手の風土の素晴らしさ
          を説明しているのに、なぜ他県の酒
          米を使っているのか」(2015年9月
          1日 朝日新聞)
          その言葉に衝撃を受けた蔵元は現在、
          地元の農家と契約栽培を始めて地元
          の米を使った酒を輸出の主要銘柄に
          しているという。その蔵元の方はこ
          んなことをおっしゃっている。
         「世界に出て行くには、世界で飲ま
          れているワインの常識は避けて通れ
          ない。原点に回帰し、地元農家が一
          生懸命作った米と、土地の水で造る
          酒で海外に挑戦していきたい」
         (同上)
        川辺の味が海外の一流の酒造関係者
          たちをうならせたのは、この酒造り
          が世界で飲まれている酒の常識にも
          とづいているからだ。地産地消とい
          うと、どうしても日本では地域のも
          のを地域の人間がいただく、みたい
          なミニマムな話になりがちだが、土
          地に恵みをもたらすおいしい水と、
          その水が育んだ土地の原料を用いて
           、その土地特有の気候の中で酒をつ
          くるというのは、実は世界で戦うう
          えで大きな「強み」になるのだ。
          そこを見事に打ち出すことに成功し
          たという意味では、川辺はまだまだ
          多くのポテンシャルを秘めている。
         「球磨焼酎」の積み重ねられた技術、
         それを生み出す地域の美しい自然、
          伝統、歴史は、ボルドーワインにも
          決してひけはとらないからだ。
         (次回最終回お楽しみに)

 

 

        地方の焼酎が     
    10年後に世界一に 連載 10

   地産地消的なコンセプトは
   必要不可欠

   まったく同感である。堤社長がお
   っしゃることは、フランスのワイ
   ンづくりにおける「テロワール」
   そのものだからだ。「その土地な
   らではのもの」という意味で、ワ
   イン生産者はテロワールを重要視
   する。だから、世界的なフランス
   ワインの産地では、醸造所周辺の
   畑で取れたブドウを使い、土壌や
   気候、シャトーやドメーヌという
   作り手の質も含めて、その土地に
   あるさまざまな強みをまるっとワ
   インにパッケージングする。その
   土地にしかないものでつくるので
   ブランドになる。その唯一無二の
   価値があるので、ボルドーなどの
   産地にはワイン愛好家だけではな
   く、世界中から観光客が訪れる。
   いわゆる、「ワインツーリズム」
   だ。そんなの常識でしょ、と思う
   かもしれないが、実はこの常識
   は日本ではまだそれほど浸透し
   ていない。例えば、岩手県二戸
   市で、「南部美人」という日本
   酒をつくっている蔵元は、製品
   を米国へ輸出し始めたとき、ニ
   ューヨークのソムリエからこん
   な指摘を受けたという。
   (次回に続く)

 

 

    地方の焼酎が     
   10年後に世界一に  連載 9

   国内外への戦略商品

   かくして地産地消を目的に生まれ
   た限定商品は、全国展開だけでは
   なく海外市場への訴求もできる「
   戦略商品」になったというわけだ
   。ただ、堤社長が川辺にかける思
   いは自分たちの会社のビジネスだ
   けではない。
  「世の中ではまだ『球磨焼酎』と
   言われてもピンとこない人が圧倒
   的に多い。川辺を通じてまずは米
   焼酎を知っていただき、この地域
   に昔ながらの28の酒蔵があるこの
   地域に足を運んでもらいたいんで
   す」(堤社長)
   実は川辺のラベルには、球磨焼酎
   の言葉はない。「純米焼酎」と記
   されている。九州ならば、球磨焼
   酎といえば消費者は想像がつくが
   、全国展開するうえではよく分か
   らないことになる。そこで、球磨
   焼酎の普及を務めたいものの、ま
   ずは商品を手にとってもらうため
   に、熊本の米焼酎を全面に出さな
   い苦渋の決断をしたのだ。川辺を
   入り口に、まずは球磨焼酎を知っ
   てもらいたい――。それは同時に
   、復興へ向けて着実に歩みを進め
   る熊本の「PR」にも役立つはずだ
   、と堤社長は信じている。
   「水がおいしい地域はいろいろあ
   ると思いますが、熊本市内の水道
   はほとんど地下水で、蛇口をひね
   ればミネラルウオーターがでると
   いう贅沢(ぜいたく)な県。そん
   な熊本をPRするために、私たちに
   できるのはやはり地元の水と米で
   つくったこの川辺を打ち出してい
   くことだと思うんです」(堤社長)
  (次回に続く)

 

 

     地方の焼酎が     
    10年後に世界一に  連載 8

      「川辺」にかける思い

      いずれにせよ、きれいな水、それ
        を使ったブランド米を原料にして
        いる酒はほかにあるかもしれない
        が、それを扱う杜氏の技術に「1
        00年の継承」があるのは、繊月酒
        造だけの強みである。最高の材料
        を最高の杜氏が扱えば、最高の焼
        酎として、この地域以外の人々に
        評価してもらえるのではないか。
        狙いは当たった。全国展開した川
        辺は口コミで徐々に広がり、海外
        にも輸出。ニューヨークでも50店
        舗を超すレストランで扱われるよ
        うになった。その勢いを象徴する
        かのように、「BEST OF SHOC
        HU」の栄冠に輝いたというわけ
        だ。「受賞のニュースが流れた翌
        日に売り上げが2倍になって、そ
        の後も3倍くらいになりました。
        ちょうど大手コンビニチェーンか
        ら扱いたいというお話があったの
        で、増産体制を進めていたのでな
        んとか対応できましたが、瓶は間
        にあわず、通常と違う瓶で3カ月
        ほど対応しました」(堤社長)
        (次回に続く)

 

 

        地方の焼酎が     
    10年後に世界一に  連載 7

   技術の継承に正社員化

   日光東照宮など全国の文化財の補
   修を手がける「小西美術工藝社」
   の経営を立て直したデービッド・
   アトキンソン氏が着手した改革の
   ひとつが、「職人の正社員化」で
   ある。なぜかというと、ゴールド
   マンサックスのアナリストだった
   アトキンソン氏が、300年続くこ
   の会社が経営危機に陥った原因を
   分析したところ、「技術の継承が
   なされていない」という問題が浮
   かび上がった。伝統工芸の職人は、
   基本フリーランスだ。安定はして
   いないが、需要が多い時は後継者
   もやって来た。しかし、現代のよ
   うに需要が少なくなると、生活の
   不安から若者が門を叩かない。そ
   こに加えて、昔よりも日本人の寿
   命が延びたことで、ベテラン職人
   の引退はなかなかない。つまり、
   仕事の絶対量が減っているところ
   に加えて、「席」もなかなか空か
   ないので後継者が育たないという
   わけだ。そうなると当然、技術の
   継承ができるわけがないので、い
   かに老舗といえど、仕事の「質」
   が落ちていく。そこで、職人をす
   べて正社員化して、ある程度の年
   齢の方はそれ以上、給料が上がら
   ないようにしてその分を人材育成
   にあてるようにしたのだ。すべて
   は「技術」を守るためだ。つまり、
   このような現代の伝統文化の現場
   で噴出している技術継承の問題を、
   既に100年以上前に、繊月酒造の
   初代社長は予見していたことにな
   る。恐ろしいほどの先見性だ。
   (次回に続く)

 

 

   地方の焼酎が     
    10年後に世界一に  連載 6

    酒造業界の中で画期的な発明

   とはいえ、水がきれいで米がうま
   い、というのはなにも人吉球磨地
   域だけではない。国交省だけでは
   なく、環境省も河川の水質を評価
   しているため、「清流日本一」を
   うたう河川も日本全国にある。同
   様に、我こそは日本一の米をうた
   う地域も多い。にもかかわらず、
   堤社長が「勝機」を感じたのは、
   積み重ねてきた「技術」への絶対
   的な自信があるからだ。
   実はこの繊月酒造は球磨焼酎の世
   界だけではなく、日本の酒造業界
   の中でも画期的な発明をしている。
   それは「杜氏の正社員化」である。
   酒造に詳しい方はご存じかもしれ
   ないが、杜氏はそもそも仕込みの
   時期だけ蔵に招へいされる職人集
   団である。近代になってもそれは
   変わらず、地域には杜氏組合がつ
   くられ、人不足や技術が途絶えそ
   うな蔵に派遣された時代もあった。
   しかし、繊月酒造は違った。初代
   社長が酒蔵を立ち上げた明治時代
   から、杜氏を「専属」として抱え
   込む、というかなり珍しい形態を
   とったのである。そのような「社
   員杜氏」は綿々と続き、現在は6
   代目となっている。
   「仕込みの時期だけ招く杜氏だと、
   その蔵の味を後世に受け継ぎ守っ
   ていくことができません。そこで、
   社員として安定した環境の中で、
   蔵の味を受け継いでいこうと考え
   たようです」(堤社長)
   正直、この発想はすごいと思った。
   (次回に続く)

 

 

     地方の焼酎が     
    10年後に世界一に  連載 5

        10年連続のトップランクの水

         川辺は2007年、人吉市に隣接した
         相良村の米生産者たちから「地元
         の米と水をつかった焼酎をつくっ
         たらどうか」という提案をうけて
         開発された限定商品。つまり、も
         ともと地元の人々を対象とした「
         地産地消品」が、全国で展開する
         有名ブランド焼酎を押しのけて、
        「世界一」の座まで獲得してしま
         ったという構図なのだ。なぜそん
         な驚くような事態が起きたのか。
         実はその最大の立役者が堤社長で
         ある。福岡の広告代理店を辞め、
         父の後を継ぐために繊月酒造へ入
         社した際に彼女は、川辺を地域限
         定商品にとどめておくことがもっ
         たいないと強く感じたという。「
         銘柄にもなっている川辺川は国交
         省の水質調査で10年連続でトップ
         ランク、『最も良好』に選ばれて
        おり、夏は大量の蛍を見ることが
        できる場所としても知られていま
        す。原料の米はその水で育った相
        良村のブランド米『清流相良米』
      (ひのひかり)、ここまで胸を張
        って原料が言える焼酎は今の日本
       でもそんなにありません」
       (堤社長)
        (次回に続く)

 

      地方の焼酎が     
    10年後に世界一に  連載 4

   ガチのティスティングで一番

   「この品評会は、ジャーナリスト、
   ソムリエ、パブやバー経営者、ま
   た蒸留酒製造業者などがブライン
   ドティスティング(銘柄を伏せて
   酒を味わう)でポイントをつける
   審査方法と聞いてますので、そう
   いう意味では、単純においしい
   と評価していただいたのではない
   かと思っています」この手の品
   評会では、出品者がお酒の特徴
   などをプレゼンし、背景を聞い
   たうえで審査員たちがテイステ
   ィングをしていく審査方法もあ
   るが、ガチで「味」だけの評価
   だというのだ。「そりゃすごい
   !」と身を乗り出す方も多いか
   もしれないが、この川辺がすご
   いのはそれだけではない。「実
   はこの商品は今から10年ほど前
   に、地域の米農家さんたちから
   提案をうけ、『地産地消』を目
   的としてつくられたものなんで
   す」(堤社長)
   (次回に続く)

  

 

   地方の焼酎が     
  10年後に世界一に  連載 3

  地産地消品が「世界一」
  の座を獲得

  米国の品評会とはいえ、国内の大
  手焼酎メーカーも多くエントリー
  している。東京の焼酎バーなんか
  じゃ一杯1000円近い値もはるブ
  ランド焼酎の名もある中でこう言
  っては失礼だが、お世辞にも全国
  区とはいえない川辺がなぜ「BES
  T OF SHOCHU」に輝くことがで
  きたのか。なにか他の本格焼酎と
  は異なる特別な製法でもあるのか。
  テレビドラマ『相棒』の杉下右京
  ではないが、細かいところがどう
  しても気になってしまう性格なの
  で、その疑問をスタッフの方に投
  げかけたところ、四代目社長の堤
  純子さんが丁寧に対応をしてくれ
  た。
  (次回に続く)

 

 

  地方の焼酎が     
  10年後に世界一に  連載 2

  川辺ブランド世界一に

    聞けば、繊月酒造の焼酎蔵は見学
      ができるという。観光客用の足湯
      なんかも併設されているので、長
      距離運転の休憩がてらフラリと立
      ち寄ったところ、思わぬ発見があ
      った。なんと「世界一の焼酎」が
      売られていたのだ。それは「川辺
      」という銘柄だ。案内の方が丁寧
      な説明をしてくれる酒造見学を終
      え、試飲場へ行くと、売店の一角
      に大きくディスプレイされていた。
      そこへ近づいてみると傍には、「
      ロサンゼルス ワイン&スピリッツ
      コンペティション」という品評会
      の焼酎部門で、2013年に金賞に
      輝いたとして、賞状とメダルが飾
      られている。この品評会は、世界
      最大規模のワイン品評会IWC(イ
      ンターナショナル・ワイン・チャ
      レンジ)などと並ぶポピュラーな
      もので、80年近い歴史を誇ってお
      り、2013年から焼酎部門が新設
      された。つまり、川辺は初代チャ
      ンピオンというわけだ。いや、そ
      ういのは「モンドセレクション金
      賞」みたいにわりと簡単にとれる
      んでしょ、と思う人もいるかもし
      れない。確かに、この品評会の焼
      酎部門にも原料ごとに金賞がもう
      けられているものの、この川辺は
      その金賞グループ内の頂点にあた
      る「BEST OF SHOCHU」に輝い
      ているのだ。
      (次回に続く)

 

 

      地方の焼酎が     
  10年後に世界一に  新連載1

   米焼酎一筋115年の老舗    

       先日、所用で熊本県人吉市(ひと
       よしし)を訪れたところ、街灯や
       飲食店など町のいたるところに「
       繊月」(せんげつ)という看板が
       あることに気付いた。繊月とは三
       日月よりもさらに細い月の意で、
       看板にその繊月のイラストも描か
       れている。「はて? 仙台の『萩
       の月』みたいな銘菓かなにかかし
       ら」と、地元の方にうかがったと
       ころ、「球磨焼酎」のひとつで、
       ここいらではかなり人気の銘柄だ
       と教えてくれた。ご存じない方も
       いると思うが、球磨焼酎とは、人
       吉球磨地域でつくられる米焼酎。
       現在、日本では数多の本格焼酎が
       乱立しているが、WTO(世界貿
       易機関)から地域名をうたうこ
       とを許されているのは、芋から
       つくられる「薩摩焼酎」、麦か
       らつくられる「壱岐焼酎」、タ
      イ米からつくられる「琉球泡盛」
       、そして米からつくられる「球
       磨焼酎」の4ブランドしか存在
      しない。現在、球磨焼酎を名乗
      ることが許される酒蔵は地域に
      28あるが、その多くは時代の流
      れで米焼酎だけではなく、麦焼
      酎や芋焼酎なども製造している。
     そんな中で、繊月を製造している
    「繊月酒造」は創業115年という
     老舗ながら、米焼酎一筋を貫いて
  おり、そういうブレない姿勢も
  地元のファンから愛されている
  所以(ゆえん)らしい。
              窪田順生 ITmedia
  (今回新連載です)

 

 

                 フランスがIoTで  new
        日本より先行  最終回 10

      日本がIoT市場で生き残るには

      今後、こういったスペースやイン
      フラが、ハードウエアスタートア
      ップが生まれるための良い土壌と
      なるはずだ。土壌づくりは進んで
      いるものの、日本にはそもそもス
      タートアップの数が少ないだとか、
      機能しているハードウエアアクセ
      ラレーターが少ないだとか、まだ
      まだ問題は多い。「正直、日本に
      はまだハードウエアスタートアッ
      プが少ない。フランスがスタート
      アップの量で勝負してくるなら、
      日本は質で勝負したい。ただ、量
      が質を生むことも事実なので、量
      を増やす取り組みも積極的に続け
      ていきたい」と小笠原氏は言う。
      また、フランスの例を見ていると、
      こうした取り組みが世間に知られ
      ることも大切であることがわかる。
      こうしたメディアを通じた発信も
      業界を盛り上げるためには必要だ。
      スタートアップ、大企業、政府、
      メディア、そして私たち自身が協
      力しあい「空気感」をつくってい
      くことこそが、日本のIoTムーブ
      メントをつくっていくことにつな
      がるはずだ。
      (今回最終回有り難うございます

 

       フランスがIoTで  
       日本より先行   連載  9

     旗振り役は誰でもよい

             フランスの場合は、そのコミュニ
             ティづくりを国が促進する仕組み
             がうまくいっただけであり、その
             旗振り役が必ずしも政府でなくて
             も良いということだ。日本でもそ
             ういったコミュニティづくりは進
             められている。DMMが運営する
            「DMM.make AKIBA」は、モノ
             づくりのためのコワーキングスペ
             ースだが、そういったコミュニテ
             ィの形成を促す役割も期待して設
             立された。ここには、日本にある
             ハードウエアスタートアップが集
             い、投資家や官僚が視察に来るよ
             うなエコシステムが整いつつある。
             シャープではスタートアップ向け
             に、大手メーカーの開発現場や量
             産体制のプロセスを学ぶ合宿「Io
             T.make Bootcamp」を3カ月に
             1度開催している。スタートアッ
             プにプロダクトの量産方法を学ん
             でもらい、新しい製品が世に出て
             いくまでのサポートを行っている。
             さくらインターネットでは、メー
             カーやスタートアップ向けに、Io
             Tインフラのことを気にせずにモ
             ノ及びサービスづくりに集中でき
             る「さくらのIoT Platform」の提
             供を開始した。
             (次回最終回お楽しみに)

 

               フランスがIoTで  
       日本より先行   連載  8

              支援政策が浸透してない

             そんな日本の現状を、日本で唯一
             と言っても過言ではないハードウ
             エアアクセラレーターであるABB
             ALab代表の小笠原治氏はこう分析
             する。「日本政府もちゃんとスタ
             ートアップ支援政策を打ってはい
             るのだが、それがキャッチーに見
             えないというのが大きな問題。だ
             からリーチすべき人たちに知られ
             ていない」。また、小笠原氏は「
             そもそも、政府の支援が必須とい
             うより、スタートアップが投資家
             と出会えたり、官僚とスタートア
             ップが結びついたりするようなコ
             ミュニティを育てていくことが重
             要」とも指摘する。
             (次回に続く)

 

            フランスがIoTで  
     日本より先行   連載  7

    支援だけなら日本も負けていない

    このような取り組みを見ていると、
    圧倒的にフランスがリードしてい
    るように見えるが、国の支援だけ
    なら日本も負けていない。
    政府は昨年度より、2020年まで
    に日本のスタートアップを世界進
    出させることと、大学・研究機関
    の研究成果の事業化や、大企業と
    のオープンイノベーションの推進
    を目的とした「ベンチャーチャレ
    ンジ2020」という支援プログラ
    ムを開始している。政府からの支
    援額も数百億円程度と他国に大き
    く劣っているわけではない。福岡
    市では、フレンチテックが発行し
    ているようなスタートアップビザ
    も導入されている。
    (次回に続く)

 

     フランスがIoTで  
     日本より先行   連載  6

     いろいろなコラボを推進

            フレンチテックでは、世界中のテ
            クノロジー企業が多い都市にハブ
            となる「フレンチ・テック・ハブ」
            を創り、その都市の企業とフラン
            スのスタートアップのコラボレー
            ションや、その都市のスタートア
            ップとフランスの企業とのコラボ
            レーションを促進する取り組みを
            進めているようだ。また、昨年度
            には、スタートアップの創業者や
            従業員、およびその家族をサポー
            トするビザ「フレンチテック・ビ
            ザ」の発行をスタートさせ、フラ
            ンスのスタートアップムーブメン
            トに大いに貢献している。実際、
           「フランスのテクノロジースター
            トアップの海外進出を推進する」
             という目的どおり、フレンチテ
             ックの雄鶏のシンボルマークは
             CESの会場でも数多く見かけた。
    (次回に続く)

 

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