飲食居抜きソムリエ  山田 茂  飲食を辞める始めるときのブログ                 

飲食店を希望を持って始めたり順調に多店舗化したり、内装設備に費用がかなり掛かります。その投資を回収できます。

4.定期借地借家アドバイザー 29

2018-08-10 10:34:46 | 定期借地借家アドバイザー

空き地・空き家は
    定借でイノベーションえを起こせ 

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           LINEペイ「客にも店にも無料」を
    貫く理由      連載  2     new

           国内決済金額は、2.5倍に拡大

           LINE は2014年12月、スマホ決済
           サービス「 LINE Pay」を開始した
           。 現在はタイや台湾でも展開して
           おり、グローバルでの 月間流通総
           額は 1250 億円に及ぶ。スマホア
           プリでQRコードを読み込む方法で
           、国内での決済金額は昨年比で2.5
           倍と成長が続いている(いずれも2
           018年5月時点)。6 月には利用者
           向けにポイント付与率拡大、 加盟
           店向けには 決済手数料の一部無料
           化など、 大胆な施策を複数発表し
           た。8 月に入り、サービスへの反
           映が本格化、消費者や小売店への
           猛アピールが始まっている。
           (次回に続く)

 

 

    LINEペイ「客にも店にも無料」を
    貫く理由   新連載  1   

           手数料3年間ダダ

           クレジットカードや電子マネーな
           ど、家計消費に占める「キャッシ
           ュレス比率」がわずか18%(201
           5  年、経済産業省)という現金大
           国・日本。この比率が4~5割に達
           する国も少なくない中、政府は訪
           日客対策を兼ね、2025  年までに
           同比率を40%へ、さらに中長期で
           80%へと高める目標を掲げる。こ
           こに新たな商機を見いだす企業は
           少なくない。その先頭に立ってい
           るのが、スマートフォン向けメッ
           センジャーアプリ国内最大手のLI
           NEだ。
                 長瀧菜摘 東経記者
    (今回新連載です)




     なぜ「スーツみたいな作業着」を
      作って、しかも売れているのか
            最終回 12 new


    パリコレに出れるかも

    土肥: ということは、次は海外
    ? ま、さすがにそれはないです
    よね。
    中村: いえ、実はそういった話
    がありまして。まだ具体的なこと
    は言えないのですが、ニューヨー
    クのファッションブランドとコラ
    ボするかもしれません。
    土肥: えーっ!
    中村: 私たちも「えーっ!」と
    いった感じだったのですが、ファ
    ッション界の歴史を見ると、作業
    着発のブランドってたくさんある
    んですよね。ジーンズもそもそも
    は作業着だったわけですし。当社
    の機能性と、ファッションブラン
    ドのデザイン性をうまく掛け合わ
    せることで、これまでになかった
    モノを提供できればなあと。3年
    後にはパリコレ(パリ・コレクシ
    ョン)に出ることができれば!!。
    土肥: ちょ、話が広がりすぎの
    ような気もしますが、この勢いだ
    と実現できるのではという気もす
    る(不思議)。最後の質問です。
    スーツ型作業着のコンセプトは「
    デートにそのまま着て行ける」と
    いうことですが、実際に着て行っ
    て「彼女ができた」といった成功
    事例はあるのでしょうか?
    中村: はっ、い、いまのところ
    、そういった話は聞いていません。
    (今回最終回有り難うございます)

 

 

    なぜ「スーツみたいな作業着」を
    作って、しかも売れているのか
            連載 11 

   海外ブランドと
   コラボできるかも

   土肥: スーツ型の作業着は世界
   初ということですが、ちょっと意
   外に感じたんですよね。どこかの
   アパレルメーカーか作業着メーカ
   ーがすでにつくっているのかと思
   っていました。
   中村: 現場で作業する人は作業
   着、事務や営業をする人はスーツ
   といった“固定観念”があったから
   ではないでしょうか。そこを融合
   させるような考えがなかったかも
   しれませんし、そもそも作業着を
   カッコよくしようという人が少な
   かったのかもしれません。
   土肥: 失礼な話になりますが、
   ここまで売れるとは想像していな
   かったのでは?
   中村: 全く想像していませんで
   した。繰り返しになりますが、そ
   もそもは社内用につくりました。
   スーツ型作業着を着ている職人の
   姿を見て、「自分も着たい」「欲
   しい」といった声が増え、法人に
   、そして個人に広がったといった
   流れです。
   (次回最終回お楽しみに)

 

   なぜ「スーツみたいな作業着」を
   作って、しかも売れているのか
            連載 10 

        メディアの反響に不安感じる

        土肥: メディアで記事を書いて
        いると、批判されることは頻繁に
        あるんですよね。「ドイめ、また
        しょーもない記事を書きやがって
        」といった感じで。オアシススタ
       イルウェアは 作業着を製造・販売
        しているわけですが、メイン事業
        は水回りですよね。いわゆる  “炎
        上”  には慣れていなかったのでは
        ないでしょうか?
        中村: 全く経験したことがなか
        ったので、ものすごく不安を感じ
        ました。ただ、誤解してほしくな
        いのは、スーツ型作業着がすべて
        の現場に適しているわけではない
        ということ。例えば、ビルを建て
        るために足場を組んで……といっ
        た作業強度の高いところでは向い
        ていないかもしれません。一方、
        作業強度が低くて、接客すること
        もあるといったところでは、向い
        ているかもしれません。
        (次回に続く)

 

   なぜ「スーツみたいな作業着」を
   作って、しかも売れているのか
            連載 9 

   想定外だった

   土肥: 法人だけでなく、個人向
   けにも販売したわけですが、この
   話はどうしても聞かなければいけ
   ません。ECサイトで販売したとこ
   ろ、さまざまな声がありましたよ
   ね。
     中村: 「こういうモノを待って
   いました」「買います。ありがと
   うございます」といった好意的な
   声がある一方で、「中途半端でカ
   ッコ悪い」「作業着をバカにして
   いるのか」といった批判的な声も
   たくさんありました。
    土肥: スーツ型の作業着を販売
    するだけで、なぜ文句が出てくる
   のか。ワタシもちょっと理解でき
   なかったのですが、会社としてこ
   ういう声が出てくるのは想定して
   いたのでしょうか?
     中村: いえ、全く考えてもいま
   せんでした。当社としては、新し
   い選択肢として「こういうモノを
   つくりました。いかがでしょうか
   ?」といった気持ちで販売してい
   たのですが、いろいろな声をいた
   だきまして。
   (次回に続く)

 

 

   なぜ「スーツみたいな作業着」を
   作って、しかも売れているのか
            連載 8 

   好意的な声がある一方で、
   否定的な意見も

   土肥: まず法人向けに販売した
   ということですが、どのような仕
   事をしている人が着ているのでし
   ょうか?
   中村: さまざまな業界で着てい
   ただいているのですが、例えば、
   マンションの管理人。管理人の仕
   事は清掃などのほかに、住民との
   コミュニケーションもとらなけれ
   ばいけません。作業と接客の仕事
   があるので、スーツ型作業着は使
   い勝手がいいのかもしれません。
   このほかに、建築現場の責任者が
   着用しているケースも多いですね
   。現場での作業だけでなく、取引
   先などとのコミュニケーションを
   とらなければいけないので、見た
   目がスーツに見える作業着は適し
   ているのかもしれません。
   (次回に続く)

 

   なぜ「スーツみたいな作業着」を
   作って、しかも売れているのか
            連載 7 

   企業や個人の問い合わせに答えて

   中村: スーツを着ているような感
   じになるので、「意識が変わった」
   といった声がたくさんありました。
   以前の作業着を着用していたころは
   、多少の寝グセが付いていても、気
   にせずにそのままで作業をする人が
   いましたが、いまは違う。ジャケッ
   トを着ているので、「身だしなみは
   きちんとしなければいけない」とい
   った声が出てきました。研修で身だ
   しなみを学ぶよりも、服を変えるほ
   うが効果あるかもといった話をして
   いたなかで、驚くことがありました
   。スーツ型作業着を着ている職人の
   姿を見て、「なにあれは?」「どこ
   で売っているの?」「自分たちも着
   たい」といった声をたくさんいただ
   くようになりました。当初は社内用
   だったのですが、他社からの問い合
   わせがあったので、じゃあ販売して
   みるかとなりました。驚くことは、
   まだありました。作業着を着るのは
   仕事をするときなので、法人向けに
   販売していればいいよねと考えてい
   たのですが、個人からの問い合わせ
   もいただくことに。「欲しいので売
   ってください」「どこで買えるので
   すか」といった声をたくさんいただ
   いたので、2018 年3月にECサイト
   で発売しました。
   (次回に続く)

 

   なぜ「スーツみたいな作業着」を
   作って、しかも売れているのか
            連載 6 

   何度も改良を重ねて

     中村: 生地が決まったので、試作
   品をつくりました。ただ、改良する
   点がたくさんあったんですよね。例
   えば、職人はポケットに工具などを
   入れて、その状態で作業をする。ポ
   ケットに強度がなければいけないの
   に、試作品では弱かった。というこ
   とで、底が破れないように補強する
   ことに。このほかにも、さまざまな
   点を改良しました。しゃがんだとき
   にストレスを感じることがないよう
   にしたり、腕をまくりやすいそでに
   したり。「スーツ型にしたことで、
   作業がしにくくなった」となってし
   まっては意味がないので、職人の声
   を何度も何度も聞いて、何度も何度
   も改良を重ねて、完成させることが
   できました。
   土肥: 職人からはどんな声があり
   ましたか?
   (次回に続く)

 

 

   なぜ「スーツみたいな作業着」を
   作って、しかも売れているのか
            連載 5 

    職人の声を聞いて、
    何度も改良

   土肥: 繰り返しになりますが、
   会社は水道工事やメンテナンスな
   どを行っているんですよね。実際
   につくるとなると、いろいろな苦
   労があったのではないでしょうか
   ?
     中村: 職人は水回りの作業を行
   うので、防水、速乾、伸び縮みな
   どができる素材でなければいけま
   せん。また、毎日家庭の洗濯機で
   洗えるようなモノでなければいけ
   ません。生地サンプルは100種類
   以上取り寄せて、どれがいいのか
   吟味しました。結果、採用したの
   はスポーツウェア向けのモノにし
   たんですよね。
    土肥: 一般的な作業着はゴワゴワ
    していて硬いといったイメージがあ
    りますが、スーツ型作業着はしなや
   かな感じですよね。
   (次回に続く)

 

   なぜ「スーツみたいな作業着」を
   作って、しかも売れているのか
            連載 4 

        仕事着でデートに行ける

        中村: 次に、アイデアを出して
        いきました。ハーフパンツがいい
        のではないか、ストリート系のつ
        なぎがいいのではないかなど。あ
        あでもない、こうでもないと言い
        ながら議論を重ねていったのです
        が、理想とするカッコイイ作業着
        にはたどり着けませんでした。こ
        のままではいけないということで
        、女性開発チームを立ち上げて、
        彼女たちが考えることに。そこで
        もさまざまなアイデアが出てきて
         、そのなかで「仕事が終わって、
        そのままの服装でデートに行ける
        。一緒に歩きたくなるようなモノ
        はどうか」という意見がでました
        。仕事が終わって、作業着のまま
       でデートに行けるようなモノとは
        何か。デートをしている男性の服
        装を見ると、スーツやジャケット
        を着ている人が多い。「じゃあ、
        スーツはどうか」という話になっ
        て、つくってみることになりまし
        た。
        (次回に続く)

 

 

   なぜ「スーツみたいな作業着」を
   作って、しかも売れているのか
            連載 3 

    スーツ型作業着を開発したきっかけ

   土肥: 2018 年 3月、スーツみた
   いな作業着「ワークウェアスーツ」
   を発売したところ、売れに売れてい
   るそうですね。作業着なのにスーツ
   に見える服ってありそうでなくて、
   自社で調べたところ「世界初」だそ
   うで。マンションやビルの水道工事
   を行う会社なのに、なぜこのような
   商品を開発することになったのでし
   ょうか?
   中村: 会社の創立10周年を記念し
   て、「職人のユニフォームをリニュ
   ーアルしようよ」となりました。当
   時の作業着はブルゾンタイプで色は
   ネイビー。ザ・作業着といった感じ
   でどこにでもあるようなモノを着用
   していたのですが、オシャレでカッ
   コイイ制服をつくることで、「働く
   意識を向上させることはできないか
   」「若者の採用につなげることはで
   きないか」と考えました。ただ、当
   社は作業着をつくったことはありま
   せん。なにから手をつけていったら
   いいのかよく分からかったので、と
   りあえず作業着のカタログを見るこ
   とに。何冊か見たものの、オシャレ  
   なモノはなかったんですよね。これ
   まで着ていたザ・作業着ばかりで、
   既存のモノから選ぶことができませ
   んでした。既製品でいいモノがなけ
   れば、「じゃあ、いっそのこと自分
   たちでつくろうか」となりました。
   (次回に続く)

 

 

   なぜ「スーツみたいな作業着」を
   作って、しかも売れているのか
            連載 2 

   SNS上で賛否両論

         ありそうでなかった服はどこがつ
         くっているのか。スーツブランド
         でもなく、作業着メーカーでもな
         い。マンションや水道工事メンテ
         ナンスを行うオアシスソリューシ
         ョンのグループ会社「オアシスス
         タイルウェア」である。現場で培
         ったノウハウを生かして完成させ
         たというが、スーツも作業着もつ
         くったことがない会社が、どのよ
         うにして商品を開発したのか。も
         うひとつ避けて通れない話がある
          。スーツ型作業着を発売したとこ
         ろ、ネット上ではさまざまな声が
         飛び交った。「面白い。欲しい」
         「現場で着たい」といった好意的
         な意見があった一方で、「スーツ
         に見せる必要があるのか」「絶妙
         にダサい」といった否定的なコメ
         ントも広がった。SNSを中心に火
         がついたわけだが、そのときオア
         シススタイルウェアはどのような
         ことを考えていたのか。同社の中
         村有沙社長に話を聞いた。聞き手
         は、ITmedia   ビジネスオンライ
         ンの土肥義則。
         (次回に続く)

 

   なぜ「スーツみたいな作業着」を
   作って、しかも売れているのか
           新連載 1 

   予想の5倍以上売れる

   作業着に対して、どのようなイメ
   ージを持っているだろうか。「カ
   ッコ悪い」「汚そう」「身だしな
   みがちょっと……」といったネガ
   ティブなイメージを持つ人が多い
   かもしれない。そうした考えをひ
   っくり返す作業着が登場して、話
   題になっていることをご存じだろ
   うか。スーツのようなデザインの
   「  WORK WEAR SUIT(ワーク
   ウェアスーツ )」(上下セット:
   税別 1万 9800 円~)を発売した
   ところ、直後 1カ月の売り上げは
   単月目標の5 倍以上に。その後も
   売れに売れ、いまも品薄状態が続
   いている。
                         土肥義則 ITmedia
        (新連載です)

 

 

 

 

    ビジネスマン僧侶が挑む  new
     お寺が「コンシュルジュ」に
            最終回  10

   時代に必要なことをやっていく

   一方、合同墓は、現代の切実な「
   墓事情」を考慮した施設だ。地元
   にお墓があっても、管理しきれな
   い。ましてや、子どもや孫の代に
   なったらどうなってしまうのか。
   そんな不安を抱える人は多い。合
   同墓であれば、いつでもお参りで
   きる。毎日お経をあげて管理して
   もらえる。そんなニーズがますま
   す増えていくと考えた。17  年に
   受け付けを始めたところ、すでに
   2500人以上の申し込みがあると
   いう。 “個人の時代”に対応して
   、「築地本願寺倶楽部」という会
   員制度も始めた。年会費無料で、
   相続の相談や遺品整理のサポート
   など、さまざまな人生サポートサ
   ービスを提供する。電話で相談で
   きるコンタクトセンターも設けて
   いる。安永さんが目指すのは、人
   生の“コンシェルジュ”。「寺と」
   プロジェクトはまだ始まったばか
   りだ。「たくさんの人と縁を深め
   るため、サービスをより充実させ
   ていきます」
   「企業は利益、宗教法人は伝道布
   教と、目的は違いますが、両方と
   も『コーポレーション』です。寺
   も存続し続けるために、企業と同
   じ考え方を持って取り組まなけれ
   ばいけません。その時代に必要な
   ことをやっていく。それしか道を
   切り開く方法はないのです」
   (今回最終回有り難うございます)

 

 

 

         ビジネスマン僧侶が挑む 
     お寺が「コンシュルジュ」に
            連載   9

       人生の“コンシェルジュ”
   を目指す

      気軽に境内に入りやすい雰囲気づ
        くりに貢献しているのが、新しく
        造った施設。それが、「寺と」プ
        ロジェクトの象徴とも言える「イ
        ンフォメーションセンター」と「
        合同墓」だ。インフォメーション
        センターは、さまざまな人たちと
        の“接点”をつくる場所。「参拝帰
        りなどに、気軽に立ち寄ってもら
        う」ための機能が集まっている。
        その 1つが、プロントコーポレー
        ションが運営するカフェ「 Tsum
        ugi」だ。看板メニューの「18品
        の朝ごはん」は、“インスタ映え”
        するメニューとして人気を集めて
        いる。お粥とみそ汁、16 種類の
        おかずをセットにした朝食メニュ
        ーだ。「18  品」というのは、聖
        典「仏説無量寿経」に説かれる阿
        弥陀如来の48願のうち最も重要な
        願が「第18願」であることに由来
        している。仏教にちなんだメニュ
        ーだ。 その他、築地本願寺のオ
        リジナルグッズや仏教用品など約
        300アイテムを販売するオフィシ
        ャルショップ、仏教関連の書籍を
        幅広くそろえたブックセンターを
        設けている。
        (次回最終回お楽しみに)

 

    ビジネスマン僧侶が挑む 
     お寺が「コンシュルジュ」に
            連載   8

   本堂の前は芝生で綺麗に

   もちろん、外に出ていくだけでな
   く、寺の境内も重要だ。大きく変
   える必要があると安永さんは考え
   ていた。1934年に建造された本
   堂は、インドの古代仏教建築を模
   した外観が特徴的だが、その目の
   前には駐車場が広がっていた。広
   い敷地を有効活用していたとも言
   えるが、景観は美しくない。そこ
   で、駐車スペースの見直しを含め
   た境内整備に着手した。17年秋の
   リニューアルを経て、いま本堂の
   前に広がっているのは、きれいに
   手入れされた芝生。築地という土
   地柄もあってか、外国人観光客が
   気軽に足を踏み入れて、壮大な本
   堂をバックに記念撮影をする姿も
   多く見られる。入りづらい、とい
   うイメージは一掃され、明るい雰
   囲気だ。
   (次回に続く)

 

 

 

    ビジネスマン僧侶が挑む 
     お寺が「コンシュルジュ」に
            連載   7

    銀座に「サテライトテンプル」

   2016年5月、東京・銀座のビル内
   に、サテライトテンプル「築地本
   願寺GINZAサロン」を開設した。
   1日1~2回の講座を開講する「K
   OKOROアカデミー」と、僧侶に
   悩みなどを相談できる週2日の「
   よろず僧談」を実施している。講
   座の内容は仏教に関するものだけ
   でなく、終活、ストレスマネジメ
   ント、リンパマッサージ、ヨガ体
   験など幅広い。講師陣も、さまざ
   まな分野の専門家をそろえた。「
   宗教」に対するハードルを下げる
     ために、「仏教絡みの講座は 3分
   の 1以下にしている」という。会
   社帰りに立ち寄れるように、平日
     夜の講座を充実させている。「普
   段は寺に来ない人たち、特に働く
   40~50 代の方が主なターゲット
   です。心のコリをほぐしてもらえ
   るようなコンテンツを目指してい
   ます」築地本願寺GINZAサロンは
   、2年で約5000人の登録会員を獲
     得。これまで寺に縁がなかった人
   たちとつながりをつくることに成
   功した。安永さんは「これからも
   2 カ所目、3 カ所目とサテライト
   テンプルを造っていきたい」と意
   気込む。
   (次回に続く)

 

 

    ビジネスマン僧侶が挑む 
     お寺が「コンシュルジュ」に
            連載  6

   寺から出ていく発想

   しかし、安永さんはこう言い切る
   。「誰もが環境の変化を感じてい
   ますが、それを正面から見つめた
   くないだけなんです。現状を認識
   するのは確かにつらい。ですが、
   見つめざるを得ない。新しいこと
   にはリスクもありますが、何もし
   ないとただ衰退していくのを待つ
   ことになるのです」寺の力は確実
   に弱くなっている。80  年前のよ
   うに、境内が人で埋め尽くされる
   ことはもうないかもしれない。「
   あのころのイメージを持ち続けて
   いると、衰退していきます」。そ
   れならば、いま求められているこ
   とをやるしかない。安永さんの主
   張はシンプルだ。「現代のライフ
   スタイルに何が求められているか
   」を徹底的に考えた安永さんが最
   初に起こした行動は、「寺から出
   ていくこと」。築地本願寺の名前
   は知っているが、入ったことはな
   い。なんとなくハードルが高い。
   怖い。そう感じている人が多いこ
   とから、イベントなどで寺に呼び
   込むことは難しくなっている。「
   それならばこちらから外にいる人
   々のところへ出ていこう」。そう
   考えたのだ。
   (次回に続く)

 

 

   ビジネスマン僧侶が挑む 
   お寺が「コンシュルジュ」に
            連載  5

  「本当にお寺に必要なのか?」
   と問われた

   たくさんの人と新しい“絆”を築い
   ていくためのアイデアは次々と浮
   かんだ。しかし、それを形にする
   のは決して簡単ではなかったとい
   う。「大変でした。取りあえず実
   績を出さなければ、次に取り掛か
   れない。そんなもどかしさもあり
   ました」と振り返る。大きな壁に
   なったのが、初めての取り組みに
   対する理解がなかなか得られない
   ことだ。「企業が手掛ける事業で
   あればすんなりできることでも、
   寺では何もかも初めて。考え方や
   ノウハウが組織にビルトインされ
   ていないのです」プロジェクトを
   進める中でよく投げかけられたの
   が「それは、本当にお寺に必要な
   のか?」という問い。お金をかけ
   て新しいことをして、それが伝道
   布教につながるのか。心配するの
   は当然かもしれない。
   (次回に続く)

 

   ビジネスマン僧侶が挑む 
   お寺が「コンシュルジュ」に
            連載  4

   意見の提出がきっかけで

   「もともと宗教には興味があり、
  イベントなどに参加していました
  。ロンドン駐在中も、月1~2  回
  はミサに通っていたんです。宗教
  は『人生、いかに生きるべきか』
  という問いに対する答えや安心感
  を与えてくれるものだと考えてい
  ます」コンサルタントに転じてか
  らは、仕事をしながら中央仏教学
  院の通信教育で仏教を学んだ。そ
  の後、僧侶になるための出家の儀
  式「得度(とくど)」を受け、僧
  侶としての活動を始めた。ビジネ
  スをしながら知人の寺で働くうち
  に、そのユニークな経歴が注目さ
  れるように。組織改革を目指して
  いた浄土真宗本願寺派( 京都市)
  から意見を聞かれることが増え、
  寺を取り巻く環境の変化に対する
  危機感を訴えるようになった。「
  意見しすぎたようです(笑)。『
  そんなに言うならやってくれ』と
  言われ、築地本願寺でプロジェク
  トを立ち上げることになりました
  」。それが3 年前。のちに「寺と
  」プロジェクトへと発展するプロ
  ジェクトを立ち上げることになっ
  たのだ。目標は「首都圏で伝道・
  布教を進める」こと。
  (次回に続く)

 

 

         ビジネスマン僧侶が挑む  
   お寺が「コンシュルジュ」に
             連載  3

        ビジネスの世界から
   仏教の道へ

       危機感を持って取り組みを始めた
         安永さんだが、プロジェクトを率
         いるようになるまでには曲折があ
         った。キャリアのスタートは銀行
         員。メガバンクに勤務し、大阪や
         ロンドンなどに赴任した。ロンド
         ンでは現地の地場企業を相手にし
         た営業活動を担当し、新規顧客獲
         得で成果を挙げた。銀行で22年間
         働いた後、46歳で退職。外資系コ
         ンサルティング会社でヘッドハン
         ティング業務の経験を積み、独立
         した。その後、別のコンサル会社
         に入社し、現在はその会社の経営
         を担っている。ビジネスマンとし
         てのキャリアを積み重ねてきた安
         永さん。「いったいどこで寺が出
         てくるの?」と思ったかもしれな
         い。実は、宗教との関わりはずっ
         と持ち続けていた。
         (次回に続く)

 

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