El Camino de UK

旅とサッカーを中心に、備忘録として思いを綴っていきます。

郡上おどり

2011-08-14 | Life in Japan


日本の三大盆踊りの一つ、岐阜の郡上おどり。
地元に住んでいながら、400年もの歴史が続く伝統的な行事に今まで一度も参加したことが無かったのだが、元同僚の友人を誘ってついに実現!

岐阜駅から高速バスで約一時間。
郡上八幡は飛騨高山と並ぶ岐阜の小京都。
長良川に通じる清流・吉田川と古い街並みがマッチしていて、初めて郡上八幡の市街地をゆっくり歩いてみたけど本当に長閑で良い町だ。




約2カ月をかけて33夜にわたって行われる郡上おどり。
中でもメインとなるのが、お盆の4日間で行われる徹夜おどりだ。

僕らが到着したのは夜9時頃だったけど、全国から来たたくさんの人が浴衣を着て踊っている。
その熱気が朝方まで続くというのだ。
過去にソウルの東大門市場へ行った時、深夜だというのに爆音でライブイベントが行われていたり、ファッションビルでは買い物客や地方から買い付けに来たバイヤーでごった返すのを見てかなり衝撃を受けたことがあったけど、今回受けた衝撃もソウルでのそれと似たような感じの熱気だった。




中心の屋形では、「かわさき」や「春駒」などテレビで見て聞いた覚えのある、民謡が流れている。




最初は人が踊っているのをただ見物したり、写真を撮ったりしてるだけだったけど、郡上おどりは一般参加型で浴衣を着てなくても下駄を履いてなくても、皆それぞれの格好で好きな時に参加出来るのが一番のメリット。
という訳で、僕らも参加者の列に混ざって見よう見真似ではあったけど、深夜の郡上おどりを楽しんだ。




郡上おどりを参加しに県外から来た人の中に、風光明美な街並みとおどりの魅力に惹かれ、郡上八幡に移住する人がいると聞いたことがある。
今回僕も初めて参加してみて、彼らがここに移り住んだ理由が分かったような気がする。

来年は是非浴衣を着て、下駄を履いて、郡上おどりに参加してみたい。
その前に全10曲あるおどりをマスターしないとね。

門司港

2011-08-01 | Life in Japan


福岡遠征の復路は、チケットショップで2,500円で購入した青春18きっぷを使って、丸一日をかけて博多から岐阜までJR在来線の旅。
その道中、唯一途中下車して寄った場所が門司港。

門司港駅を降りてすぐの所に港があり、目の前に本州の下関と九州の門司を繋ぐ関門海峡大橋が窺える。



駅舎としては、全国で初めて国の重要文化財に指定された門司港駅。
大正3年に建築され、木造駅舎でネオ・ルネッサンス様式と呼ばれる外観デザインが観る者を引きつける。

もはや日本中の都市部にある鉄道駅は近代化され、味気ないものになってしまっただけに、このように昔のまま現存された駅が残っているのは本当に貴重だ。




駅構内の切符売り場も当時からそのままの形で使われている。




現在は門司港レトロへの観光客などが利用する駅となっているらしいが、昔は当然関門海峡を繋ぐ便利な橋やトンネルは無かった訳であり、多くの人々が連絡船で下関と門司港のをあいだを行き来し、門司港駅が交通の要衝として利用されていたのだろう。
平日の人気のあまりない駅に一抹の寂しさを感じ、僅か40分程度の短い滞在ではあったが、門司港駅を後にした。

祇園祭

2011-07-18 | Life in Japan


7月1日から一カ月にわたって行われる祇園祭。
今回は祇園祭のハイライトである山鉾巡行の見学に行ってきた。

実は大学時代に京都に4年間住んでいたものの、7月は大学の試験期間中で、また当時は伝統行事というものにそれほど関心が無かったこともあって、在学中は祇園祭を観に行く機会は一日も無かった。
しかし、卒業後いろんな国に旅に出てその国独自の文化に触れるようになると、やはり我が国の伝統文化についても実際にこの目で見て知っておきたいと思うようになるというもの。




30℃を超える猛暑の中、四条通は午前中からご覧のような人・人・人。




山鉾巡行では32基の山鉾が順番に午前9時に四条烏丸を出発し、昼過ぎにかけて四条通、河原町通、御池通、烏丸通と一周するようにコースを廻る。

最大の見どころは辻回しと呼ばれる鉾の交差点での方向転換である。
鉾の車輪は構造上方向転換が無理なため、路面に青竹を敷き水をかけ滑らして向きを90度変えるのだそうだが、見事に成功すると見物客から一斉にため息と拍手が沸き起こる。




山鉾巡行時の引き手は町内の住人であったり、学生アルバイト、留学生、ボランテイアなど多岐に渡るという。
暑さで立ってるだけでも大変そうだったけど、それでも千数百年の歴史を有する伝統的な祭りに参加出来ることに大きな意義があると思う。




山鉾からは祇園囃子のコンチキチンという独特の節回しが聞かれ、また豪奢な山鉾の飾りも非常に見応えがあった。

ただこの蒸し暑い時期に昼間っから祭りとなると、かなり体力消耗することを身をもって実感。
次回は夜に行われる宵山を見物してみたい。

神戸

2011-07-10 | Life in Japan
サッカー観戦の為に4年ぶりに訪れた神戸。
梅雨明けした後だけに、岐阜と変わらない猛烈な暑さだった。

今までも神戸は何度か観光で来たことがあり、主要な観光スポットは一通り廻ったということで、今回は時間があれば北野異人館で行ってないところに行ってみようと考えていたのだが、この酷暑の中で坂の多い神戸の街を徘徊するのは体力的な消耗が極度に達するのではないかと考え改め、観光は諦めることにした。

よって泊まったホテルに近いハーバーランドの写真を紹介。



まず今回泊まった宿、神戸ハーバーランド温泉・万葉倶楽部
神戸駅から歩いてすぐの便利な場所にあり、有名な大江戸温泉のような温泉施設の付いたアミューズメント型ホテル。

僕の部屋はカプセルホテルをゴージャスにしたような感じで、フロアに入るにはフロントでもらったバーコードのついた鍵をセンサーに当てないと中に入れない仕組みになっている。
個室には鍵が付いておらず、カーテンを開け閉めするだけだが、クローゼットには鍵が付いているので、その中に貴重品を入れておけば、全く問題はない。

チェックインをすれば、温泉はいつでも入り放題、ネットや漫画も見放題、これで一泊4,470円(楽天トラベルで予約した価格)はかなりお得なのではないだろうか。
あえて苦言があるとすれば、施設が高層ビルの中でいくつかのフロアに分かれているので、エレベーターでの移動が面倒なのと、温泉の脱衣場で飲料水が飲めたら良かったかな。




18階の屋上には展望足湯庭園になっており、ご覧のようなハーバーランドの絶景が見渡せる。




神戸阪急のある建物の中。
この装飾、8年前から変わらないなぁ。
ここで学生時代の彼女とクリスマスに大喧嘩したのは良い思い出。
お互い言いたいこと言い合って、最後は仲直りして京都に帰ったけどね。




モザイクから見たハーバーランドの夜景。
この夜景は、神戸のシンボル的存在だね。




最後はもう一度ホテルの屋上から見た神戸の夜景。
神戸は夜景が本当に綺麗。
いつか六甲山から見る100万ドルの夜景も見てみたい。

新しくなった大阪駅

2011-06-22 | Life in Japan


先月開業したばかりの大阪ステーションシティ



以前の大阪駅は老朽化が著しく、関西最大の表玄関にしては時代遅れの感が否めず、それが僕の大阪に対するマイナスイメージの元となっていたものだが、今はその面影は一切なく、近代化した大阪駅はひとつの街として新しく大きく生まれ変わっていた。



しかし大阪駅のある梅田エリアは学生時代からよく遊びに来てたけど、いつ来ても複雑で方向感覚を失い迷ってしまう。
もう毎日通勤でもしてこの駅を利用しないと覚えられないと言っても大袈裟ではない。
日本人である僕が迷ってしまうので、外国から来た旅行客は、いざ梅田を降りれば電車の乗り換えや目的地を探すのが困難になること必至であろう。

因みに地下鉄や阪神・阪急電車に通ずる地下街の、案内板の分かり難さや異常な程の天井の低さは相変わらず。
名古屋の開放的な地下街に慣れた者からすると、あれだけ天井が低いと圧迫感を感じてしまう。
それも含めて梅田地下街のリニューアルも検討してもらいたいところだ。

大阪駅で待ち合わせをするなら、橋上駅屋上広場の金時計の前がお勧め。
ここは人の通りが少なく、且つ非常に目立つ存在なので、慣れない人でもすぐに見つけられるだろう。




駅のすぐ北側に建設中のビル。
完成後は何が入るのだろうか。
名駅周辺同様、梅田エリアの再開発ラッシュも止まる気配がないようだ。