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子育てペンギン☆徒然なるままに

“出すぎた”杭は打たれない!をモットーに子育て・平和・みんなが主役をテーマにワーキングママは今日も走ります♪

マシュマロテストって 

2012-07-27 | 教育
数日前の神奈川新聞で幼少期の「脳の急激な発達」という面白い記事に出会いました。
そこでの「マシュマロテスト」研究から思い出したことがあります

記事はこちらです


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スタンフォード大(当時、教授のWalter Mischel)で行われたテストは
簡略にまとめると…
これは対象者(被験者)は4歳児。机と椅子だけの部屋に通され、机の上にはマシュマロがひとつ。実験者が部屋を数分空ける間に「食べるのを我慢したらもうひとつあげる。けれど、待てなかったら、ここにあるマシュマロをひとつだけ食べていいよ」といって、子どもたちの行動を調べた実験です。

被験者たちのその後の成長も報告されており、多くの見解は似ています。

4歳児で我慢できた子どもは
「青年となった時点でより高い社会性を身に付けていた。
対人能力にすぐれ、きちんと自己主張ができ、
人生の難局に適切に対処できる力がついていた。
少々のストレスで破綻したり行き詰まったり後退したりせず、
プレッシャーにさらされても狼狽したり混乱したりすることが少ない。
困難な課題にもすすんで立ち向かい、
難しそうだからといって投げ出したりしない。」
という報告文(訳文?)も見つけました。

マシュマロを食べてしまった70%の子どもは
将来的に、こうした能力が育たないとは、無論、断言できません。
が、なかなか興味深いとは思います。
そして、面白いのは、差異は生後19ヶ月くらいから観察できるそうです
(対象品はマシュマロではありませんが)。


このテストから見えてくるものは「セルフ・コントロール(自制心)」
それは、将来の成功を予測するときに重要な指標はIQ=「知性」だと思われてきたが、
この研究では「自制心」のほうが重要であると指摘していること。

“じゃあ、「我慢」を強いればいいの?”

というものとは、もちろん違います(新聞記事にも書かれている通りです)。

自分の身の回りの光景を振り返ってみると
思い当たることがいくつか…
子どもの要求のままに、
親が振り回されている場面をよく見た(見る)なぁと思いだしたのです。

「歩いてくれないから。とすぐ抱っこしてしまう」
「制止しても言うことをきいてくれないから、と早朝から友だちの家に遊びに行かせてしまう」
「座りたいとダダをこねるから、公共交通機関でも、子どもを椅子に座らせる」

ちょっと、待って
それは社会規範と子どもの成長過程にも必要な「自制心」を育てる機会ですよ

甘えさせることは、子どもの伸びうる能力(ここでは、「自制心」)を阻害していませんか

ご近所だったりするので、アドバイスできなかったけど
するべきだったなぁ…と
今回の研究資料を読みながら、思うのでした