いま、全国で放射能物質を含んだ廃棄物の処理に悩まされていますが…
大和市・綾瀬市にまたがる厚木基地のゴミ問題を耳にしました。
基地内の公共料金…水道・電気等は
思いやり予算でまかなわれていることは周知の事実ですが
出されるゴミの処理は
大和市が行っているとのこと。
基地内のゴミ処理にかかる費用は
市民の税金!!
基地交付金をもらっていても
自治体からの持ち出しが多いのだから
プラスマイナス0かもしれません
そもそも、首都圏にある厚木基地のような米軍基地は
基地交付金をもらうより、
返還されて、固定資産税を納めてもらったたほうが
自治体の財政にはプラスになる計算だという。
「基地経済で自治体が潤う」
なんていうのは、すでに一昔前の話。
国内の米軍基地の75%を押し付けられている沖縄でも
観光収益をはるかに下回り、
基地からの収益金はわずかになっています。
私たち市民が収める貴重な税金!
基地内のゴミ処理に使うのならば…
学校の教職員を増やし、国よりも早い即断で30人以下学級の実現をしてほしい!
小学校3年生までしか対象になっていない児童クラブ(学童)を6年生まで拡大して欲しい!
保育園だって
病気児受け入れの託児施設だって
特養介護施設だって
本当に市民が必要としているものは、たくさんあるのだから。
市内で暮らす市民に還元される市税であってほしいと
強く思います。
以前、小川和久さん(軍事アナリスト)が
「日本人はタックスペイヤーとしての自覚がなさ過ぎる」
と、嘆いていたことを思い出します。
たしかに、私たちは自分が支払う税金の行方に無頓着かも…
思いやり予算を日本の総人口で割ると
1人当たり30000円を負担していることになっていた10年ほど前から
今、何が変化しただろう…
アメリカの生活様式では
留守宅も電気や冷暖房も消さない習慣があります。
それと同様に、基地内の住宅では
わたしたちの思いやり予算でまかなわれている電気の灯かりが
日夜、光っています。
福島原発事故で「電力不足」「節電」と言われている今年も変わりなく。
米軍人・軍属家族との異文化交流は、たしかに重要なことでもあるけれど
彼らと親しい関係をつくれる人々は
ぜひ、この矛盾を伝えてもらいたい。
それが、お互いの生活文化を
本当の意味で「分かり合える」きっかけになると思うのです。