令和3年6月25日(金)
凌霄の花 : のうぜんかずら
ノウゼンカズラ科の蔓性落葉低木、中国原産
鑑賞用として庭等に植えられる。茎の所々から根を出して
他の樹木等に絡みつき、その長さは10mにも及ぶ。
夏、枝先から一杯に黄橙色の喇叭形をした花が付く。
花の先端は五裂して開き、直径6cmほどになる。
平安時代の本草書「本草和名」(918年)に、「乃宇世宇」
(ノウセウ)と在り、それが訛って「ノウゼン」となった。
亦、蔓が他の木に絡みつき攀じ登るため「カズラ」という。
「凌霄」(りょうしょう)の朝鮮読みの「ヌンソ」が訛り、
「ノウゼン」となったという説もある。
凌霄花は、「霄」(そら)を凌ぐ(しのぐ、おしわけていく)
花の意で、高い所へ攀じ登ることにより名付けられた様だ。
凌霄の花は、落花すると蜜が垂れ、メジロや蜂等が集まる。
花や樹皮は漢方薬として、利尿の効能があるとされている。
今年もまた、ご近所の庭先に凌霄の花が咲いた。
地面から蔓が伸び、他の木に絡みつき這い上がり、屋根を
超え二階のベランダに差し掛かる勢いである。
又、句会場のある公園の棚にも、凌霄が攀じ昇っていると
句仲間から情報が在った。
昨年の大手公園
今日の1句
凌霄の花のさしずめ昇り竜 ヤギ爺
“さしづめ” は一度使ってみたい措辞です。
いつもポチツだけで失礼しています。
Have a nice day!
いつもブログ、拝見ささて頂いてますが、中々コメント出来なくて失礼しています。
色々な季題と俳句を勉強させて頂いています。
ヤギ爺
写真はピンボケ、拙文・拙句ですが宜しく
ヤギ爺