遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

山茶花

2019-12-18 15:24:04 | 日記
令和元年12月18日(水)

山茶花

日本特産のツバキ科ツバキ属の常緑小高木
枝先に直径4~7cm程の花を付ける。
自生種の花は白色で、同属の椿に似ている
が、花弁が離れていて全体的に小さい。
自生地は九州、四国、中国地方の一部に
限られている。

日本古来の花にも拘らず、山中にひっそり
と咲いていた所為で、江戸の中期になり、
やっと一般に広まる迄は、椿と同じものと
思われていた様である。

園芸栽培され始めたのは江戸時代で、寺社
等で栽培された。
園芸品種は観賞用として、全国各地の至る
所で見られる様になった。


椿の花は、ぼたりと落ちるのに対して、
山茶花は花びらを、はらりと散らせる。
咲いては散り、咲いては散りを繰り返し
長い間咲き次いで、目を楽しませる。


色彩、形は白、紅、薄紅、絞り、八重
等種類も豊富にある。
花期は長く、10月半ば頃から2月頃まで
咲いている。

四国地方の方言で、椿を「カタシ」といい
それと区別するために山茶花を「コガタシ」
と呼ぶそうである。

山茶花の種子は大きく、油を採る。


今日の1句

山茶花の散りつぎてなほ華やげり    ヤギ爺


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