遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

片栗の花

2022-03-23 17:02:14 | 日記

令和4年3月23日(水)

片栗の花 : かたかごの花

山林の半日陰、湿地、斜面に群生するユリ科の植物。

地下の鱗茎から葉と花茎を伸ばし、薄紫色の六弁の花

を下向きに開く。

豊田市足助町の香嵐渓(紅葉の名所)にある飯盛山で、

早春の妖精といわれるカタクリの花が見頃を迎えた。

カタクリは種蒔きから花が咲くまでに7年程がかかる

そうである。

飯盛山ではカタクリの自生地を増やそうと、1986年

から地元の有志等が毎年種を植え続け、現在ではおよそ

5000平方メートルの斜面に群生するようになった。

カタクリは、早春に一対の葉を広げて花茎の先端に淡い

紫色で、花弁の付け根に濃紫色の斑点のある花をうつむ

き加減に付ける。

万葉集では、「堅香子」とよぶ。 呼名はかたかご。

カタクリの若葉は「お浸し」などで食されるが、鱗茎

からは澱粉が採取される。片栗粉と呼ばれる。

近年では、片栗粉に代り市販の多くはじゃが芋の澱粉

になり、唐揚げなどの衣や料理のとろみ付けに用いる。

 

今日の1句

小暗がり片栗の花群るる山   ヤギ爺



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