遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

早春賦

2020-03-08 16:42:28 | 日記

令和2年3月8日(日)

早春賦 大正13年(1913年)

作 詞 : 吉丸 一昌

作 曲 : 中田 章

編 曲 : 三枝 成彰

「尋常小学校唱歌」作詞委員会代表であった

吉丸一昌は、旧制長野大町中学校(現、長野

県立大町高等学校)の校歌制作のため大町市

を訪れ、安曇野一帯の早春の状景をスケッチ

し、この詩を作った。

当時、大町実家高等女学校(現、大町北高校)

で、愛唱歌として歌われて居り、安曇野の地

に「早春賦」の歌碑が建てられた。

歌詞

1)春は名のみの 風の寒さや

  谷のうぐいす 歌は思えど

  時にあらずと 声も立てず

  時にあらずと 声も立てず

2)氷解けさり 葦は角ぐむ

  さては時ぞと 思うあやにく

  今日も昨日も 雪の空

  今日の昨日も 雪の空

3)春と聞かねば 知らでありしを

  聞けば急かるる 胸の思いを

  いかにせよとの この頃か

  いかにせよとの この頃か

※題名にある早春賦」の「賦」とは、漢詩を

 歌うこと、作ることを指す。

余寒お見舞い申し上げます

 

この頃の寒さは、春の季語「余寒」の様、

余寒とは、春の衣服に着替えてから、思わぬ

寒さがやって来る。

春寒より余寒の方がより寒さを感じられはしな

いだろうか。

それは寒が明けてもなお残る寒という定義が

そうさせるのであろう。

今年は特に春がほど遠い様に思われる。

新型コロナウイルスの影響で、「学校閉鎖」が

政府より命ぜられ、早々に「春休み」となった

ものの、未だ「新型コロナウイルス」の勢いは

止まらず、全国各地に蔓延し、脅威にさらされ

て、色々な風評被害も飛び交い買いだめに走る。

子供達は一番安全で在った学校を追われて、雑菌

に晒させる世に放り出された。親も子も、周りの

人達も戸惑い、困惑するばかり、、、、。

相変わらず政府は金で解決しようと休業手当を

支給するが、自営業(商店、漁業、農業、サービ

ス業務等)は対象外となった。

この他にも、イベントの禁止等でジム、教室、

スポーツ、音楽関係等様々が自粛する中、規制

が曖昧で、各所で感染が広がり、デーサービス

や病院内の院内感染等、、、、

事後処理(金のばら撒き)より、事前の予防

検査体制に予算を投入していただきたい。

 

今日の1句

宰相のつい口ごもる余寒かな    ヤギ爺