令和２年３月１日（日）
パンデミック
ある病気（感染症）が国中、或いは世界中で
大流行すること。
語源はギリシャ語のPanddemia（パンデミア）
の「全ての、人々」を意味する。
感染症は微生物が体内へ侵入、繁殖して起きる
病気のこと。ウイルス、細菌、原虫等の病原体
が身体に侵入して増殖、それにより咳、発熱、
下痢などの症状が出る。
人から人への感染を起こした場合、感染力が強い
と２次、３次へと広がっていく。
世界で、パンデミックを起こした歴史上の感染症
１４世紀にヨーロッパで大流行した「ペスト」
（黒死病）は、当時のヨーロッパ総人口の凡そ１/3
の２５００～３０００万人の死者がでた。
１６世紀には、「天然痘」が南北アフリカ大陸で
猛威を振るい、アフリカ先住民の人口が1/10まで
激減したとされる。
１９，２０世紀には「コレラ」が大流行した。
コレラは地域を換えて７回に渡り流行した。
１９１８年には、「スペイン風邪」（インフルエン
ザ）が世界中で大流行し、死者は５０００万人 ～
１億人に上った。
１９８０年代「エイズ」（後天性免疫不完全症候群）
がアフリカから全世界に流行、アフリカ諸国人口の
３０％以上が感染した。 日本でも大騒ぎとなる。
２００２～３年「ＳＡＲＳ」が世界流行、香港を中心
に８０９６人が感染、死者は３７０カ国で７７４人。
（SARSは、パンデミックとはならなかった。）
今年（２０２０年）中国の武漢市から流行した新型
コロナ・ウイルスは（２月２８日現在）中国では
感染者７万９２５１人（死者２８３５人）、韓国で
感染者３１５０人（死者１７人）、日本では感染者
９４７人（死者１１人）、イタリア８８８人（２１人）
イラン５９３人（４３人）等、、、（2月28日現在）
全世界累計で感染者8万5187人、死者2,924人である。
ＷＨＯ(世界保健機関）は、1月３０日に「緊急事態
宣言」を発表してから１ヵ月、この間の感染者数が
約１０倍、死者の数も急増し、歯止めがかからない。
日本では、２月２７日（木）に安倍総理大臣が突然
「全国の小、中、高校を春休みを前倒しにして一斉
に学校閉鎖をしたい」と要請、、
これにより、２月２８日（金）が３学期末となり、
全国４６都道府県の小、中、高校で休校に入った。
この対応に都道府県では、様々な意見が出る。
突然の要請に、何の準備もなく対応に苦慮、、、
３月には学校行事が満載である、学期末試験、
高校、中学受験、卒業式、通知表、お別れ会等々
各家庭でも、最近では伴働きの家庭も多く、母子
家庭や働くお母さん達は戸惑いを隠せない。
会社を休めば収入が減る、一方子供を家庭に独り
残す等、、、
もう一つ、日本には貧困層も多く、７人に１人が
貧困でＯＥＣＤ加盟国３５カ国中ワースト１位。
学校にいけない（給食費未払）食事が出来ない子
のための「こども食堂」が、学校閉鎖と同時に
この間閉鎖に追い込まれた。中には食堂を閉じて
も「お持ち帰り」で配る配慮をする所もあるが、
亦、トワイライトスクールでは時間延長をして、
終日子供を預かる事を考慮している様だが、時間
延長は、係員の就業時間延長（働き方改革）が
問題、また人手不足で手が回らない等、、、、
また、これより先に「各種イベント、講演等の
中止」も出されて居り、芸能等イベント中止、
スポーツの延期、中止、無観客試合等々、、、
大相撲春場所、春季高校野球選手権大会は？
全国のテーマパークの閉鎖等が一斉に行われ、
街は、閑散として、、、、
休日の朝、人も車も殆どなく、正月元旦の様な
いやそれ以上かも、、、、、、。
今日の１句
冴え返る学校閉鎖震撼と ヤギ爺