令和2年3月12日(木)
東日本大震災から9年
昨日、東日本大震災から9年目の朝を迎えた。
「新型コロナウイルス」の影響で、政府主催
の追悼式典は取止めとなり、各地でも中止や
規模の縮小を余儀なくされた。
東北の被災地の各地では、規模を縮小して追悼
を行い黙祷を捧げた。
宮城、南三陸沖震災記念公園
安倍総理は、官邸で形式的な献花式を行い、
挨拶(コメント)を発表した。
「震災から9年が経ち、被災地の復興は着実に
追行され、、、住まいの再建、復興の街作りは
概ね完了、、産業、生業も順調に進展し、、、
原発事故の福島の地も、期間困難区域の解除が
行われる等、復興、再生は新たなステージへ、
、、、世界各国からも多くの暖かいご支援を
頂きました。 復興五輪を機会に、復興しつつ
在る被災地の姿を実感していただきたい、、、」
残念ながら被災地の声は、必ずしも復興を感じて
居られぬ様である。五輪聖火ランナーのために、
ランが行われる短い空間だけが綺麗に整備され、
付近は立ち入り禁止のゲートが張られる。
表面だけを装い、、実態に近寄れず(見せない)
また、高台には住宅や、商店街は出来たが、未だ
多くの人達は帰還せず、、、帰っても仕事が無い
(基幹産業が無い)殆どのご近所達は,散りじり
となり友達もなく、帰らない、戻りたくない、、
福島の原発処理に至っては、未だに処理が出来ず
日に日に汚染水タンクが増え続け、既に満杯状態
である。遂には処理後の汚染水を海水中、大気へ
放出する案が最も有効とか、、、、
原発の廃炉処理は、建屋付近には防護服で出入り
可能の様だが、残留建屋内は作業困難の様、、、
破壊された建屋にやっと近づける程度とか、、、
この先の放射能廃棄物処理は一体どうする、、
何処も受け入れる自治体はない。膨大な時間と金
がどんどん消えてゆく、、、
処理後の汚染水の海中への放出は、地元の漁協
関係者は「やっと今、地元の魚が安全と認められ
た。海洋への放出をやったら、亦、風評被害が
でるヨ、、」と反対されている。
東電や政府が処理水が安全と仰るなら、この場所
でペットボトルにこの水を詰め、原発安全を言う
方々(原発推進派、原発再稼働の地元、政府関係
者、各電力会社等)へこれを配り、1日1リットル
1年間飲んでいただき、安全性を証明してから、
海中へ放出されてはどうですか、、、、
汚染水タンクはほぼ満杯(1週間にタンク1基分)
との事。これを実施すれば、タンクも減るし、
汚染水処理も心配ない。(処理飲料水販売も可
ブラック・ユーモア)
原子力発電は安価、安全、大気汚染の心配ないは
今、原発より火力他の電力でも十分賄え、大気汚
染濃度も今の方が良いとの統計がある。
原発が無くても、廃炉処理が十分な産業となる
(永久に基幹産業となり得ると言われている)
被災者の苦しみを忘れないでください。
今日の1句
春愁や原発問題進行形 ヤギ爺