遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

ラジオ体操

2019-07-24 16:21:17 | 日記
令和元年7月24日(水)

ラジオ体操

夏休み恒例のラジオ体操が始まり、3日目の朝
親子連れ、友達同士、爺さんと孫等、三々五々
集まって来る。
男の子が木下の方で、蝉の脱皮する姿を見つけ
突然、大声を発生した。

見る見る、木の周りに人だかりが、、、、

蝉は地面の穴から木に這い上がり、やがて脱皮
を始める。
抜け殻の背から、透き通った翅の上部は青みを
帯び光輝いて、とても美しい、、、、。

6時30分、ラジオ体操の音楽が流れ、、、
町内役員の方から「サアー、体操だぞー、、」

渋々、子供達も散らばり、、、、

準備運動、第一体操、第二体操と続く、、、、
子供達は皆気はそぞろで、動作もギコチなく、

付き添う親達は未だ覚めやらぬ顔、ましてや
年代を重ねた者(私も)たちは体操の順序も
遠い昔でおぼつか無い、、、

それでも皆笑顔、和気藹々である、、、。

体操の終了と同時に、一斉に木の下へ、、、
脱皮した蝉は、抜け殻を横に、、、やがて少し
動き始めた、、、、。

他の木を探していると、穴から這い出て、脱皮
途中の蝉に、無数の蟻達が群がって居り、、

手で払っても落ちず、、まして殺虫剤を蒔く
訳にいかず、、、只、見守るばかり、、、
可哀そうだが、これも生存競争、この世の無常
か、会者定離、、、、、。

最も、蝉たちもやっとこの世に出でて数日の
命ではあるが、、、。


今日の1句

蝉脱皮ラジオ体操其方退け     ヤギ爺


※ 其方退け : そっちのけ、問題にしない事
         構わず放っておくこと。