遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

2018-10-30 16:09:37 | 日記
平成30年10月30日(火)

柿 : 甘柿。渋柿、木守柿


最近、ご近所や友人から柿を頂く事が多い。
いずれも、葉っぱや木の枝が付いた儘の物、
自宅の庭というよりも、親類縁者の方から
のもらい物だそうだ、、、。

この辺りではあまり柿の木は見かけない。
一軒だけ柿木が在り、カミさんが貰い受け
庭に吊るして干し柿にするも、硬く干からび
て、とても食に値せず、、、、。



先日の夕刊に、名古屋市卸売市場(愛知、豊山)
で2個54万円で柿が落札されたとの記事、、
これは昨年と同様の値段で、これまた松坂屋
名古屋本店の果実店店頭に並んだ様だ、、、
普通の柿は糖度15度前後、この「天下富舞」
の最高ランクのものは25度との事。


この柿は1個200円の物


1個37万円の柿、、、、
貧乏人のやっかみ、下種の勘繰りで、37万円
あれば、最新の4Kテレビ、高級カメラ、、
海外旅行へ行けるのに(周りから多くの蔭口が)、、
一口、僅か5~10分で消えてしまう、とは言え
生物を飾って置く訳に行かず、、、、、
イラヌ心配をする、我々庶民です、、、。






ご近所柿


柿は日本に約900種類は在り、「KAKI」
として、最近海外でとても人気がある様です。






代表的な物は、御所、富有、次郎、禅寺丸、蜂屋
西条、等々、、、、。
柿は本来は渋く、渋の成分のタンニンが凝固して
水に溶けなくなると甘く、凝固しない儘だと渋い

昔の言い伝えに、女性が嫁ぐ折り、実家から柿の
枝を持参して嫁ぎ先で接ぎ木をする習慣があり、
やがてその嫁がその生涯を終える時に、大きく
なった柿の木の枝を火葬の薪に使ったという、
言われがある様です。

昔から、俳人に柿を愛でる方が多く在る様で、
沢山の名句から、私の好きな句を、、、


今日の1句(俳人の名句)

別るるや柿喰ひながら坂の上     広瀬 惟然

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺     正岡 子規

よろよろと棹がのぼりて柿挟む    高浜 虚子