遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

檀のみ

2018-10-11 16:57:27 | 日記
平成30年10月11日(木)

檀の実 : 眞弓の実、山錦木


公園の樹々の間に角ばった薄紅色の殻の
割れ目から真赤な実が覗いて見える。


檀の木は、ニシキギ科の落葉低木で、
時に10mを超える巨木もある。
初夏に緑白色の花を付け、晩秋になると
丸みのある四角形に近い実を結ぶ。

四角形の実は熟すると四つに裂けて赤い
仮種皮に包まれた種子が現れる。
葉は5~15Cm程の楕円形で鋸歯がある。


「真弓」とは、この木で弓を作った事に
由来する。
材質が強く、よく撓うので弓の材料に適する。
其の他、印鑑、木櫛や将棋の駒、こけし等
に使われる。
秋になると、ヒヨドリ、メジロ等が啄みに、、


晩秋の青空の下に、赤い実を散りばめた様に
揺れて、林の中をやさしく彩る。


今日の1句

まなかひに小さき掌檀の実    ヤギ爺


※まなかい : 眼間、目交、目の前、