遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

木 犀

2018-10-17 15:31:48 | 日記
平成30年10月17日(水)

木犀 : 金木犀、銀木犀、薄黄木犀


幹が淡灰褐色で紋理が犀の皮に似ているので
この名がある。
中国原産、日本への渡来は江戸時代といわれる
多くは観賞用に庭木として植えられた。
金木犀、銀木犀が多く、薄黄木犀は日本の西南部
地方に多く存在する。

金木犀は橙黄色、銀木犀は白色、薄黄木犀は淡黄色
の小花を咲かせる。
良く晴れた日、何処からともなく漂う甘い芳香に
思わず足を止め、辺りを見廻し、始めて木犀の花
と気づく。その頃には束生の小花が群がる様に咲き
殆ど満開となる。その甘い香りは風に乗り遠く迄
漂う。その香りに後戻りして存在を確かめる。


曇天続きの中、久しぶりの快晴です、、、
今日は港文化小劇場で「歌声ひろば」がある。
少し早めに家を出、図書館へ本の返却をする。
図書館北側に広がる港北公園に入ると、樹々も
少し色づき初め、表通りの喧噪から離れてとても
静か、人通りは殆どない、、、、、。

公園を出て中学校の塀沿いを行くと、、、
覚えのある「金木犀」のとても良い香りが、、
辺りを見渡しても、何処にも見当たらず、、
塀沿いを北に進み、右に折れると北門を挟む様に
金木犀が、塀から顔を出している、


これほどに立派なというか、夥しい木犀は初めて
目にする。



学校の裏手に当り、普段は余り通る事はない道、
新しい発見をした様な、少し大げさなそんな気分
です。

さて、そろそろ「歌声ひろば」の開演時間、、


今日の1句

図書館出で香り確かむ金木犀    ヤギ爺