JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

かゆい所に手を伸ばしてみたのかな?と思わしきアンテナの確認part1

2023年05月24日 12時20分29秒 | 144/430MHzアンテナ

ここ半年ほどかな?概ね1~2か月に1回くらいのペースで、ヤフオクをチェックするようになった。大きなジャンルは“アマチュア無線”なのだが、その時の気分やニーズで“アンテナ”を見たり“アクセサリ”を見たり、まぁ早い話が、テキトーということだ。

そして、ここ1週間ほどの間に気になったアンテナが2点あり、それほど高いものでもなかったので両方落札してみた。今回はその内1点目についてレポートしたいと思う。

ズバリUP写真の物で、144/430MHz近辺のアンテナだ。型番やメーカー情報は無く、間違いなく47製のものと見た。サイズは最大直径φ35.50、全長89.30(いずれもノギス実測値)で、耐入力60W、また型式情報(1/2λとか5/8λとか)は無く、この辺は現物から得られる情報を基に推測するしか無さそうだ。

こんな正体不明なアンテナだけど今言えることは、ハンディー機に直付けするタイプのものを除けば、今まで見てきた144/430MHzに使えるアンテナの中では最も短くて最も太いということだ。

そこで、このアンテナを先週入手したばかりのアンテナアナライザーの操作練習を兼ねて測定してみようと思う。なお、このバンドはチェックケーブルを製作していないが、以下の条件で測定を行う。

-・・・-
■測定条件など
 ・モービル   :シエンタ天井にシステムキャリア
 ・アンテナ地上高:実測で約1.8m
 ・アンテナ基台 :パイプ基台(COMET_RS-215)+自作パーツ
 ・同軸ケーブル :既設の同軸ケーブル(L=3450 → 概ね144MHz≒速度係数×5倍、430MHz≒同15倍)
 ・アース    :一応、有ることになるんだろうな…、基台のボルト経由で導通していそうなので。
 ・測定器    :アンテナアナライザー(COMET_CAA-500MarkⅡ/改)
 ・その他    :帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらいf0=目的が現状把握なので無し。
-・・・-

早速測定してみたけど、傾向がイマイチつかみにくい。なので主要な結果を抜粋してまとめる。
■VHF帯(公称周波数範囲:136MHz-174MHz)
・f0=143.38MHz、SWR≒1.3、Z≒40Ω
145.00MHzSWR≒2.8、Z≒110Ω

■UHF帯(公称周波数範囲:400MHz-480MHz)
・f0=451.66MHz、SWR≒1.0、Z≒50Ω
・430.00MHz:SWR≒1.4、Z≒37Ω
433.00MHzSWR≒1.4Z≒36Ω
・440.00MHz:SWR≒1.3、Z≒47Ω

上記を踏まえ144MHzは受信用、430MHzは使えなくも無いけど、どうしようか迷う感じの結果を得た。で、これをまとめながら「それにしても433.00MHzの結果って、マッチングセクション無しのホイップアンテナだとしたら、教科書どおりの値に相当するけど、まぁ偶然だよね~。」と、独り茶化しが頭をよぎった(笑)。実際問題、アマチュアバンドじゃないから無駄なんだけど、一応f0のデータがあるしね。

あと、標準?一般的?な飾りナットでは直径が小さいため、このアンテナの座面を受けることが出来ない。要するに防水がNGな状態なので、このアンテナを常用する場合は平座金を探すか自作するか、何か対策が必要だ。う~ん、優先順位は低いけど、設計製作案件リストに載せておくことにしよう。


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