先の2本のアンテナは、まぁ見通しがついたと考えてもOKだと思う。そして3本目のアンテナは、COMETのHFB-17(18MHz用ホイップ)だ。7MHzなどは例外だが、このシリーズは大半のモデルで長さが1060mmより短い(ただし調整次第で変わるかも?)という所が“買い”だと思っている。
ちなみに1000mmではなくて1060mmを基準としている理由は、第一電波のSG7500という144/430MHz用のアンテナより長いか?短いか?という全くもって個人的な基準だ。何となくだが「一定のアクティビティの方が、最も使っている144/430MHz帯のノンラジアルアンテナ。」というイメージ&私もかつては使っていたことが有るという経緯が有る。
まぁそれは横に置いておいて、結局HFBシリーズは「実用的な長さのモノバンドホイップだ。」と感じたため手を出した。そうそう、それとライバルメーカー?のよく似たノリのモデルで漏水?浸水?が発生したことも、理由の1つだった。
話を元に戻そう。18MHz帯用の同軸ケーブルは失敗したものしかないが、「何も意識せずに製作したケーブルよりはマシだろう。」と考え、とりあえず仮チェックしてみることにした。ということでマグネット基台に取り付けるケーブルを交換し、再セット。アンテナのエレメントは、最も短くなる取り付け方で測定。結果はf0=18.005MHz、SWR≒1.33、Z≒58Ω、SWR1.5以下範囲=17.946~18.063MHz(18005±58kHz)であった。整合周波数を高くする方向に、エレメントを切らずに行える調整しろが残っていないので、この結果は正直納得できる訳がない。
まずボトムSWRが高い。いくら失敗ケーブルであってもデタラメな長さではないので、そこそこの値が出るはずだ。既製品でこんなに高いボトムSWRは初めてだ。それにSWR1.5以下の範囲がバンド幅+α程度しかない。過去に使用した18MHz帯を謳ったホイップアンテナの実績を振り返ると「多バンドアンテナよりモノバンドアンテナの方が帯域が狭いなんて…。」とならざるをえない。
ただしベースローディングではなかったので、一概に比較すべきではないのかもしれないが…。ということで、この件は一旦ペンディングにする。
ところで、このケーブルでHFB-20@14MHz帯用ホイップを測定してみた。結果はf0=14.152MHz、ボトムSWR≒1.15、Z≒56Ω、SWR1.5以下範囲=14.099~14.204MHz(14152±50kHz)であった。悪い値ではないと思うが、前記事の結果を踏まえると「ふ~ん。」であった。
-・・・-
偶然にも同日の夜、いつも楽しく遊んでもらっている“すけーるさん”からTELがあって、上記のことをザックリ話した。そうしたら、「自分も現車に乗り換えた時、似た現象を経験している。」との情報をいただいた。
すけーるさんの場合は、ケーブルの作り込みは行っていないものの、ライバルメーカー?のよく似たノリのモデルで、スライド調整範囲で整合点を見つけることが出来なかった(ボトムSWR周波数が低過ぎだった)とのこと。そこでアンテナをバラして、何とエレメントを切断したそうだ。
それでも展開が思わしくなかったのか?までは聞き忘れたが、今では割り切って、運用(HF帯はCWのみ)は停車時のみに限定して、使用アンテナをL≧2000mmのセンターローディングホイップに鞍替えしたとのこと。
-・・・-
う~ん、センターローディングか…。まぁこちらも、かつてはL≧2000mmアンテナも使っていたので“本気アンテナ”として持っている分にはいいんだけど、“普段使いアンテナ”とするのは躊躇するなぁ~。う~ん、やっぱりペンディング!もうしばらく考えることにしよう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます