JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

HFB-20(14MHz用ホイップ)を測定&調整

2019年10月22日 17時00分39秒 | 14MHzアンテナ

10/20(日)はAMに製作していた18MHz帯用アンテナチェック同軸ケーブルが失敗となったため、PMは気分を変えて外ネタに手を出すことにした。

今、最も気になっている外ネタは、「現車でホイップアンテナを使うことは出来るのか?」だ。つまり、ボディーをアースとしたアンテナが機能するのか?しないのか?の確認だ。ということで、これまで準備してきた小道具(同軸ケーブル2種類マグネットアースシート、マグネット基台、アンテナアナライザー工具箱、アンテナ3種類)を車に積んで出発した。

向かったのは常願寺川公園の東駐車場。私感だが、ここは比較的広めで混雑も少なくトイレが有るので、何かと便利だ。加えて今年はクマの出没が例年より多めとのことで、山の方へ行くのは遠慮した。で、予定どおりクルマは少なめだったので、更に空いている南側1/3くらいの所に駐車してお店を広げる。

いわゆる“アースが落ちるのか?”も気になっているが、特定の周波数を狙った同軸ケーブルも気になる。なのでまずは、作業用マグネット基台(→詳細は別ネタと併せて後日に。)に14MHz用ケーブルを取り付けクルマの屋根にセット、それにモノバンドベースローディングのホイップアンテナ@COMET_HFB-20を取り付けてアンテナアナライザーで測定。結果はf0=14.088MHz、ボトムSWR≒1.01、Z≒51Ωで、SWR1.5以下範囲の確認は省略した。

これは5年前に使用していた長さのまま測定したものだ。過去記事によると当時はf0=14.156MHz、ボトムSWR≒1.05、SWR1.5以下範囲=14.100~14.212MHz(14156±56kHz)とのことで、クルマ、ケーブル長さ(たぶん当時は、フジクラ3D-2Vで5m。)等が異なることによる差を確認&いわゆる“アースが落ちている”状況を確認した。

次に同じ条件でエレメント長さを調整していき、使用予定周波数付近での整合を試みる。結果はf0=14.154MHz、ボトムSWR≒1.01、Z≒51Ω、SWR1.5以下範囲=14.099~14.198MHz(14154±44kHz)で、ほぼ完璧の値が出た。これで大きな安心感を得ることが出来た。

そして、測定時のアンテナアナライザーの表示がUP写真。手前味噌ながら、こんな表示はダミロードを測定した時以外では見たことが無い。これはアンテナの共振、アースの効き具合、同軸ケーブルの長さおよびコネクターの取り付けの出来、他にも有るかもしれないが、全てが揃って初めて出る結果なんだろうと思う。

今回と前回(イプサム240S時代)で異なることは、アンテナの取り付け方(前回はシステムキャリア&L=110mm接続ケーブルのマグネットアースシート)、同軸ケーブルの長さ、そしてクルマそのもの(アースの面積?長さ?)くらいかな。

この中で最も有利に作用しているものは、おそらく同軸ケーブルの長さだと思う。前回と比べて、アンテナの取り付け方はマグネットアース接続ケーブルが長くなっているし、アースの面積(長さ)は現車の方が狭い(短い)から、いずれも今回の方が不利なはずだ。これに対して、同軸ケーブルは実長が増えているものの電気的にはほぼλ/2なので、悪くなる要素は無いと思う。とりあえず今はそういう結論でいようと思う。

-・・・-
この後は残る2本のアンテナも含めて測定を行ったが、これについては次記事で述べたい。


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