JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

HF15CLS延長Ver.(18MHz用ホイップ)の測定&調整_240713

2024年07月17日 06時11分13秒 | 18MHzアンテナ

時間の都合でHF15CLS@21MHzSSBの立ち上げを先に行った。しかし今日(7/13)の本命は、同じHF15CLSでも延長Ver.となる18MHzの立ち上げだ。

このアンテナ、長めのエレメントを充てた予備測定でSWR≒1.00とZ≒50Ωという理想的な結果が出たことを受けて、6月末に急遽2本目のHF15CLSを購入。そういう経緯がある待ちに待った作業を、なるべく暑くならない内に終わらせようと、朝食後すぐに現地入りして作業を始める。

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■測定条件など
・モービル  :シエンタ、アンテナを装着した時の外観は、こんなイメージ。
・測定方法  :過去記事@RVK的なアンテナ測定方法_240612に記載の“本気測定”による。
・ねらい周波数:18.125~18.135MHz付近。
・その他   :ステルス処理済み、帯域はSWR≦1.5の範囲。
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これまでの実績から、異なるバンドを狙った場合の帯域の幅は、元々のバンドにおける値とほぼ同じになっている。今回は予備測定と1本目のHF15CLS@21MHzSSBを測定した際に、f0±130~140kHzという広範囲な結果が出ており、バンド全体を低SWRで網羅できそうと期待する。

また、延長するための引当エレメントについて、メモも含めて書かせてもらうと、予備測定では、L=495mm@標準エレメントに代えてL=771mmのエレメントで賄えると思って充てたが、過去記事のとおり結果はNG。

そこで今回は、L=1059mmのエレメントを充ててMAX挿入@65mmで1回目の測定。結果はf0≒16.792MHz、SWR≒1.12、Z≒49Ω、帯域=16.649~16.935MHz(16.792MHz±143kHz)であった。

この時点で、周波数変化量の目安が21MHzと同じく12kHz/mmとして切断長さを計算すると、約111mmになる。でも、いきなりジャストを狙うのも怖いので、とりあえず両頭グラインダー-100mm詰めて2回目の測定。結果は、f0≒17.399MHz、SWR≒1.10、Z≒50Ω、帯域=17.258~17.540MHz(17.399MHz±141kHz)であった。

f0の変化量が全然足りてないので、上記実績ベースで周波数変化量を計算したところ、6.07kHz/mmと出た。単純計算でもう1回100mm詰めれば18MHz台になるはずなので、更に-100mm詰めて3回目の測定。結果は、f0≒18.097MHz、SWR≒1.05、Z≒50Ω、帯域=17.954~18.240MHz(18.097MHz±143kHz)であった。

既に、この時点でバンド全体が帯域幅に納まっているが、やはりf0付近で常用するようにしないと勿体ないので、もう1度周波数変化量を計算し、6.98kHz/mmであることを把握。これを踏まえ、更に-5mm詰めて4回目の測定。結果は、f0≒18.129MHz、SWR≒1.00、Z≒50Ω、帯域=17.984~18.274MHz(18.129MHz±145kHz)となり、調整終了とした。

ちなみに、この状態で両バンドエッジのSWR等を測定。結果、18.068MHzではSWR≒1.19、Z≒42Ω、18.168MHzではSWR≒1.07、Z≒57Ω、また、全長を測定したところ、1368mmであった。

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と言うことで、私のシエンタに装着しても総高さ3.8mを超えない&生活圏内にあるアンダーパスをくぐれる長さで、バンド全体が低SWRという、理想的な18MHzモノバンドセンターローディングホイップアンテナが立ち上がった。この先、国内シーズンは1か月ほどしか残っていないけど、可能な限りこれで遊んでいきたい。


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