摩耶舞薮露愚

日々是口実日記(スパムメールの情報など)

キュートビデオ事務局からの請求(その後)

2007年08月13日 | spam
先日、取り上げた「キュートビデオ事務局」からの請求メールだが、送信元のメルアドが前回の「support@fffhp.com」から「support@fhp.lgbq.com」に変えて、新たに送られてきた。

請求内容自体に特段の変わりはないが、金額が「99180円」と微妙に変動している(^o^;
「fffhp.com」ドメインが、架空請求データベースとしてかなり巷間に知れ渡ってきたことから、このドメインでのブロックが増加してきたという事情もあってのことか。
いずれにしてもご苦労様だが、ネットで検索してみると、この請求メールを送りつけられて真剣に悩み、不安に陥っている人がかなりの数に上っているらしいので、「ご苦労様」なんて言っている場合ではないが。

前にも書いたが、アクセス日時・利用ISP・IPアドレス・利用ブラウザなどは、アクセス解析でも分かることであるし、こんな情報から個人を特定されることなどあり得ないので、絶対に相手にしないように。
「でもどうして自分だと分かったんだろう」という疑問も沸き起こるかもしれないが、不用意にクリックしたURLに「?bc=kw&me=英数字等の羅列」みたいなものがくっついていたはずであり、これはスクリプトを設置してアクセスしてきたメールアドレスを特定する仕掛けなのである。
つまり、この「英数字等の羅列」が暗号化されたメールアドレスということになるわけだ。
spam業者がどこからか仕入れたメールアドレスに同報通信で送りつけ、URLを参照してきたアドレスを特定するという、まあ、どちらかというとかなり単純な仕掛けともいえよう。
興味本位で不用意にクリックしてしまった落度はこちらにあるとしても、そのサイトをただ見ただけでは「契約」には至らず、従って請求されるいわれもない。
ただ、そんなことを申し述べても通ずるような相手ではないので、重ねて言うが、完全に無視が正しいのである。

それにしても、どうしてこういうフザケタ連中の跳梁跋扈が許されるのか。大きな原因に、簡単な手続きで、しかもろくに本人確認も行わず独自ドメインを登録できるレジストラが相当数存在することにあるのではないか。
私事で恐縮だが、昨年、あるイベントを企画するに当たって独自ドメインを開設する必要があった際に選んだレジストラは、郵送によって開設者の現住所確認を行うなどの手続きを踏んでいた。
競争原理を働かせるのも結構な話だが、管理者としての自覚のない会社が営業収入のみに血道を上げているのだとすれば、結果として犯罪行為に加担していることにはならないのだろうか。
少なくとも不愉快なspamを送りつけられ、消すだけでも手間がかかる上にトラップまで仕掛けられているのだ。
こんな無法が放置されているのでは、健全なるネット社会など全くの「絵に描いた餅」ではないのか。

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