摩耶舞薮露愚

日々是口実日記(スパムメールの情報など)

性生活の不満を仕事で解消

2007年08月14日 | 男女の心象風景
[ベルリン 3日 ロイター] ドイツのゲッティンゲン大学の研究者が3日、性生活の不足が仕事の勤勉さにつながる可能性があるとの調査結果を明らかにした。3万2000人の男女を対象に実施した同調査によると、性生活に不満を持っているとした人の35%強が、きつい仕事をそのはけ口にする傾向があると答えた。

 男性で約36%、女性で約35%が、職場で残業したり自主的に余分な仕事をしがちになるとしている。

 性生活がまったくない人の場合はその傾向がさらに顕著となり、男性で45%、女性で46%が、自主的により多くの責任を引き受けると答えた。

 同調査を率いたラグナー・ビア氏は、調査結果を発表したニュースレターの中で「これらの結果は憂慮すべき」とコメントしている。


これは何となく分かる話だ。
人間は生殖行為によってのみ生きがいを得るような生物ではなく、精神的な充足感・達成感が、フィジカルな欲望を凌駕する例はいくらでもあるのだから。
従って、その意味からすれば「これらの結果は憂慮すべき」とのコメントは筋違いだと思われる。
要するに、先進国を覆う少子高齢化の影響が無視し得ないほどに深刻化してきている中で、「性生活の不足」は根源的な原因だということなのだろうが。

しかし、考えてみれば、動物には繁殖期があるわけで、のべつ幕なしに欲情するようなことは生理的にあり得ないのではないか。
人間は、恐らく自らの叡智をもってこうしたお仕着せの「繁殖期」を克服したのだろうから\(^o^)/、それによって引き起こされた生物本能上の歪みも甘んじて受け入れるしかないのである。

まあ、冗談はさておき、仮に肉体的な官能の悦楽を追求できるパートナーを有する者は、仕事や人付き合いなど必要最小限にして、まっしぐらにそのパートナーのもとに走るだろうな\(^o^)/

それが未来永劫に続くのであれば、それはまためでたいことであるが、残念ながら人間には「慣れ」という便利な機能が備わっており、余ほどのことがない限り、先にあげた悦楽を未来永劫感じ続けるなどという状況にはなるまい。
飽きたらほかの異性に簡単に鞍替えできる、というのならまだしも、婚姻という制度の存在はそんな放埓を許しはしない。

仮に、自分のパートナーに肉体的に飽きて(あくまでも「肉体的な」部分ですよ)しまい、ほかに好きな人が出来たとして、それが道ならぬ恋であればあきらめざるを得ない。
その苦しみを癒すために、別途目標を立ててそれに邁進する。
多くの場合、自分の仕事は、己のアイデンティティを確立するという点で格好の対象となるわけで、頑張れば評価が上るのだとすれば、これほど適当な目標はなかろう。
というわけで、やはりこれは無理のないことなのである、とオレは思うね。

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