J-CASTニュースを読んでいたら、こんな記事があった。
「妻の不倫」割り出し実話 「ガチで泣ける」悲劇的結末
余りのことに二の句が告げなかった。事実であるとすれば相当にキツイ内容だからだ。
詳しい中味が知りたくて、早速、「萌えたコピペ <妻からの間違いメール>」に行ってみる。
ツリーは847氏のこんな書き出しから始まっている。
このメールを受け取った847氏の衝撃は想像するに余りある。
冗談であって欲しい、思い過ごしであって欲しい、と考えたくなる気持ちもわかりすぎるほどわかる。
半ばパニックに陥った847氏が、短い逡巡の後に離婚を決意する下りも、何だか性急に過ぎるような気もしたが、配偶者の実家との確執を読むにつけ、なるほどと納得がいった。
それ以上に、次の下りが重要なポイントなのかもしれない。
自分に置き換えて考えてみても、これはそうだろう。「他人の女」を選んだとわかった瞬間に、それまでの信頼関係は水泡に帰し、激しい絶望感と嫌悪感に襲われるに違いないからだ。少なくとも愛情を感じていたのであれば。
女性の場合はどうなのだろうか?
その後、離婚と子供の親権を獲得した847氏は、確執から解放されてわが子との穏やかな生活を手に入れるかと思いきや、ガン(多分「胃がん」)に犯されて余命いくばくもないことを知らされる。
そこから、子供の親権を元配偶者に渡すまでのくだりは本当に救いようもなく悲しい結末となっている。
これはさすがに悲しすぎる(;_;)
子供を愛するが故に、離婚と親権を勝ち取ったというのに、これではあんまりだ。
「ガチで泣ける」のもむべなるかな。
これを読んだ人たちが、一様に「ネタであって欲しい」と願ったのも無理はない。
何度も「文才がない」と書かれてあるが、これだけの筆力は並大抵のものではないと感じている。もしも「ネタ」であったとしても、それはそれで大したものだ。
「ネタ」であるのかそうでないのか、真相は薮の中ではあるが、いずれにしても847氏が847氏としてネットの上で発言することは永遠にないのであろうから、この話は現代の悲しい神話としてネットの上にこのままの形で保存されることになるのであろう。
847氏の次の発言は、そのことに想いを馳せるにつけ、重みをもって迫ってくる。
誰かを傷つけた上での幸せなどは有り得ない、宮本輝氏の言葉である。
このスレッドを読みながら、それを思い出した。
それにしても「不倫」とはなんという嫌らしく痛みを持った言葉であろうか。倫(みち)に外れる、という意味で使っているのだろうか。
だが、これは単なる道義だとか道徳に反している、などという次元のものではないのではないか。
真に抜き差しならない愛情を配偶者以外の人に感じ、どうしようもなくなったというのであれば、自ら最大級の犠牲を払って配偶者や関係者全てに償いをし、きちんと別れた上で、その人と一緒になるべきである。それでも、世間一般の幸せを望むことは難しいだろう。
誰かを傷つけた、という負い目は生涯にわたって付きまとうのであるから。
様々なところで話題になっていて、しかも「電車男」のように出版されるかもしれない話だから、なにもオレがこんなチンケなBlogで書くこともないと思った。
でも何か書きたかった。そんな気持ちにさせられたのであった。
「妻の不倫」割り出し実話 「ガチで泣ける」悲劇的結末
余りのことに二の句が告げなかった。事実であるとすれば相当にキツイ内容だからだ。
詳しい中味が知りたくて、早速、「萌えたコピペ <妻からの間違いメール>」に行ってみる。
ツリーは847氏のこんな書き出しから始まっている。
現在単身赴任中なんだが嫁からメール来た。
先週はごめんね(顔文字)
生理終わったからもう大丈夫だよ。
カラオケ終わったらしようね(はーと
俺、先週は家にいませんが?
電話してもメールしても嫁はでませんが?
このメールを受け取った847氏の衝撃は想像するに余りある。
冗談であって欲しい、思い過ごしであって欲しい、と考えたくなる気持ちもわかりすぎるほどわかる。
半ばパニックに陥った847氏が、短い逡巡の後に離婚を決意する下りも、何だか性急に過ぎるような気もしたが、配偶者の実家との確執を読むにつけ、なるほどと納得がいった。
それ以上に、次の下りが重要なポイントなのかもしれない。
クロならセックスは無理
絶対に無理
自分の子の母親であるより
他人の女を選んだ人間とセックスはありえない
自分に置き換えて考えてみても、これはそうだろう。「他人の女」を選んだとわかった瞬間に、それまでの信頼関係は水泡に帰し、激しい絶望感と嫌悪感に襲われるに違いないからだ。少なくとも愛情を感じていたのであれば。
女性の場合はどうなのだろうか?
その後、離婚と子供の親権を獲得した847氏は、確執から解放されてわが子との穏やかな生活を手に入れるかと思いきや、ガン(多分「胃がん」)に犯されて余命いくばくもないことを知らされる。
そこから、子供の親権を元配偶者に渡すまでのくだりは本当に救いようもなく悲しい結末となっている。
あと1年って、何だよ。
癌ってなんだよ。
マジで死にたくないよ。子供達と離れたくないよ
俺が何したって言うんだよ。
子供達を元嫁に渡すまで3人で過ごす。
幼稚園も休ませて一日中一緒にいる。
美味いもの食わせて欲しいもの買って何でもしてやる。
それくらいしかしてやれないし。
小学校から大学までの入学式、卒業式見たかった。
成人式見たかった。
結婚式見たかった。
孫の顔見たかった。
全部無理なんだな。
これはさすがに悲しすぎる(;_;)
子供を愛するが故に、離婚と親権を勝ち取ったというのに、これではあんまりだ。
「ガチで泣ける」のもむべなるかな。
これを読んだ人たちが、一様に「ネタであって欲しい」と願ったのも無理はない。
何度も「文才がない」と書かれてあるが、これだけの筆力は並大抵のものではないと感じている。もしも「ネタ」であったとしても、それはそれで大したものだ。
「ネタ」であるのかそうでないのか、真相は薮の中ではあるが、いずれにしても847氏が847氏としてネットの上で発言することは永遠にないのであろうから、この話は現代の悲しい神話としてネットの上にこのままの形で保存されることになるのであろう。
847氏の次の発言は、そのことに想いを馳せるにつけ、重みをもって迫ってくる。
そしてこのスレを読んでる不倫してる奴。
もしそんな奴がいるなら今すぐに辞めろ。
相手にバレないうちに辞めろ。
不倫は何ももたらさない。
一時の性欲のために家族を犠牲にすることは辞めろ。
性欲は一瞬だが後悔は一生続く。
頼むから辞めてくれ
誰かを傷つけた上での幸せなどは有り得ない、宮本輝氏の言葉である。
このスレッドを読みながら、それを思い出した。
それにしても「不倫」とはなんという嫌らしく痛みを持った言葉であろうか。倫(みち)に外れる、という意味で使っているのだろうか。
だが、これは単なる道義だとか道徳に反している、などという次元のものではないのではないか。
真に抜き差しならない愛情を配偶者以外の人に感じ、どうしようもなくなったというのであれば、自ら最大級の犠牲を払って配偶者や関係者全てに償いをし、きちんと別れた上で、その人と一緒になるべきである。それでも、世間一般の幸せを望むことは難しいだろう。
誰かを傷つけた、という負い目は生涯にわたって付きまとうのであるから。
様々なところで話題になっていて、しかも「電車男」のように出版されるかもしれない話だから、なにもオレがこんなチンケなBlogで書くこともないと思った。
でも何か書きたかった。そんな気持ちにさせられたのであった。