長かった梅雨も明け、猛暑がやってきた。
梅雨の間は気温も低かったため、この温度差はさすがに厳しい。
二週間前に夏風邪を引いてしまい、まだちょっと調子が悪い状態が続いている。
ちょっと悲しくなるような記事があった。
「飼い殺しみたいな状況にしておいてストーカーだと言われ…」41歳、非正規社員オトコの絶望
この「シュウイチさん(41歳)」の陥った苦境は察して余りある。
確かに「マミさん(39歳)」の対応はあんまりではないか、とも思う。
だが、この記事を読み返してみると、シュウイチさんひとりが勝手に舞い上がっていたとしか思えない。
という状況から、
となったときに、普通の感覚ならば、ちょっと距離を置いて自分と相手の立ち位置や感情などを振り返ってみようと思うだろう。
オレなら、二回目でこんなふうに拒絶されたら「脈なし」と感じるんだがな。
結局、シュウイチさん自身が振り返っている、
という勘違い、というか勝手な思い込みがよろしくなかったと考えざるを得ない。
マミさんにしてみれば、職場の同僚で境遇も同じシュウイチさんからのお誘いに一度は(お断りするのもなんだからと)お付き合いしてみたけれども、別に好きでも何でもない非正規雇用の男が勝手に盛り上がって、まるで恋人ででもあるかのようなふるまいと粘り腰の押しを見せてきたことに面食らったのだろう。
その上、誕生日に高価なスカーフまで贈られてしまった。
これを受け入れることによって、さらにシュウイチさんが勝手な方向で盛り上がっていくかもしれないと思うと、それは確かに怖いだろうな。
彼女自身が非正規雇用であることを鑑みると、非正規雇用の男と付き合うこと自体、自分の将来を冷静に鑑みてかなりハイリスクな選択だと思ったのかもしれない。それでも付き合ってみたいという魅力も感じられなかったようだし。
非正規雇用で将来の保証もなくどうやらまとまった貯蓄もなさそうにみえる男から言い寄られ、まるで付き合っているかのような既成事実を積み上げられていく恐怖。
それは確かに文字通りの恐怖以外の何物でもなかろう。
シュウイチさんの憤懣やるかたない気持ちはわかるが、好きでもない付き合ってもいない知り合ってから間もない得体の知れない男からの、執拗(と彼女は感じたのだろう)なアプローチを受ける中で、「嫌いです」などと、面と向かって言えるわけもない。
そうしたことに気が回らないところが、結局、この年までシングルである理由の大宗を占めている事実に早く気付くべきだと思う。
まじめな人間かもしれないが、そういう心のゆとりというか融通のなさが致命的なのではないかと思った次第。
梅雨の間は気温も低かったため、この温度差はさすがに厳しい。
二週間前に夏風邪を引いてしまい、まだちょっと調子が悪い状態が続いている。
ちょっと悲しくなるような記事があった。
「飼い殺しみたいな状況にしておいてストーカーだと言われ…」41歳、非正規社員オトコの絶望
この「シュウイチさん(41歳)」の陥った苦境は察して余りある。
確かに「マミさん(39歳)」の対応はあんまりではないか、とも思う。
だが、この記事を読み返してみると、シュウイチさんひとりが勝手に舞い上がっていたとしか思えない。
「毎日、顔を合わせて仕事をしているうちにどんどん好きになっていきました。ある日、僕から誘って帰りに居酒屋に寄ったんです。お互いにいろいろ話をしてすごく楽しかった。彼女も楽しかったと言ってくれたので、また誘っていいかと尋ねたらぜひと言われました」
という状況から、
だが、二度目にマミさんを誘うと、彼女は「今日はちょっと」と渋る。「じゃあ、明日」と粘ると頷くのだが、当日になるとやはり「母親が具合が悪い」とか「親戚が来る」とか理由をつける。
となったときに、普通の感覚ならば、ちょっと距離を置いて自分と相手の立ち位置や感情などを振り返ってみようと思うだろう。
オレなら、二回目でこんなふうに拒絶されたら「脈なし」と感じるんだがな。
結局、シュウイチさん自身が振り返っている、
「だけど僕のことがイヤだとは言わなかったから、てっきり好かれていると思い込んでいたんです」
という勘違い、というか勝手な思い込みがよろしくなかったと考えざるを得ない。
マミさんにしてみれば、職場の同僚で境遇も同じシュウイチさんからのお誘いに一度は(お断りするのもなんだからと)お付き合いしてみたけれども、別に好きでも何でもない非正規雇用の男が勝手に盛り上がって、まるで恋人ででもあるかのようなふるまいと粘り腰の押しを見せてきたことに面食らったのだろう。
その上、誕生日に高価なスカーフまで贈られてしまった。
これを受け入れることによって、さらにシュウイチさんが勝手な方向で盛り上がっていくかもしれないと思うと、それは確かに怖いだろうな。
彼女自身が非正規雇用であることを鑑みると、非正規雇用の男と付き合うこと自体、自分の将来を冷静に鑑みてかなりハイリスクな選択だと思ったのかもしれない。それでも付き合ってみたいという魅力も感じられなかったようだし。
非正規雇用で将来の保証もなくどうやらまとまった貯蓄もなさそうにみえる男から言い寄られ、まるで付き合っているかのような既成事実を積み上げられていく恐怖。
それは確かに文字通りの恐怖以外の何物でもなかろう。
「嫌いなら嫌いと言ってくれればあきらめるのに、ヘンに飼い殺しみたいな状況にしておいてストーカーだと言うなんて、本当に彼女はひどいと思う。女性不信になりました」
シュウイチさんの憤懣やるかたない気持ちはわかるが、好きでもない付き合ってもいない知り合ってから間もない得体の知れない男からの、執拗(と彼女は感じたのだろう)なアプローチを受ける中で、「嫌いです」などと、面と向かって言えるわけもない。
そうしたことに気が回らないところが、結局、この年までシングルである理由の大宗を占めている事実に早く気付くべきだと思う。
まじめな人間かもしれないが、そういう心のゆとりというか融通のなさが致命的なのではないかと思った次第。