摩耶舞薮露愚

日々是口実日記(スパムメールの情報など)

怪しい事件

2009年03月31日 | Weblog
東洋大教授を書類送検=小泉政権のブレーン-温泉脱衣所で窃盗容疑・警視庁

高橋教授は24日の夜、夫婦で東京都練馬区の「豊島園 庭の湯」に出かけ、「脱衣場で、ロッカーから区内に住む男性会社員(67)の現金5万円入りの財布や、数十万円の腕時計などを盗んだ」疑いかかけられているのだそうだ。
警視庁の発表どおりであれば、何とも情けない話であるが、このyahooの記事についているコメントを読んでみると、「はめられた」可能性もなしとしない(コメントが事実かどうかはもちろん知る由もないが)。

プルガリの時計を銭湯にしていくこと自体、とてもオレなどには考えられないが(というよりも、もちろんそんな時計、持っているはずもないが)、それを無施錠のロッカーにそのまま入れておく(ご丁寧に財布まで)無防備さも信じがたい話しだし、第一、素っ裸になる脱衣場に監視カメラが設置されていることだって、かなり不自然ではないか、などと最初に記事を読んだ際、漠然と感じてはいた。

そう考えてみれば、

男性の届け出を受け、同署で調べたところ、防犯カメラに高橋教授と似た男が映っており、浴場から出てきた高橋教授に署員が事情を聴いたところ、犯行を認めた。

という署員の対応も、あまりに素早すぎる気がする。
署員は常日頃からこの銭湯に詰めていたということか。
つまり、それほどまでに置き引きや窃盗の被害が頻発する場所であったわけだね、実際に。
だから、脱衣場に監視カメラを設置するのも無理はないという話なのかな\(^o^)/

しかし、誰が見ているのかわからない監視カメラを前に裸になるのは、男のオレだって嫌だから、女風呂の客はもっと強く拒絶するだろう。
どちらにしても、普通の感覚であれば、そんな銭湯には行きたくないよな。

それに、被害男性からの届出を受け警視庁練馬署が調べたところ、防犯カメラに高橋教授の犯行が映っており、浴場から出たところを事情聴取、ということであれば、つまり、高橋教授は入浴前に犯行に及んで、その戦利品を自分のロッカーに入れたまま、悠々と温泉に浸かったわけだ。
いやあ、大胆不敵すぎるよね\(^o^)/

と、考えてみればみるほど不自然でおかしい。

しかも、窃盗の現行犯なのに逮捕もせず書類送検。
「証拠隠滅の恐れがないと判断したため」ということだが、こうした犯罪においては当然にその習慣性を考慮し余罪の有無を確認するのではないか。
「いい時計で、どんな人が持っているのか興味があり、盗んだ」というのが動機だとするのであれば、余罪を疑って、証拠隠滅などを防ぐために逮捕拘留し家宅捜査を実施するのが、いつもの警察の対応であるような気もする。
高橋教授が「オオモノだから」という理由なのかね?
そのわりには報道もそれほど大きいわけでもないし、警察の発表があったから載せました程度の扱いで、早々に手仕舞いみたいな感じだ。
大手マスコミが独自取材をした形跡もない。オオモノの割には変だよね。

うーん、やっぱり怪しいんぢゃないか。
何か背景があるのかなあ。

それにしてもこの「豊島園 庭の湯」、監視カメラが設置されていると報道されたわけだから、客足に影響がでるのではないか。特に女性客の。
だってフツウは嫌だもんね。知らないヤツに素っ裸をみられるのなんて。
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ブログで対戦校侮辱

2009年03月31日 | Weblog
センバツ出場の球児、ブログで対戦校侮辱(3月30日 読売新聞)

 選抜高校野球大会に出場した選手の一人が、自身の携帯サイト上のブログに相手校を侮辱する書き込みをし、選手の高校に苦情が寄せられていたことがわかった。

 選手は文章を削除したが、同校の野球部長は「対戦校への謝罪や、日本高野連への報告を検討したい」としている。

 同校や野球部によると、選手は対戦前、相手校について「変な顔のやつばっか・笑」「昭和くさい」などと書き込んだ。「不謹慎ではないか」などとする電子メールが、試合当日以降、高校に5、6件寄せられた。

 教頭が28日に野球部長に指示し、部長が選手に確かめたところ、「試合前なのでテンションが上がっていた。人を傷つける行為だと思ったので、削除しました」と説明したという。


高校野球というものに対して、「爽やか」だとか「スポーツマンシップ」だとか「健児」といったようなステレオタイプな思い込みをしている向きからは、「誠に嘆かわしいことだ」というため息も聞こえてきそうだが、所詮は今時の高校生が犯した軽薄かつ度し難い所業ということなのであろう。
ケータイのブログを使って相手を誹謗中傷する者もいれば、ボランティアや様々な人的交流を通じて環境問題や反戦・平和活動に積極的な係わり合いを持つ人も少なからずいる。
自らの足りない部分を自らの努力や己への叱咤で乗り越えようとする者もいれば、他者を恨んだり嘲笑したりすることによる己への慰撫に逃げ込む者もいる。
今時の、などと書いてしまったが、行動の様式に違いはあれ、多感な高校生が、その揺れ動く思いの中で暗中模索をしつつ、時として愚かしい行為に走るのは、昔も今も大して変わりはあるまい。

それにしても、

 同校や野球部によると、選手は対戦前、相手校について「変な顔のやつばっか・笑」「昭和くさい」などと書き込んだ。

これは何ともいえないな。
つまり、「変な顔のやつ」=「昭和」ってことをいいたいのか?\(^o^)/
「変な顔」が侮辱に当たる、というのは、まあ理解できるが、「昭和くさい」が侮辱なのかね?
もちろん、今のところ得られる情報の文脈上では(もともとの記事は削除されているとのこと)、そうした意図をもって書かれていると判断すべきだろうけれども、「昭和」という時代まで、何の脈絡もなく高校生あたりの嘲笑の対象になっていることには些か驚きを隠せない。

それにしても、「テンションが上っていて書いてしまった」ということだが、こんな、野球と全く関係のない意味不明かつ低レベルの悪口で、いったい書いた本人にどれほどの効果をもたらしたというのだろう。

まあ、結果として、この選手の所属する高校は、その相手校に一回戦で勝ったようだが。

いずれにしても、既にネット上では高校の名前も書き込んだ本人も特定されて晒されている。
21世紀枠の設定自体見直すべきではないか、みたいな極論まで出る始末だ。
つまらないマネをしたものだが、その代償は意外なほど大きかったということか。
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しつこいマンション勧誘

2009年03月23日 | Weblog
以前、このブログでも「しつこいマンション投資勧誘」について書いたが、このトンデモ商法、さらに悪質化してきているようだ。

マンション勧誘「逆ギレ商法」横行…脅しや暴力の業者も

一例としてこんなものが挙げられている。

 男性の自宅や職場に、「老後の年金の足しに、マンション経営はどうですか」と、勧誘電話が頻繁にかかり始めたのは同年9月頃。男性は「住宅ローンがあるので」と断っていたが、その後も電話は続き、多い時には一日に数十回もかかってきた。困り果てた男性は同年10月下旬、電話の男に直接会って断った。しかしその後、「上司」という男から、部下の自殺を理由に契約を迫る電話が入るようになり、名古屋市消費生活センターへ相談した。同センターが強引な勧誘をやめるよう業者へ連絡したところ、電話はなくなり、部下の自殺もウソだったとみられている。

とんでもない話ではあるが、そんな常識外れの相手方に「電話の男に直接会って断」るとは、この被害者男性、実に良い人柄なんだね。
そんな良い人に付け入ろうとした業者の極悪さはいうまでもないことだ。
しかし、やっぱり、そんな連中に会っちゃあいかんだろう\(^o^)/
その時点で、「さらに脅せば契約に持ち込める」と相手方は確信したんだろうから。

 国民生活センターによると、2007年度の相談件数は全国で2841件。5年前の倍近くに増えており、今年度はさらに1月現在、2386件で前年同期の約450件増。このうち約1割が強引な勧誘を断り切れずに、契約させられていた。悪質な業者の多くは社名などを名乗らずに電話をかけ、断られると「家に火をつけるぞ」「家族に気をつけろ」などと脅すほか、喫茶店などで長時間の説明をした場合は、「こんなに説明しても契約しないなんて、人としてどうなんだ」と殴るケースもあったという。

これも結局、相手方に会ってしまったことが迂闊だったと、申し訳ないがいわざるを得ない。
無論、殴った方には厳罰が与えられることになろうが、そうだとしても、それまで散々脅されうんざりさせられた挙句に殴られたのでは、あまりに割が合わなさ過ぎる。

こんなご時勢だから、こうした暴力体質の業者の鉄砲玉はたくさん集まりそうだし、数打ちゃ当たる式に絨毯爆撃を行えば、引っかかる被害者も相当数いることだろう。

この記事の最後の方にも書いてあるとおり、その手の勧誘だと分かった段階で即座に毅然とした態度で断り、以降は一切電話などには出ないことが肝心なのだろう。
声を荒げたり感情的になったりすると面倒なことになるかもしれないので、あくまでもビジネスライクにさっさと電話を切ることだ。

しかし、こうした商売、その時々の時勢によって、正に手を変え品を変え、って感じだね。
オレが上京した30年くらい前には英会話教材の売込みがちょうどこんなふうな感じで猖獗を極めていた。
上京したばかりの世間知らず、ということもあったのだが、興味本位でこの手のセールスに喫茶店で会ったことがある。
一方的なセールストークにうんざりして、結局断ったのだが、「大の大人にここまで説明をさせておきながら契約しないなんて、社会人として問題がある」と言われちゃった。
まあ、殴られなかっただけましかもしれないが(^^;
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「ECO推進」なんだそうだ

2009年03月15日 | spam

差出人: yuki.miyano@ecoeco1192.com
件名: ECO推進
日時: 2009年3月2日 10:45:10:JST
Received: from mxg504.nifty.com (mxg504p.nifty.com [172.22.128.44])
Received: from tzbm901002.tobizaru.jp (tzbm901002.tobizaru.jp [116.214.94.2])

突然のお知らせごめんなさいm(__)m
ECO推進委員会の宮野由紀です。

知っていましたか。日本は自給率が先進国の中で下位にランク付けされているのに、残飯の出る量は世界一なんですって(ーー;)

一日に出る量で発展途上国の人がどれだけ飢えから生き延びれるか・・・数百万人ですよ(T_T)

そう考えたらこれから先の食事の事や、ゴミを出す時の分別ってとっても大事な事ですよね・・・

地球温暖化に歯止めをかけられるのは一人ひとりの小さな行動ですよね。他愛も無いメール読んでくれてありがとうございます。


「172.22.128.44」はUSの「Internet Assigned Numbers Authority」、「116.214.94.2」はBEACONNCのようだ。
どちらも偽装の虞があるので、このメールのISPであるかどうかはわからない。

内容はまあ、ご尤もではあるし、悪質なspamとまでは決めつけられないかもしれない。
しかし、こうして全く心当たりのないオレのところなどに送りつけてくるということは、どこかでオレのメルアドを採取したということだし、「未承諾広告」と同じ性格のものと言わざるを得ない。

このメール、ネットでググってみると、結構ヒットする。
相当数のメールがばらまかれているようだ。
本当に残飯などの無駄を減らし、ゴミの分別を進めようと考えてこうした行動に出ているとすれば、誠にごくろうさまなことだが、ネットの反応は総じて「笑い者」にするか「気味が悪いのだがどうしよう」といったもの。
送り主らしい「宮野由紀」さんにしてみれば不本意きわまりないことだろうが、彼女の「善意」は全く裏目に出ている(^^;
中にはある宗教団体と関連づけている例もあったりした(根拠は不明)。

いずれにしても、下手に返信したりすればドツボにはまるだろう、というのが一般の受け止め方。
それほどまでにこうした性格のメールはネットユーザーからは嫌われているのだ。

「宮野由紀」さん、そんなわけですから、本気でそうした活動を広めていきたいのであれば、もっと地道で誠実な手法を採るよう、老婆心ながらお勧めします。
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微妙すぎてどっちなのかわからない女子の「断りメール」解読

2009年03月11日 | 男女の心象風景
アメーバニュースは、冷静に読むと果てしなく下らないものばかりのような気もするが、それはそれなりに仕事などで疲れた頭を柔らかくしてくれたりもするので、オレは結構お気に入り。

次の記事も何だかあまりに馬鹿らしくて、笑えたので取り上げる。

勘違いして傷づく前に! 微妙すぎてどっちなのかわからない女子の「断りメール」解読

一読後、ここで例として取り上げられている女性からの返信メールは、「微妙すぎてどっちなのかわからない」などというような曖昧なものではなく、どれも誤読の余地のない「お断りメール」だと確信した。
こんなメールをもらいながら、「無理させて約束を取り付け」挙句に「ドタキャン」されるなんて、リスク想定の段階で既に負けは見えているよね。

女性は基本、めちゃくちゃ時間のある人でなければ、乗り気がしない誘いは断って自分の時間を好きに使いたいと思っているものなのです。

それって身も蓋もないですが、10代や20代前半のとにかく好奇心旺盛な時期から抜け出した女の人には、特にその傾向が強いでしょう。こういった女性を誘い出すには、打算的で抵抗があるかもしれませんが、この誘いがどれくらい彼女にとって魅力的なのかをアピールした方がいいかもしれません。

なるほど。

男の場合だと、やっぱり付き合いは大切にしなくてはいけないから、なーんちゃって気乗りのしない飲み会に参加し、悪酔いしたり家に帰って家人にくだを巻いたりすることも大いにあるのだが、その点、女性は極めて冷静に利害得失を計りビジネスライクに対応する、ということなんだろうな。

ということで、男もこれを見習い、さっさと気持ちを切り替えるのが吉。
追えば逃げ、逃げれば追ってくる、という恋愛のセオリーはきっと普遍なのだろうから。
この記事を読んでいて、昔、ビッグコミックスピリッツに載っていた中崎タツヤの「じみへん」を思い出してしまった。
男が女に「付き合ってくれ」と頼むと、即座に女は「嫌よ」と断る。「じゃあいいや」と立ち去る男に女は「なぜそんなに簡単に諦めるの」などと未練がましいことを言う。「だったら付き合ってくれよ」と男が言うと、またまた「嫌よ」と答える。何度か繰り返し、「じゃあいいや」と立ち去ろうとする男に、「待って!まだ何か方法があるはずよ」などと女がまたしても未練がましいことを言うと、男は「くどいぜ」と答えて終わり、というものだった(かなり記憶が曖昧だが)。
これを読んだときには、ひっくり返って笑ったものだが、この記事についている次のコメントもかなりの破壊力だった\(^o^)/

18.名前: :3月10日16時39分
おじゃる丸が「『いつか』というのはおなごが誘いをやんわりと断る時によく使う言い回しなのじゃ」と言っていたけど、それって真実だと思う。
微妙な返事は多分全て「お断り」なのです。

……………………………………………………………………………
19.名前: :3月10日17時6分
おじゃる丸にでもわかることが
わからん奴がフツーにいるのか・・・・

微妙もなにも断っとるやんけ。

なんじゃそれ?っていう断り文句って。
フツーじゃん。

いやあ、男って本当に悲しい生き物だね\(^o^)/
井上ひさし氏は著作の日本亭主図鑑 の中で、男のことを可憐虫と書いているが、まったくもって正鵠を射ているよな(*^o^*)

ただし、相手のことを本当に好きになってしまった女の場合の対応は、(当たり前のことだが)まったく違い、かなり無理のある状況でも男の方に合わせて時間を作るという行動に出ることが多いように思う。
身内に突発的な出来事があったりしても、彼氏との約束を最優先にする、という話を良く聞くし、男の場合は逆に、彼女との約束があっても、他の飲み会が入ったからなんていう理由でドタキャンする傾向も結構ある(少なくともオレが把握している範疇ではかなりあった)。

つまり、「釣った魚にエサはやらない」みたいな感覚なのだろう、男の場合は。だから、釣るための努力には血道を上げるわけだな。
女の場合は、むしろそこからきちんと大切に愛を育んでいきたい、と思うのかもしれない。

まあ、これもかなり牽強付会な言い草だろうとは思うけれども。
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教え子とわいせつ卒業旅行

2009年03月09日 | 男女の心象風景
教え子とわいせつ卒業旅行 元中学教諭に実刑(3月9日 産経新聞)

 教え子の女子生徒とわいせつな行為を繰り返したなどとして、児童福祉法違反の罪に問われた東京都台東区立中学元教諭、鈴木明被告(52)の判決公判が9日、東京家裁で開かれた。内田暁裁判官は「教育者、指導者の立場にありながら、個人的感情を優先して不適切な関係にのめり込んだ」として、懲役3年4月(求刑懲役6年)を言い渡した。

 内田裁判官は「教諭という圧倒的な影響力を及ぼして、心身が未発達な生徒とわいせつ行為に至った」と指摘。「教諭としての自覚や倫理観は欠落している」と指弾した。

 判決によると、鈴木被告は平成19年3月、「2人きりの卒業旅行をしよう」と女子生徒を誘い出し、栃木県那須町のホテルでわいせつな行為をした。

 鈴木被告は、同じ生徒の裸の写真を撮影したなどとして、児童買春・ポルノ禁止法違反の罪にも問われ、東京地裁で懲役1年8月の実刑判決を受けている。



52歳の教師が、教え子の中学三年生(恐らく)と、「2人きりの卒業旅行」という目的でホテルに泊まる。
どう考えても常軌を逸した行動であることには間違いあるまい。

しかし、裁判長の指摘を読む限りでは、嫌がる生徒に対し無理矢理関係を迫った、というようなものでもないようだ。
確かに「教諭という圧倒的な影響力」は背景にあったとは思うが、生徒の側としてみれば、それこそがすがるべき「権威」のようなものであったのかもしれない。

教諭の弁護士は、一般的な恋愛感情に基づくものとして無罪を主張しているようだが、教師と生徒という関係性から鑑みても、その主張はあまりに牽強付会というべきだろう。
だが、15歳ともなれば恋愛に対するある程度の知識は持ち合わせていようし、男の方だけが一方的に断罪されるべきだと、簡単に結論付けていいのだろうか。

あくまでも仮定の話なので、間違っている可能性もあるだろうことを予め断っておくが、この教師に対しもしも彼女の方も恋愛感情を抱いていたとするのであれば、この実刑判決自体、彼女をも深く傷つけることになりはしないか。

しかし、この事件、どのような経緯で発覚したのだろう。
この教師との関係を絶つために、この中学生の方から告発した、あるいは悩んで親に相談し、それを受けて親から訴えがあった、などということであれば、前述の仮定は全くお笑い種ということになる。
そうであれば、この教師の勝手な思い込みということになり、立場を利用した破廉恥漢であることは言を俟たない。

いずれにしても、あり得ないこととは思いつつ、万が一、二人の関係が純粋に恋愛感情に基づくものであったとしても、教師と教え子という立場の中で、このような不埒千万な行動に出たことは赦し難い軽挙妄動といわざるを得まい。
彼女を恋人として大切に思うのなら、彼女の成長を待って改めて交際を復活させればいいのだし、仮に彼女の方からそうした関係を求めてきたとしても、それは教師及び大人の男の立場として、そのような軽はずみな行動に出てはならぬと諭すべきではなかったか。
それは啻に教師という立場のみならず、分別のある大人として当然に考えるべきことであったはずである。

その一点を以てしても、罰状はともかくとして、彼は大いなる「罪」を犯したことを反省すべきと考えざるを得ない。
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自分も映り発覚、ってか

2009年03月05日 | Weblog
女性更衣室に盗撮ビデオ3台、自分も映り発覚…沖縄の高校教諭(2009年3月4日読売新聞)

 沖縄県教委は4日、那覇市内の県立高校の女性職員更衣室に小型ビデオカメラ3台を設置し盗撮したとして、同校の男性教諭(37)を停職6か月の懲戒処分にした。

 カメラを設置して立ち去る男性教諭自身の姿が録画されていたことから、犯行が判明した。同校は県迷惑行為防止条例違反容疑で県警に被害届を出した。

 発表によると、男性教諭は2月10日午後6時頃、更衣室の脱衣場のゴミ箱の陰に1台、シャワー室には棚の上に1台、掃除用のブラシに1台を据え付けた。同7時頃、ジョギングを終えてシャワーを浴びていた女性教諭がカメラに気付いて回収。学校側が映像を確認したところ、録画ボタンを押して立ち去る男性教諭が映っていたという。

 男性教諭は「(女性教諭が)ジョギング後にシャワーを浴びる習慣を知っていた。2月初旬にもカメラを設置したが、うまくいかず、再び仕掛けた」と話しているという。



すごい執念だね。
中でも「掃除用のブラシに1台」には恐れ入った。そんなところに設置すれば、普通に気づかれるだろう\(^o^)/
「2月初旬にもカメラを設置したが、うまくいかず、再び仕掛けた」そうだから、とにかくシャワー室の情景を取りたい一心だったってことか。

一徹なんだね。

せっかくだから本務である授業の方にそのエネルギーを向ければよかったのに。

それにしても、「学校側が映像を確認したところ、録画ボタンを押して立ち去る男性教諭が映っていた」という下りは脱力感満点だな\(^o^)/

つまり、被写体となる女性教諭がカメラを見付けるなんて、全く思ってもみなかったってことか\(^o^)/

しでかしたこと事態は全く度し難い破廉恥な犯罪だけれども、その間抜けさには何だか微苦笑を禁じ得ず、いとものぐるほしけれ。
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愛人契約詐欺

2009年03月03日 | 男女の心象風景
ネットで「愛人契約詐欺」、新たに女性26人被害か(3月2日 読売新聞)

 インターネットで愛人契約を呼びかけ、応募した女性から現金をだまし取ったとして詐欺罪で起訴された長野県松本市並柳、無職横川寛孝被告(31)(公判中)が、さらに東京都など1都9県の26人をだましていた疑いが浮上していることが1日、捜査関係者の話で分かった。

 被害総額は750万円以上とみられる。新潟県警新潟東署はすでに4県6人の被害を追送検しており、残りの被害届が出された分についても近く追送検する方針。

 捜査関係者によると、横川被告は2007年頃から、複数の出会い系サイトの掲示板に「会社役員 年収4500万 会社2つ経営 月50万で愛人に」などと書き込み、連絡してきた女性と面会。「会社の金で払う。経理が怪しむから、最初は投資してほしい」などとうそを言い、現金などを詐取した疑い。

 被害額は一人当たり10~300万円で、消費者金融から金を借り、だまし取られた被害者もいるという。

 横川被告は「出会い系サイトを利用していたが、サクラ、冷やかし半分が多く、女性と会えなかった。雑誌で見た、愛人契約を結ぶ方法だと女性をだましやすかった」と話しているという。


ひどい詐欺事件ではあるし、被害に遭った女性は気の毒だとは思う。
思うのだが、ある意味、自業自得的な面もあるような気が、どうしてもしてしまう。

「会社役員 年収4500万 会社2つ経営」で「月50万で愛人」という文脈自体、冷静に考えてみれば、相当無理のある設定だと思うのだが如何?
年収4500万円であれば、所得税だけでもとりあえず1500万円は持っていかれるし、地方税や社会保険料などの支払もあろう。
保険や扶養家族などにかかる所得税控除もあるだろうが、それらは当然費用負担があってのもの。費用を上回る控除なんてあり得ない。
もちろん、衣食住に関する費用はその他にかかってくるし、こうした立場であれば、交際に費消される部分も相当額に上ることだろう。今時の会社経営において、野放図な交際費の支出は厳しかろうし、かといって付き合いをなさないということも、経営者の立場としては取り得まい。
そうであるとすれば、この役員個人の可処分所得はかなり少額なものとならざるを得ず、その中から、年間600万円(月50万円×12ヶ月)なんていう「お手当て」を出せるかどうか、ちょっと考えてみれば分かりそうなものだ。

だからこそ「会社の金で払う」なんていう取り繕いを言っているのだろうが、二つの会社経営にかかわって、トータルで4500万円の年収ベースの報酬を得ている役員に、わざわざ愛人をあてがう必然性が那辺にあるのか、いったいどんな支出科目でこんな経費を捻出するというのか、「経理が怪しむから、最初は投資してほしい」という文脈との整合性はどうか、そんな怪しい使途の支出をどのようなかたちで決算公表に付すのか、取締役会や株主総会で了承される当てがあるのか、考えれば考えるほど疑問が次から次へとわきあがってくる。
というより、これで説得できたとするのであれば、そのロジックをこそ是非とも教えて欲しいものだ\(^o^)/

もう一つ、ものすごく失礼なことを敢えて書くのであるが、月50万円といえば相当な金額である。
そんな高額な支出を伴う取引の相手方を出会い系サイトで募集するなどということがあるだろうか、と、引っかかった彼女達は考えもしなかったのだろうか。
月50万円出す、といえば、今、存亡の危機に瀕しているといわれている銀座辺りのホステスでも応じてくる可能性は高かろう。
その方がはるかにビジネスライクで合目的であるわけだし、出会い系サイトあたりにアクセスしてくるような素性の知れない人物に、わざわざ声を掛けるリスクを犯す必要性すらないと思われるのである。

さらに、かなり重要なポイントと思われるのだが、「愛人契約」などというものはそもそも民法上成立し得ない(90条「公序良俗」)。
今回の事件は「投資」を募って現金を騙し取ったことから詐欺容疑が成立して下手人は逮捕されたわけだが、例えば、実際に行為に及んで「愛人契約」に基づく報酬を請求したら払ってもらえなかった、などという事例であれば、これは完全に泣き寝入りとなるだろう。契約自体が「無効」なのだからね。
また、払ってもらえばもらったで売春防止法に違反するわけだ。
どのみち非現実的な話に違いはあるまい。

いずれにしても、こんな眉唾物の話に、判明しているだけでも26人もの女性が引っかかってしまったことの方が驚きである。
体を売ってまでもお金の欲しい女の人は、出会い系サイトに掲載されたこんな怪しい吊広告に引っかかってしまうくらい、それなりの数がいる、という事実は決して軽いものではあるまい。
このブログでもたびたび晒してきたが、「女性がお手当てをくれる」などという出会い系spamが如何に現実の姿からかけ離れているか、これだけでもわかろうというものだ。

肉体関係を求めて出会い系サイトにアクセスするというところからして、既にかなりイタい話だとは思うが、その上、その行為の果てでお金がもらえたら嬉しい、なんていう連中は、男女を問わず、こうした非現実的で稚拙な詐欺行為に引っかかってしまうわけだね。
ご苦労様だ。
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