Music Mania

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カツ丼をがっつり食べる話

2024年05月26日 | 食べ物
今日の昼ご飯はカツ丼が食べたい。
というか、前日から明日の昼はカツ丼を食べにいこうと考えていたので、素直にそれを実行する。
幸いなことに僕の家の近所にはカツ丼が美味しい店がいくつかある。
一番近いところだと喜久家というお寿司屋さんがあって、そこのカツ丼が名物となっている。
とくにランチの時間帯に行くと、お客さんの大半がカツ丼を食べているという、寿司屋らしからぬ風景の店だ。
なぜそんなにカツ丼が人気なのかというと、ご飯もトンカツも量が多くて、それでいて値段もみそ汁がついて1000円くらいと安いのだ。
おそらく1合はあると思われるご飯に、丼から大きくはみ出すトンカツが乗っているので、がっつり食べたい労働者や大食いの若者なんかに人気なのだ。

家から2キロくらい離れたところに2軒の大衆食堂があって、どちらもカツ丼は売りの一つになっている。
JR東海道線の線路を超えたところにある千元という店は小さいお店だけど僕のお気に入りの店で、基本的に何を食べても美味しい。
とくにエビフライ定食や唐揚げ定食が好みなのだが、もちろんカツ丼もうまい。
量は普通だけど、だしの効いた卵とじがいいのだ。

もう一つは七色食堂というところで、こちらはしっかりお腹いっぱいになるお店らしい。
らしい、というのは、実は僕はここには行ったことがないのだった。
というのも、自分の生活圏のなかで、とても微妙な位置に店があって、基本的にこの店の前を通ることがないのだった。
地元グルメ系ユーチューバーの人たちの動画を見るととても美味しそうなので、今回はここへ行くのだ。

店内はわりと広い。
僕は一人だったのでカウンターで良かったのだけど、あいにくカウンター席は埋まっていたので、4人がけテーブルに案内される。
メニューを見ると各種定食のほか、丼ものやカレーもある。
しかし僕はメニューを見る前からカツ丼と決めてたので、迷わずそれを注文した。
ご飯の量はどうされますか?と聞かれたので、普通で、と答える。
ユーチューブでは、ここのお店は量が多いので女性や小食の人はご飯少なめにした方がいいと言ってたけど、僕は量が多いことで有名な喜久家のカツ丼をペロリと平らげるので、まあ大丈夫だろう。

待っていると、僕のテーブルに男性二人組がやってきて相席いいですか?と訪ねるので、もちろん大丈夫だと答える。
年齢はあきらかに僕より年上と思われる二人で、そのうちの一人もカツ丼を注文した。
そしてご飯の量は普通ではなく「多めで」と答えていた。
実をいうと、もしご飯普通でと頼んだはいいけど、想像以上に多すぎたら困ったことになるとちょっとだけ不安だったけど、この自分より年上と思われる男性がさらに多い量を注文してるんだから安心した。

やがてカツ丼が運ばれてきた。
噂通り、かなり量が多い。
丼からはみ出さんばかりにトンカツが乗っかり、2個は使ってると思われる卵が絡んでいる。
まずはトンカツから食べてみる。
しっかり肉厚だけど、とても柔らかく、豚肉のうまみもある。
そして、ここが重要なんだけど、すこし薄味だ。
いや、薄味というより、濃くはなく、これからこの量のカツ丼と対決するにあたり、これくらいの味付けがちょうどいいのだ。
ご飯はしっかり1合、いや1合を少し超えるかな。
とにかくワシワシと食べ続ける。
ときどきみそ汁と漬け物も食べながら、ひたすら食べ続ける。
そして完食した。
美味しかった、満腹です。

同じテーブルのご飯多めのカツ丼は、あきらかに多めというより、大盛りだった。
そのオジサンはご飯1合半くらいあるだろうそれを完食していた。
この年齢(推定年齢65歳)でこんなに食べるなんて、とても胃腸が丈夫な方なんだろう。
僕も65歳になってもここのカツ丼(普通盛りでいい)が食べられるくらい健康的でありたい。


京都宇治

2024年05月09日 | 日常
5月2日は京都の宇治へ行ってきた。
たぶん、宇治へ行ったのは初めてだと思う。

よくゴールデンウィークに京都なんか行くと、大変な人出で観光なんか出来ないでしょ?という人がいる。
僕は今まで何度もゴールデンウィークや桜の時期や紅葉の時期に京都へ行ってきたが、人が多すぎて観光出来ないなんてことは1回もない。
しっかり春、初夏、あるいは秋の京都を満喫してきた。
こういうのは事前の段取り次第なのだ。
行き当たりばったりではなく、きちんと計画をたて、公共交通機関の時間や路線図、クルマなら近くて安い料金のパーキング、人気の飲食店はどこか、そこは予約出来るのか、といったことをリサーチしておくだけでぜんぜん違うのである。

今回、昼前に到着、宇治駅の近くの最大料金600円のコインパーキングに駐車し、昼食まで少し時間があったので、駅周辺を散策する。
宇治といえば平等院なのだが、そこへ行くまでの参道にはたくさんの飲食店や土産物店があり、けっこう楽しめる。
とくに宇治茶の店が多く、お茶のいい匂いが漂っているのがいい。
11時30分になると予約してあったお店「地鶏屋心」へ行く。
開店が11時30分なのに、すでに行列が出来ていて、さすが人気店だなと、予約しといて正解だった。
ランチメニューではおそらく一番人気の「KOKOROランチ」を注文する。
シャキシャキの大根サラダと焼き鳥、つくね、トリ天ぷら、豆腐、小鉢2品、吸い物、ご飯がついて、1400円とリーズナブルな値段。
人気店であることが納得のコスパと味である。

店を出て宇治川のほうへ向う。
紫式部の像があり、ここが源氏物語に登場する場所であることが売りになっているのがわかる。
紫式部といえば今年の大河ドラマで取り上げられていることもあり、まさに旬の歴史人物だ。
参道のあちこちにも紫式部ゆかりの地であることを強調している絵なんかがある。

平等院に到着する。
前日と違い晴天なので新緑がとても美しい。
そんな新緑に囲まれた平等院鳳凰堂も素晴らしい眺めだ。
じっくり時間をかけて見学する。
ここも大河ドラマに登場する藤原道長に関係する建物ということで、来客も例年よりかなり多いようだ。
敷地内には鳳翔館という資料館があり、見応えたっぷりの展示品が並ぶ。
仏教について詳しいわけではないが、貴重な品々は見るものを癒す。

平等院を出ると、宇治川を渡って大河ドラマ館へ行く。
「光る君へ」は平安時代の貴族の文化がよくわかるとても興味深いドラマで、大河としては珍しく武士が出てこないし、乱も変もないけど、毎週楽しんでみている。
いつもの大河ドラマ館らしく、登場人物の着物や人物紹介、ドラマで使われた小道具などが展示される。
主演(吉高百里子)の等身大のパネルと一緒に写真が撮れるのもいつも道理だ。
僕はそういう写真は撮らないけど。

宇治といえば平等院があるくらいですぐに見終わってしまうようなイメージをお持ちの人も多いようだけど、僕としてはかなり楽しめた。
また近いうちに訪れたいところだ。

京都宇治2024-05-02

大阪 ホテルモントレでディナー

2024年05月07日 | 日常
5月1日は大阪へ行ってきた。
目的はホテルモントレのディナーを食べることだが、早めに行って久しぶりの大阪を楽しみたいと思ったのだ。

昼前に大阪に着くと、いつもの長堀地下駐車場にクルマを停める。
地下鉄の切符売り場で一日乗車券を購入し、御堂筋線で梅田へ向う。
あいにくの雨模様だが、ネギ焼き山本へ行くのだ。
ネギ焼き山本は十三に本店があるネギ焼き、お好み焼きの店だ。
数年前、STEFANIEのメンバーと十三の本店で食べたが、とても美味しかった。
注文するのはもちろんネギ焼きで、店のおすすめは牛すじ入りだが、僕は豚肉入りを選んだ。
相変わらずとても美味しい。

続いて、御堂筋線で長堀まで戻り、そこから鶴見緑地線に乗り換えて大阪城へ向う。
ビジネスパーク駅で降りると、まだ雨は降っているもののそこまで激しいわけではない。
大阪城ホール前には老若さまざまな女性がたくさんいて、どうやら男性アイドル?のコンサートがある模様。
グループ名を見てもさっぱりわからないし、日本人なのか韓国人なのかもわからない。
いずれにせよ、みんな楽しそうでなによりだ。
そんな人たちを横目に、たこ焼きわなかに入る。
もし日本で一番たこ焼きが美味しい都道府県は?と問われたら、ほとんどの人は大阪と答えるだろう。
そんなたこ焼き激戦区の大阪でも、おそらくわなかはトップクラスだと思う。
僕はわなかの大ファンなので、もう何度も食べてるけど、本当に美味しい。

食後には大阪城天守へ向う。
多くの人が知ってるように、現在の大阪城のほとんど全ては徳川期のもので、豊臣期の面影はほぼない。
僕がそれを知ったのは35年くらい前だったと思うけど、わりとショックだった。
天守は大きく、エレベーター付きの現代建築で、内部は博物館になっている。
これを見ると、現存天守は別として、名古屋城天守を木造で立て直しというのは、かなり疑問に感じる。
それくらい、内部の資料は充実していて、見応えをあるのだ。

大阪城を後にして、再び地下鉄に乗り、本日のメイン会場である難波のホテルモントレグラスミアへ向う。
昨年の夏、梅田のホテルモントレでディナーを楽しんだが、今回は夜景が見えるレストランということで、難波のほうにしたのだ。
エレベーターで22階まで昇り、予約してあったレストランに入る。
まだ日は暮れていないが、そのうち暗くなるだろう。

今回の食事は1万円相当の料理ということで、前回の倍の値段になる。
さすがに素晴らしい料理の数々だ。
どれをとっても非の打ち所のない、完璧なコースで、見た目も舌もお腹も大満足である。
メインが来るころにはすっかり外は暗くなり、22階から眺める大阪の街はまさに絶景だ。
とても贅沢な時間を過ごすことが出来たのだった。


大阪 2024-05-01

花魁Rocker 東海市ダイナマイト

2024年04月29日 | 花魁ROCKER
4月28日は花魁ROCKER、愛知県東海市のダイナマイトでのライブだった。

四日市からメンバー5人でステップワゴンに乗り込み、まずは愛知県大府市を目指す。
ナビでの到着時刻は11時40分くらいで、ちょうどランチに間に合うはずだ。
晴天のなか伊勢湾岸道を走るのはとても楽しい。
ちょっとした遠足気分だ。

昼前に大府市の三代目下村牛という焼き肉屋さんに到着する。
ここは質のいい焼き肉ランチをとてもリーズナブルな値段で食べられる店で、グルメ隊長のユキちゃんが見つけてくれたのだ。
僕となっちゃんとユキちゃんは焼き肉定食を注文、田中さんはハンバーグ定食、道中さんはすき焼きだ。
霜降りの見るからに質の良さそうな牛肉が7〜8切れ、それをテーブルの網で焼いて食べる。
僕はふだんほとんど焼き肉を食べないので、あまり肉の質についてはよくわからないのだけど、これはとても美味しい焼き肉であることは間違いないと思う。
そこへキムチとスープとご飯がついて1400円しなかった。
ありえない安さだ。

お腹が満たされてもスイーツは別腹ということで近くの星野珈琲店へ行く。
全国区の有名チェーンなので知ってる人も多いだろうし、僕も愛知や滋賀の他店には行ったことがあるけど、当然大府市の店には初めて来た。
ちょうど5人が入れる個室が空いてたのでそこへ案内してもらう。
僕と田中さんはちょっとレトロなプリンを注文。
昭和時代を思い出すような懐かしさのあるプリンで美味しかった。
他の人もそれぞれスイーツを食べながら、おしゃべりが止まらない。
今日のライブの打ち合わせとか、そういう話ではなく、あくまでも雑談だけど。

だいたいいい時間になったので本日の会場である東海市のライブバー、ダイナマイトへ行く。
店内は1950年代のアメリカをモチーフとした、まさにロックンロールな雰囲気で、とうぜんBGMはオールディーズである。
そして想像していたよりはるかに店内は広く、また飲食のメニューも豊富なので、ライブのない日はフィフティーズレストランとしても営業しているのだろう。
ステージは店の角地の三角地帯にあり、壁にはリッケンバッカーやグレッチなど、これまた50年代〜60年代っぽいギターが飾られている。
ライブバーといえど、ドラムもギターもマイクで音を拾ってPA出力となっている本格派だ。
面白いのはステージの真ん前に少しだけアリーナスペースがあり、そこから直接バンドの応援が出来るようになっている。

サウンドチェックが終わると控え室に案内される。
控え室は店の2階にあり、そこは控えというよりラウンジのような店(廃店)だった。
元はフィリピンパブだったらしい。

この日のライブは主催の鬼バンドさんによる企画で、5組のバンドが出演する。
すでに予約だけで満席となっているようで、どのテーブルにも予約札が貼られている。
これだけのお店が満員になるなんて、よほど地元で人気のバンドが登場するのだろう。
よそ者である僕らは完全にアウェイなんだけど、きっと大丈夫、僕らのライブはいつでもどこでも大ウケだから。

1組目はたけうち製麺という某うどん屋みたい名前のバンドだ。
曲はプリプリ、相川七瀬、松田聖子など80年代〜90年代のJロック、Jポップで、三重県だとG-SPC、関西だとすぽっっとらいとが似た感じの曲をやっている。
ここはボーカルのお姉さんのキャラがとてもいい。
明るく天真爛漫、もちろん歌もうまい。
僕らもアリーナへ降りてしっかり応援させていただく。

2組目はキムロックというバンドで、BOOWYの曲だ。
今も変わらず僕らの世代に大人気のBOOWYで、今までいくつのコピバンを見てきただろうか。
それぞれのバンドにはそのバンドの売りがあり、ここは氷室京介のソロからの選曲と、「唇にジェラシー」をやってたのが良かった。
ただ、次が自分たちの出番なので準備のため控え室に戻る。

3組目で花魁ROCKER、今回は珍しくオープニングSEなしでのスタートとなる。
1曲目「勝手にしやがれ」でマスターからもう少しギターのボリュームを上げろと指示される。
サウンドチェックのときにはギターの音が大きいのでこれ以上は絶対に上げるなと言われたのに、お客さん多いとだいぶ変わってくるようだ。
あとから動画を見ると、もっと大きくても良かったくらいだ。
ほとんどのお客さんは僕らのことを知らないのだけど、けっこうアリーナにも人が集まってくれて大いに盛り上がる。
よく見るとテーブル席も盛り上がってるようでなによりだ。
今回の持ち時間は40分ちかくあるので、いつもより2曲多いセットで勝負をかけたけど、それでもあっという間にライブが終わってしまう。
ライブが終わってたくさんの人から最高に良かったと声をかけていただいた。

セトリ
1.勝手にしやがれ
2.カサブランカダンディー
3.飾りじゃないのよ涙は
4.カモメが飛んだ日
5.歌うたいのバラッド
6.絶対絶命
7.万里の河
8.私は嵐

4番目に登場のEストリートバンドは矢沢永吉のコピバンだ。
ボーカルさんは矢沢永吉になりきっていて、えいちゃんファンならたまらないだろう。
マイクスタンド、白いスーツ、髪型、そして顔も声も似ている。
また楽器隊のレベルも高く、しっかりボーカルを支えている。
「レイニーウェイ」「チャイナタウン」「アイラブユーOK」など僕の好きな曲をいくつもやってくれてとても良かった。

トリは今回の主催である鬼バンドだ。
ここは懐かしの横浜銀蝿で、矢沢栄吉と並んで日本の不良ロックの看板的存在である。
セトリはもちろんロックンロールのオンパレードで、僕らもアリーナに降りて踊りまくる。
完全にダンスホール状態でめちゃくちゃ楽しい。
ステージで繰り広げられるロックンロール、なっちゃんもユキちゃんもたけうち製麺のボーカルさんも皆ロックンロールクイーンになって踊りまくりだ。
こういうタイプのライブって今まで体験したことなかったけど、最高に面白い。
こうして楽しすぎる1日は終わったのだった。

20240428 花魁Rocker

ディスカバービートルズ2

2024年04月20日 | ビートルズ
昨年4月から続いていたNHK-FMのディスカバービートルズ2が3月末をもって終了した。
ビートルズ愛に溢れた実に素晴らしい番組だった。

ビートルズマニアがビートルズについて語る。
それも前回のディスカバービートルズ1回目も含めて2年も語る。
それでも視聴者のほとんどは、さらにディスカバービートルズ3を期待している。
もちろん長くなればなるほど、よりマニアックになってしまうので、僕としてはこの辺でもういいかな、という気がする。
全てのジャンルはマニアが殺す、というくらい、あまりにマニアックになりすぎるのはよろしくないのだ。

そんななか、それでも出来るだけ初心者もついて来れるよう十分配慮されていたと思う。
ビートルズマニアにしか通用しない常識、それを知ってることが前提になってるなんてことはなかった。

僕は今回とくに面白いと思ったのは、分身の術と称したコーラス多重録音を使った解説だ。
とくにThis Boyの三声ハーモニーをパート別に聴くことが出来てとてもよかった。
一番下のジョン、一番上のポールはまだわかりやすいけど、真ん中のジョージのパートがとても難しい。
こんなコーラスワークが出来るなんて、さすがビートルズだなと思った。

今年2024年、とうとうディスカバーシリーズがなくなってしまった。
マイケル・ジャクソン、ビートルズ、クイーン、カーペンターズ、再びビートルズと来たら、次はストーンズかスティービー・ワンダーか、プリンスも面白そうだし、デビッド・ボウイも聞きたい。
けど、語る人がいないのだろう。
1年かけてじっくり語る、それも出来るだけミュージシャンに語らせるのがいいんだけど、難しいよね。

というわけで、杉真理さん和田唱さん、ディスカバービートルズ2お疲れ様でした。