旧奈良監獄(旧奈良少年刑務所)の内部見学
旧奈良監獄は監獄施設の近代化を目指して、1908年(明治41年)に誕生した日本最古の
刑務所で、明治五大監獄(千葉、金沢、奈良、長崎、鹿児島)では唯一、建物全てを残す
歴史的にも価値の高い建築物です。
2008年(平成20年)には設立100年を迎えた旧奈良監獄は、2017年(平成29)に重要文化財
に指定されると同時に、廃庁され、管理は国の手を離れ、耐震、改修工事を経て2024年には
星野リゾートによるホテルへと生まれ変わる予定になっています。
工事に着手する前に、元看守の案内による見学会が開催されたので参加してみました。
少年法が改正されるまで、10代から26才ぐらいまでの受刑者がいたことや、通信教育制度、
優秀な受刑者は学校や職場に通うことも許されていたなど、興味深い話しや、未公開部分
の見学もありました。
中庭と庁舎の全景です。
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庁舎と中央看守所から続く房舎。
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中央看守所の1階部分と2階部分。房舎を見渡せるようになっています。
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独居房(現在は単独室)。受刑者間の交通を一切遮断する昼夜間単独室と、夜間は独居させる夜間単独室に区分される。
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庁舎2階からの眺めです。建物奥に東大寺大仏殿の屋根も見えます。
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イギリス積みのレンガ造りや、アーチ状の開口部など異なる窓を見ることができます。
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