早起き梟のひとりごと

仕事に追われる日々を少しだけ立ち止まって見つめてみると・・・

「罪の声」

2016-12-05 05:59:58 | 買った本

写真は「罪の声」塩田武士 講談社 1650円。

裏表紙。

いく先々の本屋で平積みされていた。売れているみたいだ。手にとって褌に書かれている文言を読んでみた。どうやら、グリコ森永事件が題材になっているようだ。買って読んでみた。圧巻の400ページだった。主人公の阿久津記者と筆者が重なっていく、まさに圧倒的取材、虚と実が折り重なり、事件の真相はこうだったんだ思わせるリアリティがある。エピローグの再開のシーンが、「砂の器」のそれと重なり感慨深かった。ぜひ、映画化して欲しい。

阿久津記者は長塚圭史で。

鳥居デスクはリリーフランキー。

そして最後のキーマンになる中華屋の親父はピエール瀧で。

とにかく一読をお薦めする。