写真は「罪の声」塩田武士 講談社 1650円。
裏表紙。
いく先々の本屋で平積みされていた。売れているみたいだ。手にとって褌に書かれている文言を読んでみた。どうやら、グリコ森永事件が題材になっているようだ。買って読んでみた。圧巻の400ページだった。主人公の阿久津記者と筆者が重なっていく、まさに圧倒的取材、虚と実が折り重なり、事件の真相はこうだったんだ思わせるリアリティがある。エピローグの再開のシーンが、「砂の器」のそれと重なり感慨深かった。ぜひ、映画化して欲しい。
阿久津記者は長塚圭史で。
鳥居デスクはリリーフランキー。
そして最後のキーマンになる中華屋の親父はピエール瀧で。
とにかく一読をお薦めする。
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