たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

やっぱりデータは捏造だった

2007-01-21 11:16:49 | Weblog
 納豆がバカ売れし、売り場では品切れ状態が続いていたが、一体いつまで続くのだろうと興味を持ってみていたら、意外と早く、わずか2週間でその終わりがやってきた。
 報道によると関西テレビは20日、納豆のダイエット効果を取上げた1月7日放送の情報番組「発掘!あるある大事典Ⅱ」で、実際には行っていない実験データをでっち上げて効果を誇張し、放送していたと発表した。放送内容にあった実験など実際には行っておらず、納豆がダイエットに効果があるという科学的検証もあいまいで、確証のないまま番組を編成したものらしい。
 番組を見て早速翌日に納豆を買い込んで食べ始めた多くの人達はこの報道にどんなに驚いたことだろう。特段値段の高い食品でもなく、たくさん食べたからといって体に害を及ぼすものでもないので実害はないが、番組への信頼を裏切られたことについては腹立たしいことだろう。
 一方毎日品切れ状態に見舞われ、てんてこ舞いさせられたスーパーや納豆メーカーはいい迷惑だ。これで納豆に対する熱い思いが一気に醒め、逆に騒ぎの前よりも売り上げが落ちてしまうのではないかと心配なことだろう。
 健康に対する関心の高いことにつけ込んだ悪徳商法が横行する中で、公共放送までが科学的検証も経ず、こうした番組を放送するとは世の中一体どうなっているのか。