先日投稿したETCの障がい者割引サービスから見えてきたもの、第2弾です。
まず、他県の育成会で親しくしていただいているところに問い合わせをしてみました。
ETCカードを作る前の口座の開設にとても興味をもっていただきました。
ただ、これまでは開設するのに苦労したというような話は
聞こえていないようでした。
やはり、みなさん私と同じように、子どもがまだ未成年で
親に親権があるうちに金融機関の口座を開設しているようです。
※結局、口座開設は未成年のうちに!が一番のようです。
それでも、それぞれの会員さんに問い合わせをしてくださったり、
知り合いのベテラン相談員さんに聞いてくださったり、
また、知的障がい者専門の保険を取り扱っている会社の
元社長さんなどに聞いてくださったりしていただいたようです。
本当に全国に育成会の仲間がいるということは心強いことだと思いました。
・すでに口座をもっているとしても、口座からお金を引き出す時に
親の代理人署名で大丈夫な銀行と、それではダメな銀行がある。
・大手の銀行は意外と融通がきかないことが多いようだ。
小さなころから利用している地元の銀行なら親が窓口に行って口座を作れた。
(親ではダメなんて、銀行の担当者がダメダメなんじゃないの? )
・田舎の郵便局に聞いたら、本人が誰かと一緒に窓口にきて、
意思疎通がとれるようならOKといわれた。
(それって窓口の人の力量にもかかってくるのでは?)
というようなお話しが聞こえてきました。
ただ、いろいろな話をきいていると、
今、いろいろな詐欺被害などが起こったりしていますし、
第三者による不祥事も多い。
そんなこともあり、各省庁が厳しく指導しているからだ
というような意見もありました。
そして、ベテランの相談員さんからの意見ですから参考までに!
と教えていただきました。
・軽度の方の場合は一人で銀行に行き、特に手帳を見せなくても
普通に口座開設できます。
重度の人は、後見人必須のところもあります。
昔作った口座でも、その後の取り扱いの改正で、
重度の方の場合は、本人が窓口に行っても
払い出しができないこともあります。
重度の方の場合は、後見人名義の本人口座開設がベスト
(銀行に後見人が裁判所書類を提出等して作成すると、あとの事務手続きが楽)
ですが、信頼できる後見人であることや法人後見などが必須でしょう。
いずれにせよ、良くも悪くも契約の時代、
これからは多くの人に成年後見人が必要ですね。
とのことだそうです。
これを聞いてくださった、栃木県手をつなぐ育成会の理事長は、
「それには、成年後見制度がもっと使い勝手良くならないとですよね~」
と言っておられました。
私が別に聞いた金融機関でも、最初は「後見人が必要です」
的な説明をしていたのですが、
「知的障がい者も20歳になると、障害年金をもらいますが、
年金がもらえることになっても、振り込まれる口座を開けないということが出てきますね。
20歳になったらすぐに後見人の手続きをしないとならないってことですか?」
と、突っ込んだ質問をぶつけてみましたら、
「あ~~~、親御さんが窓口にきて親御さんの身分証明と
ご本人の身分証明などがあれば、開設は可能です」
と、クルリと話が変わってきました。( *´艸`)
本当に金融機関ごと、それと対応してくれる人によっても違うような気がしてきました。
ということですが・・・
ここからETCカードの話になりますが、ETCカードというものは、
結局のところクレジットカードということになります。
銀行の説明では、申込書は銀行で渡しますが、
審査はクレジット会社が行うので、銀行の手は離れること。
そして、クレジットカードの申込書というものは、
本人の自書ということが原則となっているので、
文字が書けない知的しょうがいの方の場合はどうするのかは
申し訳ないが把握しておりませんでした。
ということのようです。
ん~~~、これは誰に問い合わせたらいいのでしょう。
クレジット会社?それともNEXCO東日本?
知的障がい者のETC障がい者割引サービスは結構ハードルが高い!
ということはよ~く解りました。
ウチもそうですが、私の知り合いも何人か
これはハードル高そうだ、と、ここまでまで聞くまでもなく
すでに何年も前に割引サービス申請を挫折していましたからねぇ~
でも、なんとか割引サービス利用できないものでしょうか。
青森県育成会の事務局長も「合理的配慮」とかはならないのでしょうかね
育成会としての課題が見つかったということでしょうか。
とおっしゃっていました。
私も、もう少しこの問題を追いかけてみたいと思います。
ご訪問ありがとうございます(F)