僕の菜園日誌

家庭菜園40%、水彩画40%その他雑記20%の生活ブログです。ごゆっくりどうぞ。

虫との闘い

2005年04月17日 | 菜園
モンシロチョウが畑を飛び回っている。けいは虫かごと網をもって楽しそうだが、私はうれしくはない。
「たぶん間違いないだろう」と、恐る恐る植えたばかりのキャベツの葉の裏をみる。(溜息・・・・・。)
この段階になって虫よけネットを張っていれば良かったと毎回、後悔してしまう。農薬は使わない主義なので青虫を手作業でとっていく。

実は私は青虫や芋虫をつぶすことができない。そんな人間がよく畑をやっていると思うだろうが、できないものはできない。それがニンジンについたアゲハチョウの幼虫等ならなおさらである。

ゴキブリをつぶせない人がいるが私もそうである。新聞紙などでゴキブリを叩き潰す人がいるがその神経を私は疑ってしまう。でも最近はムース状になってゴキブリが身動き取れなくなるスプレーがあるらしい。
で、私が捕獲した青虫や芋虫はどうなるのかというと、すべて大きく弧を描いて隣の休耕田まで飛んでいく。持ち主の方、ごめんなさい。

農作業をしながらいつも思うのだが雑草には根気強く戦えば勝てると思う。でも虫と病気にはひたすら逃げるしかない。農薬を使えば虫たちと対等に戦えるとは思うがそれはしたくない。

以前面白い実験をしたことがある。春大根がアブラムシの大群にやられていたことがある。アブラムシの天敵はてんとう虫。だから私は大量のてんとう虫を捕まえてきてその大根に放したことがあった。(真剣である。)「腹をすかせたてんとう虫がいっせいにアブラムシを食い尽くす図」を期待してみていた。しかし彼らはまったくアブラムシに襲いかかろうとはしない。まあ今日は腹がいっぱいなのだろう。明日になったら我らがてんとう虫軍の前にアブラムシ軍もいなくなっているだろうと思って1日待った。

あくる日の朝、楽しみに畑に行ってみるとアブラムシの大群をそのままにして、彼らは無情にも姿を消していた。「そんなにうまくいくわけないかぁ」とは思っていた。やはり仕組まれた環境ではだめみたいだ。天敵が発生するにはそれなりの理由が要るのだろう。私の春大根が育たなかったのは天候とか土壌とか「不健全な条件がそろっていた環境」だったとしか言いようがない。

ゆきとけいが昔からお気に入りの歌がある。
「キャベツ~の中か~ら青虫出たよ。にょきっ。にょきっ。お父さん青虫~。」
親指のお父さんからおかあさん、お兄さん、お姉さん、そして小指の赤ちゃんまで、青虫の家族がさんざんキャベツを食いつくして、ちょうちょうになる歌詞のようだ。子供たちが歌うとほほえましく聞こえるが内容はすさまじい歌である。私はこの歌をきくたびに畑のキャベツが気になってしょうがなくなる。
キャベツに虫よけネットを張ってみようかといまだに迷っている。