今日の社内連絡(ブログver)

sundayとかオリジナルテンポとかの作・演出家ウォーリー木下のつれづれなるままのもろもろ。

四月雑記

2008-04-03 | Weblog
片付けるものは片付けて。
○コーネリアスのライブへ。シンクロナイズドしてました。音を楽しむ、音楽。音を楽にするのも音楽。いくつか安直だなと思うものの、いったいどうやったらそんなにシンクロナイズドするのかしらんと不思議なことも次々と。見終わったあとは、身体が生まれたての子やぎのようになる。
○人と会い話をする聞く。自分の考えがしわくちゃのホオズキのようなものだとしたら、そこに息を吹き込まれて、パンパンに張ったような、そんな時間。
○エイプリルフールはひとつも嘘をつけずに終わった。高校生の頃まではこの日は必ず嘘をついていた。どれだけ人を騙すかに命をかけていた時代。嘘をつくことが今は仕事の一つだったりするので(暗喩として)、興味がなくなったのだろうか。
「百年後の博物館」アーカイブができてましたね。展覧会を終えての対談も。小説のプレゼントもやってます。たしかに紙で読むとまた違う。
○初めてのカットモデル。不安げなハサミの震えが共同作業。ふたりで乗り越えたあの濃密な時間。
○sundayの新作のために資料を読む。カントの言葉に震える。
○タイトルにひかれて読んだエイミー・ベンダーの短編集。ここ数年に読んだ小説の中では、ダントツに面白かった。唇がない人とかお婆ちゃんを生んだお母さんの話とか、燃えるスカートの少女とか。「百年の孤独」を読んだときを思い出す。大海原を小舟に乗って突き進む感じ。
○ガソリンの価格の話よりも、高知のマジシャンが密室で殺されたニュースが気になる。
○自分が薄っぺらい人間であることをなんとか隠しながら生きているわけだけど、そのことで労力を使うよりも、もっと厳密に薄っぺらさを見つめることの方が何十倍も大事だ、とつくづく思う。そういう意味では体裁の整った「美しい」デザインされたモノに今は興味がない。もっと野趣あふれる天然の岩のようなモノを作りたい。僕にできるのだろうか。
○明日からアムステルダム。何の準備もできてない。