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-6年半ぶりに投稿

大恐慌!?その408 ガイトナーとルービニ

2009-04-24 12:50:16 | 世界経済

とうとうルービニさんがここまで注目されるようになったかと私的には感慨深い記事です。取り急ぎ。

ガイトナーとルービニ

http://blogs.jp.reuters.com/blog/2009/04/22/ガイトナーとルービニ/

ガイトナー米財務長官が21日、米銀の大半は融資を継続するのに十分な資本を確保していると語った。この発言を受けて米株式市場は上昇した。

この見解と正反対の見通しを示している有名人がいる。ヌリエル・ルービニ米NY大教授だ。「いくつかの金融機関は非常に深刻な問題を抱えている」と指摘。政府管理下に置かれる可能性があると言及している。

ルービニ教授は、米住宅バブルの崩壊が米金融システムに大打撃を加えると、リーマン・ショックのかなり前から予測。マーケットで注目を集める1人に浮上している。

同教授は20日、世界的な株高は「弱気相場の中での上昇局面だ」と述べるとともに「市場は、実体経済と金融セクターに関する統計を大幅に先取りしている」と語った。

米銀についてのコメントは、その流れで出てきたが、みずほ証券・チーフマーケットエコノミストの上野泰也氏は「最も印象的だったのは、市場参加者は自分自身を欺いていると言った部分だ」と指摘する。

上野氏は、市場には“あってほしい潜在願望”が作用して上昇局面が形成されるが「市場は遅かれ早かれ、厳しい現実を直視せざるを得なくなる」と述べた。

ルービニ教授は、米金融機関が抱える問題は完全には表面化しておらず、米金融機関が被る損失は、これまで計上された1兆ドル(98兆円)から3兆6000億ドルに膨れ上がる可能性があるとも語った。

ストレステスト(健全性審査)の結果は、5月4日に公表される予定だが、早くも市場では「公表される不良債権額が、全容を示すことになるのかどうかわからない」(外資系証券)とささやかれている。

ガイトナー長官とルービニ教授のどちらの言い分が、真実に近いのだろうか。