一緒に世界の将来について考えよう

世界の将来について、一緒に考えていくブログ
-2006年から大恐慌の到来を予想
-6年半ぶりに投稿

大恐慌!?その380 世界経済・金融システム崩壊との見方

2009-02-23 12:54:46 | 世界経済

世界経済・金融システムについての厳しい見方が広がっている。ソロス氏は世界の金融システムは実質的に崩壊し生命維持装置に繋がれているとし、ボルカー米経済諮問会議議長は世界経済の悪化、大恐慌時より急速の可能性があるとの見方をしている。

一方、米金融機関の国有化について、米金融当局や経営陣は必死になって否定している。例え国有化せざるをえないと思っていたとしても、現時点で少しでも検討の時間が欲しいのだから、国有化はない、と言い続けるのはとても理解しやすい。仮にXデーが来るとしたら、「頑張ったのですが、X銀とY銀とZ銀は国有化します。他の銀行は大丈夫なので、安心して下さい」というメッセージを出すことで、世界の金融市場株式市場の崩壊を防ぐために、それまでの急速な株価下落は、なんとしても避けなければならないからだ。住宅市場が居住用、商業用とも悪化の一途をたどる中、現実はどこまで時間の猶予があるのか、予断を許さない状況が続く。

 

○世界の金融システムは実質的に崩壊=ソロス氏

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-36616720090223

・・・・

ソロス氏は「われわれは金融システムの崩壊を目撃した」とし、「金融システムは生命維持装置につながれた。今もまだ同じ状態にあり、景気の底入れが近いとの兆しはみえていない」と述べた。

 オバマ米政権の経済再生諮問会議議長を務めるボルカー元米連邦準備理事会(FRB)議長もこの日、世界の鉱工業生産は米国よりも速いペースで減少している、と述べている。

 ボルカー氏は「大恐慌も含め、いかなる時代においても、全世界で景気がこれほど急速に悪化するのを見たことがない」と述べた。

○世界経済の悪化、大恐慌時より急速の可能性=ボルカー米経済諮問会議議長

http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-36608420090221

・・・・

ボルカー氏は「状況が非常に速くかつ世界中で一様に悪化する事例は、おそらく大恐慌の時期も含めてなかったと記憶している」と述べた。