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-6年半ぶりに投稿

大恐慌!?その307 米金融安定化策アップデート:前途多難

2008-09-24 12:44:49 | 世界経済

米金融安定化策をめぐる混乱が続いている。議会多数派の民主党は金融機関経営者の報酬制限などを主張し、制度が利用されなくなることを懸念する米政府側との調整が難航しているようだ(※1)。金融機関のCDSが再び急上昇している(※2)ほか、そもそも安定化策の効果に懐疑的な見方も出ている(※3)。

一方、空売り全面停止を受け、ヘッジファンドに対する取り付け騒ぎ的な資金解約が起こるのではないか、という懸念も出ている(※4)。

ますます予断を許さない状況となっている。

 

※1 金融安定化法案 米政府、議会と調整難航

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080924AT2M2401M24092008.html

・・・・・・・・・議会多数派の民主党は金融機関経営者の報酬制限などを引き続き主張。国防費を上回る7000億ドル(約75兆円)の税金投入につながるだけに、調整は難航している。

 「今の状況では受け入れられない」。同日の上院銀行委員会での公聴会終了後、ドッド委員長(民主)は記者団に法案採択は時期尚早との認識を示した。

※2 金融銘柄のCDSが拡大、米金融安定化策めぐる懸念で

http://jp.reuters.com/article/wtInvesting/idJPnJT826949120080923

※3 米金融安定化策はさほどの効果望めない、金融数社の見通し引き下げ=オッペンハイマー

http://jp.reuters.com/article/wtInvesting/idJPnJT826956520080923

※4 Report: Hedge funds suffer mass redemptions

http://calculatedrisk.blogspot.com/2008/09/report-hedge-funds-suffer-mass.html