司馬遼太郎氏の著作「新選組血風録」に収められている短篇に「前髪の惣三郎」があります。新選組に新たに加入した美貌の剣士「加納惣三郎」と、それが引き起こした衆道絡みのことを若干コミカルに記したものです。
この小説は、司馬遼太郎氏の創作ですが、新選組内に一時衆道が流行ったというのは事実の様です。もっとも、我が国における衆道の歴史は古い様で、遡れば神話の時代にもなる様です。そして、戦国時代ともなると広く武士階級に広まり、その後は町人にも広まったと何処かに記されていました。
ところで、本小説の大体をそのまま映画化したのが大島渚監督の「御法度」なのですが、先日のことDVDを見る機会がありました。この映画で主演の加納惣三郎を演じたのが松田龍平なのですが、弱冠16才のデビュー作ですが、流石親父の松田優作譲りの端正な顔立ちと幼くもなく大人でもない初々しい若さ故に醸し出される色気は、ノン気(その気がないこと)の者ですら変な気となるのではないかというものを感じさせます。しかし、最近の「ハゲタカ」などで見せる彼には、その種の色気はまったく感じられませんから、やはり一時的となる旬ということだったのでしょう。
この主役抜擢を大島渚監督は彼を一目見て決めたと云いますが、正に旬を捉えたベストマッチのキャストであったと思います。しかし、同作品の土方歳三役を演じたのは、同監督が本作以外にも好んで起用する漫才師で昨今は自身の監督作も多いBですが、土方のイメージが壊れるミスキャストと感じてしまいます。写真で知る土方は比較にならない色男ですし、だいたい年齢が30代前半のはずだからでもあります。
このBのことは個人的好みの問題ですが、昔から人相が悪過ぎると感じています。また、Bの仲間で九州の方で知事になってしまったという者がいますが、これも下心が見え見えの下品な人相であると思っています。こんなことを記すと、自分の人相を棚に上げてと云われてしまいそうです。
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