私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

中古車小売り相場の下落

2020-06-07 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 中古車価格が下がっているとの報だ。
 これは従前にも予想を含めて記していたことだが、先行き不安の消費マインドの冷え込みにより、総需要も冷え込み、より低価格帯へ販売車がシフトしていることも伺える。また、各国の病変は未だ収まらず、輸出ができないのも関連業種にとっては厳しいものだろう。
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マンガ値上がり、中古車は… コロナで変わった中古品
6/7(日) 17:12配信 NIKKEI STYLE

新型コロナによる緊急事態宣言は全国的に解除になりましたが、長期間の自粛は私たちの消費行動や生活様式に生活に大きな影響を与えました。今回はさまざまな中古品の価格に与えた影響を探りました。

■輸出が止まった中古車

値下がりが激しいのが中古車です。ベースの値段を決めるのは業者間のオークション。ここに出品される中古車のうち4割が輸出用、6割が国内用です。4月の業者向け中古車オークションの成約率は45.9%でした。平均落札価格は20万3000円とこちらも下がっています。4割を占める輸出が停滞している影響が大きいです。主力のアフリカや東南アジア向けの輸出がコロナウイルス感染拡大を防ぐための国境閉鎖や入港制限で止まっています。日本の国内向けも外出自粛で商談を進めにくい状況です。

もともと、昨年秋の消費増税で販売が落ち込んでいたのに加え、コロナで来店客が減りました。店頭価格も前年同月に比べ1割以上下がっています。税制面の不利もあって特に排気量が3000CCを超す大型車が不人気。グレードに2500CCと3500CCがある車種で2500CCの方が高いケースもあります。中古車を購入しようとする人にとっては今が「買い時」です。
今後はどうでしょうか。輸出はその国の新型コロナの感染状況に大きく左右されそうです。国内もトヨタ自動車が新車のサブスクを始め、取り扱い車種を増やしています。手ごろな値段で新車に乗れるため、中古車販売は厳しい状況が続きそうですが、新しい動きも出てきました。オンライン化の動きです。
中古車検索サイト「グーネット」を運営するプロトコーポレーションはオンラインでの商談を希望する顧客と中古車販売店を仲介するサービスを始めました。これまで客はサイトの画像を見て、直接お店にメールを出すという形での商談でした。新しいサービスでは、客はサイトを経由して、車の映像を見ながら商談を進めることができます。アクセス数も順調に伸びているとのことです。


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