私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

事故は続く その2

2012-07-08 | 事故と事件
 私の済む住まい前の道路は、そこそこ住宅が建ち並ぶ環境にあるセンターラインのある県道ですが、何にしても近隣で事故が多いのは困ったことです。つい先日の土曜日(7/7)AM9頃にも、ガシャンと音がし、「こりゃやったな」と表に出てみると、乗用車が電柱に衝突していました。既に、目の前のお宅の方が出て、搭乗中の運転手の方に何か話し掛けている様子でした。

 事故車に近づきつつ、長年培った職業的関心から、運転手の言動に耳を傾けつつ車両の損傷状態等を観察してしまいます。車両損傷は、左前部が結構大きな損傷を生じています。しかし、エアバッグは装備されていますが作動はしていません。つぶれたバンバーの隙間から覗くと、車両前部の基本骨格となるサイドメンバーの外側が電柱と衝突していることが見て取れます。ですから、車体の左前部の変形は比較的大きくても、潰れ剛性が低いために、比較的小さな減速Gであって、エアバッグが作動しなかったのだろう等と思いながら、左側前後ドアを見ると、新しいスリ傷が上下に2本と、前輪ホイール横にもスリ傷が生じています。これは、事故直前に何かに擦りつつ、事故に至ったことを推察させます。そんなことを思いながら、事故車の後方に向かって歩いて行くと、約100mくらい先に電柱があり、そこにほぼ一致する擦過痕を見出したのでした。

 事故車のところに戻ると、既に運転者は車両を降りていましたが、多少は身体の痛みを感じている様でしたが、幸いなことに大きな負傷は生じていない様子でした。そこで、先程の100m手前で電柱に擦っていることなどを問うも、衝突事故までの記憶はまったくない様子が伺われたのでした。これは居眠り運転に近い状態にあったのではないかと想像されてしまいました。

 しかし、運転されていたのはほぼ80歳に近いと思われる男性でしたが、今回は単独自損事故で済みましたが、考えて見れば非常に怖い事故だと思います。この道路は、時間帯によっては道路脇を歩く歩行者もそこそこいますので、間が悪く歩行者でもいれば、それら人間のはじき飛ばしながら同様に衝突して停止する事態になったことと思います。



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