自動車補修塗装の分野で各塗料メーカーで本格的な水性塗料のラインナップがなされてから数年を経過しました。そんな中で、輸入車デポでの全面的な水性塗料の導入などの記事などを見たものでした。
そこで、現状の自補修分野における水性化の導入がどうかということですが、僅か数%程度に留まっているのが実態のようです。
数年前、あれだけ塗料メーカーが近い将来の普及を喧伝していたにも関わらず、実態は普及が進まなかったということですが、その考えられる理由の幾つかを想定として記してみます。
①導入コストの壁
導入には、原色セットからスプレーガン、ブース用換気装置等々、それなりのまとまった費用(100万程度以上?)を要すること。
②塗膜性能が向上する訳ではないこと
従来の塗料に比べ水性化によって特に塗膜の性能がアップするなどの副次効果はない。しかし、導入コストを要するのである。なお、水性化の目的は、あくまでも対環境としてのもので、VOC(有機揮発分)を減じることが主目的である。
③法的規制が弱いこと
新車メーカーなどの大規模工場と異なり、我が国における自補修分野などの小規模工場においては、特に現状では水性化を強いる規制はない。この点は、欧州辺りとの普及の差となっている様子が伺える。
④現状すべての塗料において完全な水性化は不可能なこと
これは自補修用水性塗料を導入した場合、2K塗料と同様にソリッド塗装でもトップコートクリアをコートし仕上げる訳だが、このクリアについては、従来同様のウレタン塗料なのです。現状で、水性ベースのクリア塗料というのは、定かな理由は不明だがない様である。
そこで、現状の自補修分野における水性化の導入がどうかということですが、僅か数%程度に留まっているのが実態のようです。
数年前、あれだけ塗料メーカーが近い将来の普及を喧伝していたにも関わらず、実態は普及が進まなかったということですが、その考えられる理由の幾つかを想定として記してみます。
①導入コストの壁
導入には、原色セットからスプレーガン、ブース用換気装置等々、それなりのまとまった費用(100万程度以上?)を要すること。
②塗膜性能が向上する訳ではないこと
従来の塗料に比べ水性化によって特に塗膜の性能がアップするなどの副次効果はない。しかし、導入コストを要するのである。なお、水性化の目的は、あくまでも対環境としてのもので、VOC(有機揮発分)を減じることが主目的である。
③法的規制が弱いこと
新車メーカーなどの大規模工場と異なり、我が国における自補修分野などの小規模工場においては、特に現状では水性化を強いる規制はない。この点は、欧州辺りとの普及の差となっている様子が伺える。
④現状すべての塗料において完全な水性化は不可能なこと
これは自補修用水性塗料を導入した場合、2K塗料と同様にソリッド塗装でもトップコートクリアをコートし仕上げる訳だが、このクリアについては、従来同様のウレタン塗料なのです。現状で、水性ベースのクリア塗料というのは、定かな理由は不明だがない様である。