私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

突然生じるPCの故障

2019-10-24 | コラム
 PCの故障は災害と同じく突然生じることが多いと思います。私を含め昨今は、ニュースや各種出来事を新聞などで知るより、インターネットメディアで知ることが多い訳で、PCおよびスマホはライフラインに次ぐ必須メディアと感じます。

 さて、今回のPCの故障ですが、今まで数十年使い続けて来て、HDDやDVDなどの補助記憶装置とか、キーボードが不良になるケースは何度か経験して来ました。ところが今回は、PCの電源を入れても、うんともすんとも起動しない、画面も一切映らないというトラブルです。クルマでも同様ですが、そういうケースは電源系統が異状だと思ってしまうのですが、PCのマザーボードに付けられているLEDは点灯している訳なのです。つまり、電源は来ているし、リセットボタンを押し続けると電源は切れるし、再度押すと電源は入るのです。

 そもそもPCの電源を入れると、「ピッ」と単発のビープ音を発するのですが、これが鳴らないという症状です。この、電源投入後、「ピッ」の単発ビープ音はPCのマザーボードに組み込まれたBIOS(Basic Input/Output System:PCハードウェアに密接した基本ソフトウェア)が自己診断して鳴らしているものです。「ピッ」単発が正常で、「ピッ、ピッ・・・」とか鳴り方で、メモリー異状とか、グラフィックボードの異常だとかが判明できる訳です。これが、単発も鳴らない無音だと、どれが接続デバイスが不良ということが考えられます。また、BIOSメモリー保持用のバッテリー(ボタン電池)が空になっている可能性もあります。

 まずは、ボタン電池(CR2032)を新しいものに入れ替えますが変化なしです。そこで、メモリーを総て外すと、「ピッピッ・・・」と発音するのでメモリーじゃないなと・・・。今度はグラフィックボードを外すと、やはり「ピッピッ・・・」と発音しますが、どうも疑わしいと、違う手近にあった別PCのグラフィックカードと入れ替えると「ピッ」単発で画面にBIOS文字が表示され正常起動します。念のため、グラフィックボードを元に戻すと、やはり無音で起動しなくなります。

 こうなると、グラフィックボードが異常を生じているとしか考えられない訳です。翌日、グラフィックボードを購入して来ました。当然正常起動する訳ですが、新グラフィックボード用のデバイスドライバー(駆動用フト)をインストールする段になって、問題が発生しました。それは、新しいグラフィックボードのドライバーソフトが64ビットOSバーションしかないからなのです。実は、私のPCは7年前に個別パーツを組み合わせて作った自作PCなのですが、今でも32ビットOSで動作させていたのです。実のところ、画像ソフトで偶にメモリー不足などを起こすこともあり、64ビットにOSを入れ替えたいと、メモリーも20Gバイトまで数ヶ月前に増設しており、何時かは実行したいと思っていました。しかし、OSの32から64への以降は、アプリケーションソフトの総ての再インストールやIDやPWの再入力など、多大な時間を要すことから躊躇せざるを得なかったということです。

 ということで、止むなく64ビットOSに入替を前倒して行うことになって丸1日を経た訳ですが、一部の有料ダウンロードアプリが期限切れで再インストールできないとか、メールソフトで旧データの移行が未だできないなど、まだまだ時間を要しそうです。予想通りの悪夢が再現されています。



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