何事もそうでしょうし誰もが経験することでしょうが、クルマの整備においてもまったく同様です。今回経験したのはBMWミニ(R56)のセンターメーターパネルの取り外しでした。周辺のパネルを傷付け壊さない様に慎重に取り外していきます。しかし、上部(ハザードフラッシャーSW辺り)だけが押しても引っ張ってもごじり上げても外れそうもないという状態に陥ったのでした。インパネ上部センターの吹き出し口がはめ込みで裏にスクリューがあるのかと思いましたが違う様です。そして、よくよく観察すると、センター吹き出し口の左右後部の内側にスクリュー隠しのカバーがあるのを発見しました。(写真のインパネ上の2つの部品が同カバー)早速、カバーを外し深さ2、3cm程度の位置のスクリュー(T20)にアクセスできたのでした。なお、このスクリューは垂直に入っている訳でなく、約30度程度前傾した状態で締め込まれているという(写真の状態)ものです。
今回、試行錯誤から1時間近くを要したこの作業ですが、次回からなら15分もあれば十分ではないでしょうか。ところで、作業内容によりですが、標準作業時間だとか損保が策定した指数というのが設定されていますが、これらは初回作業を前提としたものではありません。ですから、多頻度に同一車種を取り扱うディーラー系工場ではともかく、雑多車種を取り扱う自動車整備業や一般の板金塗装業では大変なところではないでしょうか。
今回、試行錯誤から1時間近くを要したこの作業ですが、次回からなら15分もあれば十分ではないでしょうか。ところで、作業内容によりですが、標準作業時間だとか損保が策定した指数というのが設定されていますが、これらは初回作業を前提としたものではありません。ですから、多頻度に同一車種を取り扱うディーラー系工場ではともかく、雑多車種を取り扱う自動車整備業や一般の板金塗装業では大変なところではないでしょうか。
