クルーズ船防疫に思う

　報道を見ていて、クルーズ船の罹患者が益々増大している。ムリもないだろう。隔離された船内で、ロクな医療体制もなきまま優柔不断のまま時を経れば、全員罹患して死亡船の如き船になるだろう。その後、殺菌などの防疫処置を施したところで、こんなアヤ付きクルーズ船に乗りたいと思う乗客はいないだろう。

　中国が１週間で作り上げた臨時病院（死ぬのを待つ隔離病棟とも噂されるが・・・）が報道されているが、我が国ならゼネコンやハウスメーカーなどの総合力を傾注すれば３日で十分な防疫体制と施設を持ち、復帰させるための真の隔離病院をおっ立てることができるのではないだろうか？
　件のダイヤモンドプリンセスは我が国船籍の船ではないが、ここは日本の力を世界に示せる機会ではないだろうか。その場合、一番の懸念は医療技術者の集中が何処までできるかという問題もあるだろうが、全国大病院、大学、自衛隊などから、集めることはできると思うのは素人考えだろうか・・・。

追記
　このダイヤモンドプリンセスは、三菱重工・長崎造船所で竣工した船だ。進水を終え、船内艤装工事中に大火災事故を起こし、三菱重はまるで赤字で思い出したくもない船であろう。そういう意味でも、元々アヤ付きの船なのだ。

豪華客船建造中の火災事故から思うこと　2008-05-03
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/f0005f64e6ceeaf30c234a7ae91aa000