私の思いと技術的覚え書き

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最近見たクスノキ巨樹2例

2021-07-16 | 沼津そして伊豆周辺
最近見たクスノキ巨樹2例
 私見ながら、巨樹たるものを感心を持って眺めている。
 それは、何故かと考えると、巨樹の樹齢は定かではないが、何れにしても巨樹ともなれば、人の平均余命なんぞと比べれば、桁違いに長い時を経て、その場所に存在したというところに帰すると思うからだ。その巨樹が、人里離れた山中にあるのならともかく、周辺に民家があるとか、道路の比較的近くにある場合だとか、神社や寺の境内にある場合もある。つまり、何百年か以前の人々も、その巨樹を見て来た訳で、まごうことなく、その寺社だとか、道も広さは拡幅されているだろうが、存在していたと思えるところにある。

 この様な大樹というのは、山中でなく比較的平坦地などにある場合、街道脇とか追分(分岐路)に存在する場合が多いと感じる。それは、一つのランドマークとして、古来の人がそこを目印として往来し、自然に道が出来ることに至っているのではないだろうか。

 今回連日、眺めたのは以下の2つで、何れもクスノキのまあまあ大樹だ。ただし、文末にリンクした岡宮のクスほど大きくはないが、江戸時代辺りからたぶんそこそこの大きさで存在した木だろう。

 近くでしげしげ見ることになったの一つは、清水町長沢の智方神社境内にあるクスノキは、先日の大雨で黄瀬川が増水し、黄瀬川橋が崩落したのを観察に訪れ、そのついでに旧道(昔の東海道)の黄瀬川橋のたもとにある常夜灯(天保3年と記してあるから1834年で現在(2021年)より187年前のものだ。その智方神社の鳥居をくぐると本殿手前の右側にクスノキがある。






 もう一つは、先日昨年6月の同大学生同士の付き合いのない助成(19)が、ストーカー行為をされつつ一方的に付き合いを求めた犯人(21)に、待ち伏せされ49カ所も刺され殺された事件の判決を傍聴しようと自宅から裁判所に出掛けたが、残炎ながら傍聴者が多く抽選に外れ帰宅する途上で見た、沼津市吉田町の南消防署至近にあるクスノキだ。ここは道が変形三叉路になっているが、往時(江戸時代)辺りから、歩く道はあったのであろうと想像できる。特に大正時代に御用邸が出来る際に作った御成道(現在の国道414号)より以前に、沼津城下町まら静浦方面に続く道は、この南消防署前の道が古くからあったと想像できる。



沼津探索備忘録 055 沼津の巨樹
2019-08-31 | 沼津と伊豆探索 回顧録
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/f5d5fde215f8b0e3a5cf71f76b956095


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