未だ日本未導入ながら本国ドイツで今年5月に登場したBMW社の3リッター直6ディーゼルのパワーとトルクには瞠目させられます。型式N54D30という同エンジンは、最大出力381馬力、最大トルク740Nm(75.5kgm)というものです。実にリッター当たり出力120馬力とガソリンの高性能エンジンに匹敵するものですし、トルクに至っては通常のガソリンエンジンでは得られぬとも感じられる程の強大値です。
このエンジンの恐るべき大パワーとトルクは,、当然現代ディーゼルの定石であるTI(ターボ&インタークーラー)の装備に加え、極低回転から働く2基の小型ターボに加え、1基の大容量ターボ(何れも可変ジオメトリー型)のトリプルターボとしたことで成し遂げられたものの様です。
なお、燃料噴射のコモンレール直噴は当然ととして、ピエゾインジェクターの採用により、より多段噴射と高精度により、高性能と低排出ガス規制への適合を図っており、排ガス後処理は尿素水方式とDPFによります。
搭載車は、SUVのX5シリーズやセダンの5シリーズなどが登場済みの様ですが、何れもトルクスプリット式4WD方式の駆動システムと組み合わせられている様です。この大トルクとなれば、当然のこととなるのでしょう。
しかし、幾らターボが付いても最大回転数の低いディーゼルの出力は、ガソリンに敵わないという思いが打ち破られるものと感じられます。このディーゼルでリッターあたり120馬力は、今後の各社のベンチマークとなるべきものと思えます。

このエンジンの恐るべき大パワーとトルクは,、当然現代ディーゼルの定石であるTI(ターボ&インタークーラー)の装備に加え、極低回転から働く2基の小型ターボに加え、1基の大容量ターボ(何れも可変ジオメトリー型)のトリプルターボとしたことで成し遂げられたものの様です。
なお、燃料噴射のコモンレール直噴は当然ととして、ピエゾインジェクターの採用により、より多段噴射と高精度により、高性能と低排出ガス規制への適合を図っており、排ガス後処理は尿素水方式とDPFによります。
搭載車は、SUVのX5シリーズやセダンの5シリーズなどが登場済みの様ですが、何れもトルクスプリット式4WD方式の駆動システムと組み合わせられている様です。この大トルクとなれば、当然のこととなるのでしょう。
しかし、幾らターボが付いても最大回転数の低いディーゼルの出力は、ガソリンに敵わないという思いが打ち破られるものと感じられます。このディーゼルでリッターあたり120馬力は、今後の各社のベンチマークとなるべきものと思えます。
