私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

何も変わらない!

2012-12-22 | コラム
 先日行われた衆議院議員の選挙結果に落胆されている方々も多いことだろうと想像します。前回政権奪取の大嘘つき民主党が惨敗したのは当然として、また自民政権に逆戻りとは・・・。マスコミの下馬評(これもマスコミ自体の自己都合による誘導もあったと想像されますが・・・)通りの自民大勝利であります。

 結局のところ投票率は最低レベルながら、根堅い保守層(主に高年齢層)の組織票が、変わって欲しいと願うものの投票率は低い低年齢層により、この結果を生じしめたのでしょう。

 良い国、良い生活、皆が安寧に暮らせる国家に変わって欲しいとの思いは国民大多数の思いなはずです。しかし、戦後民主主義70年近くを経て、議員を含め官僚化は益々進み、既得権者の利益を保護しつつ硬直化した政治はなんら変わりはないのです。

 確かに平均寿命は年々延び、個人の権利も一見すると強化されつつある様には見えます。しかし。自殺者はもう10年を越えて3万人以上で推移し、個人の権利や人の尊厳も根本のところでは無視され潰されていると感じるのは私ばかりでしょうか。

 ところで、歴史小説好きな私ですが、およそ260年余続いたという江戸時代との共通点を感じざるを得ません。江戸時代は徳川政権の持続により、戦争のない時代が永く続いたのですが、組織は硬直化しつつ官僚化が進んだ時台ですが、近似した問題を内包していたと想像するのです。

 これも、一にお上大事という国民性がなした様にも思われるのですが、江戸時代の終焉まで現在の状況が続くとしたら、後200年近くも何も変わらないのです。誠に残念な思いに心は暗たんとなるのです。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。