私の思いと技術的覚え書き

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悩ましい電装系の不具合解消

2012-08-12 | 車両修理関連
 クルマの不具合、中でも電装系の不具合はなかなか原因の特定が難しく悩まされることが多いのは、その道のプロでもあることかと思います。

 筆者愛用のBMW・E46型でも、一月程前にふとしたミスからバッテリー上がりを生じさせ、バッテリーの充電後にヘッドライト警告灯が点灯する様になってしまい、その原因が判らず苦労しました。しかも、ライト警告灯の点灯の仕方が変わっています。ヘッドライトを点灯しない時にウォーニングが点灯し、ヘッドライトを点灯するとウォーニングも消灯するという現象です。当然、ヘッドライトは正常に点灯しているのです。

 何か原因かなあと思いつつ、最寄りの扱いディーラーに問い合わせると、筆者のクルマはキセノンヘッドライトに換装していますが、それを標準に戻した上でヘッドライト用ECU回路の不具合を確認する必要がある等の説明で、少なくとも数万円以上の修理費が要する話をされてしまいました。幾ら何でもバッテリーを上げただけで、ECUが壊れるはずもなかろうとは思いつつ、あれやこれやと考えつつ一月近くを過ごして来ました。

 電装系のトラブルとは、原因が判って見れば他愛もないなんてことは良くあるものです。今回の場合も、純正ハロゲンから換装したキセノンヘッドライトと車両側へーネス間に挿入されたキャンセラーに専用ヒューズが使用されており,これが断線していることを発見できて解消したのでした。

 なお、このクルマでは、ライト点灯時の断線も検出していますが、ライト消灯時の抵抗も検出しウォーニングする仕組みとなっており、断線していたヒューズは消灯時の微電流を流すためのものだった様です。



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