長野 富士見町 大トラ転落・負傷者なし
今日知る長野県富士見町の山梨県との県境も近い瀬沢大橋至近で、大型トラックが転落した報があった。
報道記述によれば、転落大トラ（低床4軸ウイング箱バン車）は、長野県側から山梨県へ向け国道20号を走行していたとのことで、事故日時の3/23午後5時頃は雨天で道路は湿潤していたという。
事故場所は、GoogleMAPでほぼ特定できたが、転落場所手前は緩いＳ字カーブでＳ字の切り返した比較的緩い左カーブだ。なお、路面傾斜は進行方法に向かって緩い下り傾斜の様だ。
カーブの曲率とか道路幅員からは、制限速は60km/hだろうが､例えリミッター限度の90km/hだとしても、車両限界的に問題なく旋回できそうなカーブと見える。しかも左カーブで限界を超えれば、カーブ外側へ逸脱するところが、カーブ内側へ転落しているところが、不思議にも感じるところだ。
ここで、S字カーブのというかスラロームでも同様となるが、右カーブから左カーブへ切り返す訳だが、そのカーブ曲率、ロールによる車体姿勢、ステアリングを切り込むタイミングなどにより、姿勢変化が大きく変化することで、単一カーブと比べ限界速度が劣ると云うか、破綻が生じ易いということがある。パイロンスラロームなどでは、単一パイロンでの旋回速度の限界を相当落とさないと、破綻が生じて連続パイロンをクリアできないと云う問題がある。ただし、今回の事故では、リミッター限界で走行してたとも思えず、80km/h程度で、適切にハンドリングしていれば十分破綻しないでトレースできたとも思えてしまうのだが、路面湿潤もあり切り返しのハンドルで切り過ぎにより後輪ドリフトしてしまった可能性を想像する。この根拠として、転落車の前輪舵角が左カーブにもかかわらず右に5-10度程度切れていることがある。つまり後輪ドリフトでカーブ内側に巻き込む様な状態になり右転蛇で回復しようとしたが間に合わず転落した状況ではなかったのかと想像するところだ。
しかし、落差10ｍ程とはいえ、これだけの転落事故で、よく運転手は負傷なしで済んだのかとも思えるが、その要因として運転台の特に運転席が潰れていないこと、転落前にGoogleMAPストリートビュー画像より､比較的短いガードレールを押し倒していると想像できるが、これにより速度がある程度減じることで落下速度も減じられたことにあると想像できる。それと、ドライバーは三点式シートベルトをしっかり着用していたのだろう。
記事では、道路封鎖して引き上げる予定のことが記してあるが、ラフタークレーン4、50トンクラス2台での共吊り作業となるのだろう。それと、転落車のウイングボデーの隙間から､搭載されているダンボール箱が見え、既に細いナイロンベルトで固定して開かないように養生されてはいるが、引き上げ作業と共に、強力なナイロンスリングでガッチリ固定しないと、到底持たずに、搭載物がこぼれ散乱してしまうだろう。このことは、下記のみかん輸送車事故でも、養生不足がみかんの大量散乱になっていることから明らかだろう。
【過去記事】
和歌山・みかん10トン散乱
2022-12-28 | 事故と事件
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/a8a9e86f78e509a5d3ab41fd244e54c5
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国道20号の道路脇に大型トラック転落 引き上げ作業のため付近を全面通行止めに 事故当時は雨が
長野放送 2023年3月24日 金曜 午後0:50
長野県富士見町の国道20号で23日、大型トラックが道路脇に転落する事故がありました。運転手にけがはありませんでした。24日午後1時から付近を全面通行止めにしてトラックの引き上げ作業をするとしています。
事故があったのは富士見町落合の国道20号瀬沢大橋近くです。
23日午後5時前、目撃者から「トラックが横転している」と119番通報がありました。
運転手の50代男性は富士見町内の病院に搬送されましたが、けがはないということです。
警察によりますと、現場は山梨県に向かう国道20号の下り勾配の左カーブで事故当時、雨が降っていたということです。
富士見町によりますと、24日午後1時から付近を全面通行止めにして、トラックの引き上げ作業をする予定です。作業は概ね3時間を見込んでいるということです。警察が詳しい原因を調べています。
今日知る長野県富士見町の山梨県との県境も近い瀬沢大橋至近で、大型トラックが転落した報があった。
報道記述によれば、転落大トラ（低床4軸ウイング箱バン車）は、長野県側から山梨県へ向け国道20号を走行していたとのことで、事故日時の3/23午後5時頃は雨天で道路は湿潤していたという。
事故場所は、GoogleMAPでほぼ特定できたが、転落場所手前は緩いＳ字カーブでＳ字の切り返した比較的緩い左カーブだ。なお、路面傾斜は進行方法に向かって緩い下り傾斜の様だ。
カーブの曲率とか道路幅員からは、制限速は60km/hだろうが､例えリミッター限度の90km/hだとしても、車両限界的に問題なく旋回できそうなカーブと見える。しかも左カーブで限界を超えれば、カーブ外側へ逸脱するところが、カーブ内側へ転落しているところが、不思議にも感じるところだ。
ここで、S字カーブのというかスラロームでも同様となるが、右カーブから左カーブへ切り返す訳だが、そのカーブ曲率、ロールによる車体姿勢、ステアリングを切り込むタイミングなどにより、姿勢変化が大きく変化することで、単一カーブと比べ限界速度が劣ると云うか、破綻が生じ易いということがある。パイロンスラロームなどでは、単一パイロンでの旋回速度の限界を相当落とさないと、破綻が生じて連続パイロンをクリアできないと云う問題がある。ただし、今回の事故では、リミッター限界で走行してたとも思えず、80km/h程度で、適切にハンドリングしていれば十分破綻しないでトレースできたとも思えてしまうのだが、路面湿潤もあり切り返しのハンドルで切り過ぎにより後輪ドリフトしてしまった可能性を想像する。この根拠として、転落車の前輪舵角が左カーブにもかかわらず右に5-10度程度切れていることがある。つまり後輪ドリフトでカーブ内側に巻き込む様な状態になり右転蛇で回復しようとしたが間に合わず転落した状況ではなかったのかと想像するところだ。
しかし、落差10ｍ程とはいえ、これだけの転落事故で、よく運転手は負傷なしで済んだのかとも思えるが、その要因として運転台の特に運転席が潰れていないこと、転落前にGoogleMAPストリートビュー画像より､比較的短いガードレールを押し倒していると想像できるが、これにより速度がある程度減じることで落下速度も減じられたことにあると想像できる。それと、ドライバーは三点式シートベルトをしっかり着用していたのだろう。
記事では、道路封鎖して引き上げる予定のことが記してあるが、ラフタークレーン4、50トンクラス2台での共吊り作業となるのだろう。それと、転落車のウイングボデーの隙間から､搭載されているダンボール箱が見え、既に細いナイロンベルトで固定して開かないように養生されてはいるが、引き上げ作業と共に、強力なナイロンスリングでガッチリ固定しないと、到底持たずに、搭載物がこぼれ散乱してしまうだろう。このことは、下記のみかん輸送車事故でも、養生不足がみかんの大量散乱になっていることから明らかだろう。
【過去記事】
和歌山・みかん10トン散乱
2022-12-28 | 事故と事件
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/a8a9e86f78e509a5d3ab41fd244e54c5
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国道20号の道路脇に大型トラック転落 引き上げ作業のため付近を全面通行止めに 事故当時は雨が
長野放送 2023年3月24日 金曜 午後0:50
長野県富士見町の国道20号で23日、大型トラックが道路脇に転落する事故がありました。運転手にけがはありませんでした。24日午後1時から付近を全面通行止めにしてトラックの引き上げ作業をするとしています。
事故があったのは富士見町落合の国道20号瀬沢大橋近くです。
23日午後5時前、目撃者から「トラックが横転している」と119番通報がありました。
運転手の50代男性は富士見町内の病院に搬送されましたが、けがはないということです。
警察によりますと、現場は山梨県に向かう国道20号の下り勾配の左カーブで事故当時、雨が降っていたということです。
富士見町によりますと、24日午後1時から付近を全面通行止めにして、トラックの引き上げ作業をする予定です。作業は概ね3時間を見込んでいるということです。警察が詳しい原因を調べています。
